吉川赳 議員にWにんにく牛丼大盛りは効いたのか

もう1ヶ月以上、発作らしい発作がない。ここ一年ぐらいは、だいたい月に一回ぐらいの頻度で発作が起きていたので、何とかこのままの調子を維持したい。今のところ効果があったと思われるのは「テレビ禁止」「YouTube禁止」だ。どうも私は耳から入ってくる音、中でも「話し声」に弱いらしい。記録を見ると、テレビやYouTubeを見ていた時の発作が多い。人と話していても、発作の前兆を感じたことが何度もある。もちろん、一つのことが誘因とは限らないが、とにかくやれることはやるしかない。「脳への刺激を最小限にする」だ。

そんなわけで(どんなわけだ)、夕食は久しぶりに自炊ではなくジャンクフードにしてみた。何となく広告に目がいった、すき家の「Wにんにく牛丼」だ。雨の中を歩いて行き、勢い余って大盛りにしてしまった。ベトナム人らしい女性店員もテキパキとしている。

いやこれは、美味いというより辛(から)い。色々と過剰だ。さすがに老人手前のおっさんにはキツすぎた。私にはここまでニンニクを食べてスタミナをつける必要はない。

ふーふー言って食べながらニュースをザッピングしてると、目についたのが「「ホテルで1時間半」18歳女子大生と飲酒の吉川赳議員 5200文字反論でも触れなかった「チェックイン」と「胸を見せて」(ポストセブン)という記事。

このスキャンダルは、もともと「週刊ポストも危ない橋を渡るなぁ」と思ったぐらい、ぎりぎりの記事だという感想。吉川議員は、自民党を離党したものの、会見も釈明もせずにいたが、どうやらブログで反撃をしてポストを訴えるようだ。

この度の週刊誌報道に関して(吉川たけるオフィシャルブログ)

何とも読みにくい大長文で、一回読んでも何が言いたいのか意味が掴めない、うんざりするような文章だ。仕方がないので要約すると以下の通り。

・黙っていたのは選挙があったから。
・相手の女性はホステスで、店で酒を飲んでいたから未成年と思わなかった。
・女性が「18歳」「大学一年生」と言ったが、設定だと思った。
・女性に支払った4万円は、店を休む補償(2万円)とタクシー代とチップ(1万円ずつ)で、「パパ活」ではない。
・女性とポストが私を嵌めたに違いない。
・不法行為に基づく損害賠償請求訴訟をおこす。

いやいやそれは通用しないだろう。それが通用するなら、売人から覚醒剤を購入して捕まっても「清潔な服装なので売人と思わなかった」「覚醒剤だと言われたが設定だと思った」「支払ったのは覚醒剤の代金ではなく彼の家族への生活費」と言えばお咎めなしということか。もはや国会議員とは思えない言い訳である。尾籠な話なのでここには詳細を書かないが、ポストの記事にあった肝心要の「ホテル内での言動」については一切触れていない。もはや認めたのと同じになる。

相手が未成年だろうとホステスだろうと、妻子ある国会議員が妻以外の女性と二人だけでホテルの部屋に入り、いかがわしい行為の末にお金を払った、という事実は変えられない。そもそも、こんなしょうもない言い訳しか思いつかないようでは、政治家としてもどうかと思う。政治家なら、嘘でもハッタリでも相手にグーの音も言わせない論理を組み立てる能力が必要だ。

「分かりやすいスキャンダルを起こしたのに議員辞職もせずに逃げ回るとどうなるか」の専門家の木下富美子さんに意見を聞くといい。

ブログの「猛る政治!健る日本!」というキャッチコピーを見ると何とも言えない変な気分になる。彼はまだ40歳。精力の余っている若者はニンニクは控えめにしようね。

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