(株)ゆめみの勉強し放題制度を使ってキャラクターデザインを勉強してきた(前編)

プロローグ

会社の金で彫刻セミナーを受けてきたというこの記事の最終日から一日挟んだ夜、また何故か私は同じ浅草橋駅に降り立っていた。

その目的は、
【片桐裕司・キャラクターデザイン講座 東京】
への参加

3日間の彫刻セミナーとキャラクターデザイン講座の内容は、全く異なります。
3日間のセミナーは、片桐さんが実践する「ものづくりにおける重要な考え方」をお伝えし、それを実際にできるようになるまで徹底的に指導することに重点を置いております。
3日間のセミナーが多くの気づきを促すものに対し、キャラクターデザイン講座は、もう少し具体的な考え方を知るためのものです。
両者は同じ「ものづくり」に関する内容でも、違なるアプローチからの講義ですので、違った形で大いに役に立つことと思います。『人間の顔を学びたい人は、その人物に似せるということに大いに役立つことを保証します。』

3日間の彫刻セミナーに参加する前に既に申し込んでしまっていたのである。

3日程度学んだ位のことではうちの次女(小6)には勝てないかもという不安につけ込こまれた感じである。
今回の受講料は9,000円だったがこれもあわよくば勉強し放題制度で申請しようというのは前回と同じ。
※勉強し放題制度の詳細はこちらの記事を参照

セミナーに潜入・講義

今回のセミナーは手を動かす実習は無い代わりに、片桐先生による講義+実演。

講義では、キャラクター作成に関して、いろいろな性格や設定を見た目として魅力あるキャラクターに落とし込む方法を教えていただく。
すげぇ面白い。

性格を表現する形
1. 身体的特徴
2. 姿勢、アクション、ポーズ
3.背景

ふむふむ。。。

次にキャラを似せるための極意、雰囲気を掴む方法、無茶振りするクライアントへの対応方法など、、、

ん?無茶振りするクライアント??

、、、そう。今回のセミナーは完全にその道のプロ向けのセミナーでした。。。

若干のアウエイ感も感じながらも参加させていただいていたのですが、素人にも非常にわかりやすく、腑に落ちる講義で心配は無用でした。ホッ。

片桐先生の実演

講習のあとは片桐先生によるキャラクター作成の怒涛のライブスカルプティング実演。参加者のリクエストをもとになんの資料も見ないままキャラクターをどんどん産み出し、変化させていく。

リクエストの末決まった、今回のお題は
1. 猿のキャラクターに、
2. 凶暴な系統の魚(鯖系)のキャラクターを足し合わせて、
3. 高貴さを感じさせる鹿を合わせる
4.そのキャラに歳を取らせて落ちぶれさせるが目の光は失っていない
5.最後は何故かサイボーグ化してロボットになる

という無茶振り。

正直、これを目の前で見れるエンターテインメントと考えるだけでも9,000円以上の価値は十分にある。
このキャラクター作成の間も質問にはユーモアを交えながら何でも答えていただけるという夢のような時間。

1. 猿のキャラクター

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猿が猿っぽく見える要素なども解説してくれながらあっという間に作成

2. 凶暴な系統の魚(鯖系)のキャラクターを足し合わせて

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この状態でもまだ猿っぽさが残るので、猿と魚の両方の要素を併せ持つ新しいキャラが誕生
私の目には多少ちょんまげのお侍さんっぽく見えている
ただ、大事なのは雰囲気

3. 高貴さを感じさせる鹿を合わせる

画像3

そこに鹿の要素を入れることでまた新たなキャラが誕生

画像4

4.そのキャラに歳を取らせて落ちぶれさせるが目の光は失っていない

画像5

手を加えるたびに目の前のキャラがどんどん歳をとっていく。老人の顔を造形するための方法も解説してもらえます。

5.最後は何故かサイボーグ化してロボットになる

画像6

これが猿を作り始めてから2時間後の姿。
いろいろな要素の足し算でどんどん新しいキャラとなっている。

プロの仕事を間近で見させていただいて、ずっと衝撃を受けていた。

終了・解散

19:00から始まったセミナーも22:00となりあっという間に終了。すげぇ得るものが大きかった。一番大きかったのは、目の前で実際に見たことで、人間にはああいうことはできるものだというイメージができたこと。

誰もやったことがない未踏のことは私にはイメージできないが、私は既にあれをできる人間が居るという事実を知ってしまった。

えっ。ここで終了・解散なのに何故、

(株)ゆめみの勉強し放題制度を使ってキャラクターデザインを勉強してきた(前編)

というタイトルなのかって?実はもうちっとだけ続くんじゃ。

続きはこちら。

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