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バーチャルウォーターや食品ロスのことを考えてみました

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先日、夫とステーキランチに行きました。
と言っても、私はお肉が苦手なので自分が残さず食べられるメニューを探して頼みました。外食をすると私が残さずに全部食べられるメニューはごく限られています。

私の場合、苦手な物を我慢すれば食べられるレベルではないので、自分の苦手な物が入っている時は、心の中で『ごめんなさい』って言って残します。残すたびに心が痛みます。

1kg のトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800 リットルの水が必要で、牛はこうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kg を生産するには、その約20,000 倍もの水が必要なのだそうです。

日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要な分だけ自国の水を使わないで済んでいるから、食料の輸入は形を変えて水を輸入していることになるんですね。

お肉にしても、穀物や野菜にしても大量の水を使います。必要な水の量の差はあれ、水無しで育てることができる『食料』ってあるんでしょうか。

日本に住んでいると、水の大切さを感じたり考えたりする方はとても少ないと思います。私も当たり前のように蛇口から出る人間が飲める水を畑に撒いたり花にあげたりしています。

話を最初に戻します。

私が外食で食べられないものを残してしまったら、食品ロスになります。
食品ロスのことは、時々ニュースなどで見ますね。恵方巻の廃棄など一時期盛んに言われていました。

必要な量をよく考えて買い、メニューの工夫をして買った物を使い切る。毎日の積み重ねが、水を大切にすることにも食品やあらゆる資源を大切にすることにもCO2排出の軽減にもつながるんですね。

孫のそうちゃんと釣りに行くと、同じ時期の同じ魚種でも年によってたくさん釣れたり全く釣れなかったりします。

そうちゃんは、釣った魚は基本リリースです。針から外す時に死んでしまった魚は持ち帰りますが、リリースした魚が大きくなってまた卵を産んで魚が増えてほしいと言います。

資源を枯渇させないためには、取り尽くさないことも大切ですね。

毎日口にする食べ物も、適正量を買ったり作ったりしてなるべく残さないようにしなければいけないなと思います。

夫との外食が、バーチャルウォーターや食品ロスのことを考えるきっかけになりました。食べ物を粗末にしないことは小さい頃から言われてきましたが、食べ物ひとつひとつの背景について想像力を働かせて考えなければいけないと思いました。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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