どうする古戦場公園 かつて盛った土を1412万円で削る方針転換の理由は


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45:23~


2023年6月議会 4.古戦場合戦の築山切土造成工事について
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(録画映像と併用してください)


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映像45:23~


次の項目の質問に移ります。 

18番、田崎あきひさ議員。 

はい。 

古戦場公園の築山切土造成工事についてお伺いをいたします。 


1点目、

古戦場公園の再整備事業の中に、築山切土造成工事(市税)1412万円が計上されております。 

古戦場公園の(わざわざ盛った)築山を削って平らな芝生広場にしてしまうというものであります。 

そもそも古戦場公園は、古戦場合戦地の様子を表現するため、縮景といいますけども、わざわざ土を守り、築山をこしらえたものですね。 

昭和50年代に約8000万円。(担当者調べ)かけ整備されたもの。 

方針転換をするわけでありますが、当時の政策は過ちであったのか。 

お答えをいただきます。 

2点目、 

勝入塚から庄九郎塚への通景(見通し)と芝生広場を確保したいという考えは理解できるが、史跡の価値より公園としての価値を感じている世代からは、縮景を模した西側の築山を(1412万円もかけてぜんぶ平らにするのではなくて)一部存続して遊べるようにして欲しいとの声もあります。
文化庁からの補助金が、2億~3億やと聞いています。この補助金をもらう条件は、築山をすべて削り取り平地にすることが条件であったのか。築山を残す余地は一切ないのか否かについて、市長の考えを伺うものであります。  

まずは以上です。 


質問は終わりました。 

続いて、当局の答弁を求めます。 

くらし文化部長。 

古戦場合戦の築山切土造成工事について、答弁いたします。 

1点目について、古戦場公園の築山は長久手合戦の中心となった地形を縮景という手法で表現したものです。 

この縮景は、昭和59年から61年にかけて、古戦場公園を整備した際、当時の文化庁と長久手町が協議を重ね、

合戦の進軍状況を来園者に解説する最善の手法として採用されました。 

この頃は、史跡地外である都市公園部分の活用方法の自由度が高かったこともあり、築山のある庭園の整備は文化庁の承認を経て、最も効果的な判断をすることができたと考えます。
 

その後、供用開始から30年が経過して、様々な箇所で経年劣化が進む中、今一度古戦場公園をどのように位置付け、保存、活用すべきかについて、市の再整備の方針を定めるため、古戦場公園再整備基本計画及び史跡長久手古戦場保存活用計画を策定しました。 

この過程で、文化庁、有識者などの文化財の専門家からは、「史跡長久手古戦場の本質的価値は、野戦場の雰囲気を感じさせる地形や眺望石碑であり、縮景はその価値をわかりにくくしている」との指摘がありました。 

昨今文化庁が示す文化財の保護活用の考え方も、社会情勢に応じて変化し、史跡地外の都市公園部分も、史跡地部分と一体的に考えることが主流となっています。 

このため、古戦場公園再整備事業についても、社会情勢の変化に対応しつつ、文化庁、有識者などの文化財の専門家の意見を参考にしながら取り組んでいるところです。 


2点目について、築山の切土造成工事は、(文化庁から)補助金の交付を受ける条件ではありません。 

しかしながら、文化庁及び有識者との協議や、市民ワークショップの意見を積み上げてきた結果から、築山は史跡地と一体的な景観を持つ緩やかな傾斜のある芝生広場とする方針に決定した経緯があります。 

公園整備前の地形を読み取ることができる測量図を確認して計画通り築山切土造成工事を進めたいと考えています。 

なおこれまで築山が担ってきた縮景の解説機能については、新設するガイダンス施設の展示解説の中でしっかりと担保していきたいと考えます。 


再質問ありませんか。 

はい。 

18番、田崎あきひさ議員。 

はい。 

関係者の皆さんには資料が見られるかと思います。 

はい。 

ですね、まずその資料の中の、ポイントで動かしていきますけども。 

勝入塚から庄九郎塚まで、ここに至るまでの見通しを立てたいのが通景ってことですね。 

これを行うのに、勝入塚から庄九郎塚まで見通しを立てるというところで木を伐採するというようなことをこれ間違いないですか。 


くらし文化部次長。 

はい。 

勝入塚から庄九郎塚の通景のために、平成30年度から令和5年度にかけて、伐採の方を順次進めております。 


18番田崎あきひさ議員。 

市長やっぱり12年間ね、木を植えるって言ってこられて最後こういうことやっていることにね、いささかちょっと残念、寂しい思いはするという方もいらっしゃるんですけどね。 

それ通景を確保するということを、貫かれ最後やられるということなので、さらにお伺いしますけれども、今回文化庁の補助金自体が2億3億やと数字聞いてますけど、具体な数字っていうところをもう一度ご披露ください。 


くらし文化部次長。 

はい。 

今回の補助金の予定でございますが、全体で2億2000万円余でございます。 

基本的にはですね、この縮景とか、公園整備の方ではなく、ガイダンス施設の方の整備に充てられる見込みでございます。 


18番田崎あきひさ議員。 

そうですよね。縮景、その要するに築山を別に削るっていう工事は、長久手の市費単独費ですよね1412万円を計上

ちなみに築山っていうのが、三つですね、これはもう史跡の価値という部分と別に、我々若い世代には公園としての価値があって、この築山は三つわざわざ作ったもの。これを一つでもいいから、お母さんたちお父さんたち、何とか残してくれんかと。これ別に国庫補助を受ける条件でもなかったし、長久手市単独だし、三つ全部削らんで1個でも、山があって遊べるといいよねと。どうしても芝生にしなきゃいけないのかと。 

ね。 

まず、社会情勢の変化に対応しつつ進める・・・社会情勢の変化に、ってなんですかって話があってですね。やっぱ公園としての価値観としてお持ちの保護者もいらっしゃるんで。どうしても、築山をね、一部残してくれと。残してくれた方が子どもたち遊びやすいよねそうじゃないですかっていうことでね。 

質問ですけれども、方針転換による築山の削減。 

これは、地域住民や公園利用者からの反応、意見、どのようなものであったかということ。ワークショップだけで決めてませんか。利用者の声はどうでしたか。 その辺、お答えいただきたいと思います。 


くらし文化部次長。 

はい。 

縮景の一部を残すかどうかということでございますが、文化財の保存の仕方ですとか活用の仕方、整備当時と大分考え方が変わってきております。 

今回整備に当たりまして、いろんな構想計画立ててきてもらうわけでございますが、文化庁、有識者、市民の意見を反映して、作成してきたこれらの計画に基づいて、今進めておりますので、基本的には予定通り築山切土造成工事を進めていきたいというふうに考えております。 


18番田崎あきひさ議員。 

これは文化庁からその補助金を受ける条件ではないということですし、現市長の方針だということでよろしいですね。 


くらし文化部長。 

はい。 

この古戦場公園再整備、先ほど議員の方からワークショップだけではないかといったようなご意見もございましたが、アンケートもその都度実施しております。 

この古戦場公園の本質的な価値。 

これやはり長久手合戦の野戦場の雰囲気を忠実に再現すること。 

いうような専門家の助言をいただいた上での本市の判断でございますので。 

その判断に基づいて、市としては着実に進めていきたいというふうに考えてます。 


18番田崎あきひさ議員。 

過去にあった施策からの方針転換は適切であるということでよろしいでしょうか。 


くらし文化部長。 

当時、この古戦場公園を整備した昭和60年代、30年ほど前になるかと思います。 

周りを見渡してみてもですね、例えば岩崎城ですとか、清須城、それから秀吉の一夜城で有名な墨俣城、こういったところでランドマーク的に城郭風のミュージアムみたいなものが立てられて、修景とはちょっと違いますが、いわゆるランドマーク的な歴史公園といいますか、そういったものが流行ったような時代でございました。 

現在はですね、この歴史ブームそれから武将ブームお城ブーム、様々な歴史に関するブームが到来する中で、国もやっぱりリアルな忠実な、やはり史跡としてのですね、再現、こういったものを目指してますし、本市を含む各自治体もその方向性に沿ってですね、忠実に保存、活用をしているといったような、昨今の情勢、こういう社会情勢に適切に対応していくと。いったところが本市の方、我々の責務だというふうに考えております。 

以上です。 


18番、田崎あきひさ議員。 

社会情勢の変化って言葉が具体に何なのかってことまたやりたいんですけども社会情勢の変化の中で、そこで遊ぶね、子どものお母さんたちがですね、史跡というよりは公園としての価値感をね、見出していて 

築山を一部残してくれた方が遊びやすいよと。

公園の価値に重きを置く子どもの保護者の声は届きますか届きませんか。 


議長、くらし文化部長。 

はい。 

築山をとても気に入ってくださっている方々、非常にうれしく思います。 

一方で今回合戦当時の形にですね、なるべく近づけたい。 

それがやはり場所の本質的な価値なんだという、やはりそういう専門家の声というものを我々は大切にしていきたいとも思っております

 

傾斜は緩やかになってしまうんですけれども。 そういったまた400年前にですね、当時をしのぶ場所として、これからも引き続き、市民の皆様にはお子さんも含めて、この場所を大切にしていただきたいなというふうに考えております。 


18番田崎あきひさ議員。 

それは届くか届かないかっていうのは次の市長の方針でもあるよということでよろしいですか。 


くらし文化部長。 

方針につきましては、10数回の有識者の会議。 

これはもう数年かけて、平成26年から議論をし始めて、構想再整備計画、それから保存活用計画と、丁寧な手順を踏まえて、国の、その都度助言指導受けながら、今年度に入ってもですね、文化庁から現地視察をいただいて、着工前にあたっての最終的な指導をいただいて、やってきたわけでございますので。我々としてはですね、着実に進めていきたいと考えております。 


18番田崎あきひさ議員。 

担当課としては着実に進めていきたい。 

一方で、公園に対する価値を持っている築山一つぐらい残して、少しでも残してくださいという声があること、届けたいと思います。今回はそれで終わりにします。 

ありがとうございました。 

質問時間がなくなりましたので、田崎あきひさ議員の個人質問を終結します。 

この際暫時休憩します。 

再開は10時45分といたします。 


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45:23~

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