明日から社会人になる人たちにオススメする5冊

明日から社会人になる皆さま、おめでとうございます。
僕もこれから新卒を育てなくてはならないので、そのために使おうと思っている本をせっかくだからご紹介します。

(注:当初4冊にしていましたが1冊増やして5冊にしました)


【基本姿勢1】

入社1年目の教科書』(岩瀬大輔、ダイヤモンド社)

社会人1年目を迎えるにあたっての基本的な姿勢を正しく身につけることはその後のキャリアの大きな財産になる。

著者の岩瀬氏はキャリアから見るとスーパーエリートだが、この本に書かれていることは誰もが実践すべき実に基本的なことばかりだ。基本的なことだが、社会人1年目の僕はそれができていなかったし、そのせいで多くの先輩方に迷惑をかけた(幸い環境に恵まれたのでそのときはよかったが、数年後転職してから苦労した)。

大人のビジネスパーソンからすれば至極当たり前のことができていない新人はエリートでも多いし、多くの人は成長したから若かりしの自分を恥じることになる(恥じることのない人は「できない奴」になっている)。

これはまともなビジネスパーソンになるための「常識」であり、ときにその常識を破ることがあってもそれをわきまえておくことは常に重要だ。


【基本姿勢2】

マーケット感覚を身につけよう-「これから何が売れるのか-」わかる人になる5つの方法』(ちきりん、ダイヤモンド社)

大前提として、これから社会人になる人達のほとんどは引退まで一社で働き続けるなんてあり得ないと考えた方がいい。君たちのお父さんの世代とは違うのだ。転職を前提とするどころか、サラリーマンとして働くことが一般的でなくなる可能性も十分にあると考えておくことだ。

サラリーマンの最大の欠点は、自分(達)がいくら稼いでいるかという感覚が身につきにくいということだ。しかし、「誰に何を(どんな価値を)提供して、どれだけの対価を頂いているか」という感覚はこれから生きていく上でとても重要だ。自分の会社がお客様に何を提供していくら頂いているのかということもそうだし、自分が務めている会社に対して何を提供していくら給料をもらっているのか、という感覚も常に持っているべきだ。

このような考え方を自然に身につける上で、まず読むべきはちきりんの本書。すごく読みやすいので早く読みましょう。


【思考力】

イシューからはじめよ-知的生産のシンプルな本質』(安宅和人、英治出版)

どんな仕事をするにしても、いわゆるロジカル・シンキング、クリティカル・シンキングは基本的な敬語と同じくらい必須のスキルである。コンサルだけに限らない。

クリティカル・シンキングとロジカル・シンキングはビジネスの共通言語だ。それがないと、組織全体の意思決定のスピードと精度が落ちるし、メール1通書く上でも内容を整理することができなくなる。(ちなみに"クリシン"と"ロジシン"は似てるけど違う。)

共通言語としての思考法の入門書としては、数ある名著の中でも最近はこの1冊をお勧めしている。
クリシン・ロジシンの両方をカバーした上で、より重要なクリシンの本質を非常にわかりやすく説明している。


【エクセル力】

外資系金融のExcel作成術-表の見せ方財務モデルの組み方』(慎泰俊、東洋経済新報社)

本書は全員に必須の本ではないかもしれないが、業務上でエクセル/スプレッドシートを使う可能性がある人は、本書の基礎編だけでも完璧にマスターすることを強く推奨する。エクセル・アレルギーは早期に解消しておいた方がその後の職業人生が楽になる。

何ごとも”型”が重要である。楽器演奏でも武道でもデタラメにやればいいのではなく、基本的な”型”を身につける必要がある。エクセルも同様だが、その事実がイマイチ知られていないし、軽視されている。

エクセル作業はシンプルなマナーを身につけることによって驚くほど効率的になるし、アウトプットも見やすくなる。また、ミスも少なくなる。今後の仕事で数百、数千時間をエクセルに費やすことになりそうな若手は、最初に数時間本書の勉強に費やすことで、何十%も時間を節約することができるだろう(そして成果も上がるだろう)。


【会計】

餃子屋と高級フレンチでは どちらが儲かるか』(林總、PHP研究所)

会計の基礎概念を理解していることはすべてのビジネスパーソンにとって必須である。会社は利益を上げることが存続条件なので、その利益がどうすれば増えるのかということくらいは理解しないと日常の判断も間違えるおそれがある。

学生時代に簿記3級に挫折したことがある人は抵抗感があるかもしれないが、簿記を覚えろということではない。会計の基礎概念を感覚的に理解するだけでいいのだ。

しかし、会計の入門書はどれも意外と細かすぎて、そこまで必要ないというものが多く、はっきり言ってどれもイマイチである。本書は、(1)2時間で読める、(2)ストーリー仕立てで感覚的に理解できる、という2点ですぐれているので、とりあえずお勧めしておく。

「バランスシートって何?」「収益と利益って違うの?」「キャッシュフローって何?」というレベルの問いに答えられない人はちょっとでいいから勉強することをオススメする。

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