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タロットカードの13番:死神

今回はタロットカードの話をする。
と言うか、タロット占いをしているにも関わらず、noteでタロットカードの説明をするのは初めてのような気がする。

自分のタロットカードの話を書いたことはあったけど。

そんな人が、珍しくタロットカードの読み方や捉え方の話を書きたくなったので、正直自分でも驚いている。

全てのカードの意味を詳細に書いてしまうと、お金を取りたくなってしまいますので、今はシリーズ化するつもりも毛頭ないのですが、読んで下さると嬉しいです。

今回は占い師さん向けのカードの読み方の話ではなく、占い師さんも相談者さんも参考になりそうな、「カードのイメージの持ち方」について話を書くことにします。

最初に占いのタロットカードについて、あまりご存じのない方に説明すると、タロットカードには78枚のカードがある。

このうち、象徴的な意味を示す大アルカナと言うカードが22枚、
具体的な意味を示す小アルカナと言うカードが56枚ある。

このうち、大アルカナのカードには、0番(番号なし)から21番までのカードがあり、この中に、今回説明する13番のカードがある。

13番は、DEATHのカード。一般的には「死」を意味する。
タロットカードを見て、嫌な気持ちになる方はとても多い。
当然だろう。
どーんと、絵柄に骸骨が出ているのだから。
こんな形で。

(私のタロットで出てくる死神のカード)

このカードを観て、ため息をつく相談者さんを、占い師として何百人と見てきた。

ところが、死神のカード。
私の中ではさほど悪いイメージはないのだ。
なぜなら、私のイメージで語ると、このカードは「再生」をイメージすることが多いからだ。

古きものを捨て、新しきものを掴む。
そんな形で、新たな道を進んで切り拓く。

それが私の中で持っている「13番」の死神のカードだ。

通常の読み方や意味合いとして、突然の終わりを表す。
その意味から、病を表したり、老け込むような行動を取ったり、老化と捉えたり、お金の面で散財すると言う読み方もできたりもする。
なので、全てが再生の意味でもないのも事実だ。

ただ、一つの終わりがあり、新しいことが始まる。
新しいことができるようになる。

そう言う読み方をすることで、これまでの踏襲を捨てたり、今までの柵(しがらみ)を断ち切ったり。
そのような後押しをしてくれるのが、この死神のカードである。

このように言えば、相談者側からすると、ちょっとは心強くなれるのではないかと考えたりもする。

人付き合いにも始まりがあって、終わりがある。
恋人同士でも、やがて別れがやってくる。
パートナーになっても、残念ながらいつか別れが来る。
出会いがあって、別れはあるのは世の常だ。

それとは逆に、別れたい人に別れを告げて、きちんと別れられる。
他のカードと合わせて、別れを引きずっている。
と言う読み方もできたりする。

また、人でなく、物との別れもある。
これまでずっと収集していたものや、興味が無くなってきた趣味。
それに別れを告げることを読んだりも出来る。

どんな別れが来ようとも、どんな別れをしようとも、大切なのは後悔しないように、今できることを一つ一つやっていくことだ。

いずれ来る別れは、新たな出会いやスタートを意味している。
そう考えることが出来れば、心も少しは浮かぶと言うものだ。

死神のカードをどう捉えるかは、相談者さんの心次第。
でも、ここまで書いたように、救いはあるカードなのだ。

とある経営者も言っていた。

人間、いざと言う時には思い切ることが肝心だ。

思い切りを持つことが、次の展開への切り札になる。

死神のカードが出たら、嫌なイメージを持つよりも、今の関係の終わりと新しい始まり。

こう考えてみると、発展的に考えが膨らむのではないかな?
その考えが、困っている事の解決の糸口になるのだから。


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