一時、「せわにんじゃ～！」の生原稿を常に手元に持っていないと落ち着かなかった。飲みに行く時でさえも、持ち歩いていました。しかし、私は酔っぱらうとよく物を失くしてしまう事がありました。お店に置き忘れている時は、まだいいのですが、帰りの電車に置き忘れたりして、警察に届けた時には、お巡りさんに「漫画の原稿の紛失は、初めてですよ!」と言われたこともありました。しかし、一度は梯子のみをして、終電がなくなりました。歩くには、2時間半くらいかかりました。家にたどり着いて、漫画の原稿がないことに気がつきました。翌日、飲んだお店に探しにいきましたがありません。それから、4日間くらい、毎日仕事前までの時間、そのお店から家まで自分が通ったであろう道を、自転車で探し回りました。しかし、いっこうに見つかりません。明日から、まとまった雨が降るとの予報があり、もしどこか外に落としていたら、原稿は絶望的です。

　そんな時、紛失届を出しておいた警察から電話がありました。たぶん、届を出した漫画の原稿だと思われる物が、警察に届けられましたとのことでした。漫画の原稿を届けてくれたのは、カレー屋さんでした。カレー屋さんの駐車場にある日あったため、てっきりカレー屋さんのお客さんの忘れ物だと思い、カレー屋さんに連絡があるかもと思い数日店で預かっていましたが、いっこうに持ち主からの連絡もありませんので、警察に届けたとの事でした。本当に、間抜けな話です。最近では、持ち歩く場合は、1冊分位にしています。