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ローソク足の構造を考える

目次です。目を通してみてね。

陰線と陽線、出来高デルタ、新規建玉数の増減を複合的に考えてローソク足の構造を見出す。

陰線と陽線、出来高の正デルタと負のデルタ、OIの増減を織り交ぜて考えてみると面白いのではないかという思考実験になります。これで天才の言っているローソク足の意味を見出せるのではないかという浅はかな考えってわけですね。本当はここに取引回数の大小やデルタの値の大小を加えたいのですが、場合分けが多くなってしまうので後々追記って形にします。思考をまとめるだけなので大いに間違っている可能性がありますがご了承ください。

こんなノートも書いてます。良ければ見てみて下さい。↓↓↓↓↓↓

用語集
VD >> Volume Delta(成行買Order数 - 成行売Order数)
OI >> Open Interest(未決済建玉数)

追記内容

4/1 成行買い回数>成行売り回数+VD正+OI増、成行買い回数>成行売り回数+VD負+OI増に関して追記
4/6  AggresiveなプレイヤーとPassiveなプレイヤーに関して解説
4/10 成行買い回数>成行売り回数+VD正+OI減、成行買い回数>成行売り回数+VD負+OI減の追加

まずは場合分け

  1. 陽線+正VD

  2. 陽線+負VD

  3. 陰線+正VD

  4. 陰線+負VD

  5. 陽線+正VD+OI増

  6. 陽線+正VD+OI減

  7. 陽線+負VD+OI増

  8. 陽線+負VD+OI減

  9. 陰線+正VD+OI増

  10. 陰線+正VD+OI減

  11. 陰線+負VD+OI増

  12. 陰線+負VD+OI減

⒈陽線+正VD

陽線が形成され、Volume Deltaがプラスになっている状況ですね。これは単純に市場において、買い手が優勢で、価格が上昇しているって解釈です。

買い注文の増加

買い圧力が強まり、買い成行量が売り成行量を上回ると、Volume Deltaがプラスになります。これはプレイヤーが価格上昇を予想して、リスクオンの状態でaggressiveなロングポジションを保有してるのではないかと考えられます。

指値買い注文の影響

Buy limit Orderが多く存在する価格帯まで価格が下落すると、Buy limit Orderが執行されて買い圧力が増加しますね。よって、価格が上昇し陽線が形成されるってことですね。

結論

以上から、この様なローソク足が頻発すると、上昇トレンドが続く可能性が高いかもしれません。違うかもしれません。

⒉陽線+負VD

これはVolume Deltaがマイナスである場合、売り成行量が買い成行量よりも多いであるのに価格が上昇していくパターン。

売指値注文による吸収

成行買い注文が相次いで発生すると、価格は上昇し、陽線が形成されます。しかし、価格が上昇しSell Limit Orderが大量に存在する価格帯に達すると、成行買い注文が売指値注文によって吸収され、市場の買い圧力が弱まります。この結果、売り成約量が買い成約量を上回り、Volume Deltaがマイナスになることがあります。

結論

以上から、陽線が形成されているものの、市場の上昇がSell Limit Orderによって吸収され、買い手の主導権が弱まっちゃいます。トレンドの転換点を見極めるのにこのローソク足は使えそうかな。

⒊陰線+正VD

価格が下落しているのにも関わらず、買い成行量が売り成行量を上回っている状況ですね。

買い手による押し目予想の買い支え

相場におけるプレイヤーが、価格が下落しているのにも関わらず、押し目である(まだ長期的に見ると価格上昇の余地あり)と判断し、積極的な buy marlet orderを出している可能性がありそうです。以上から価格が下落して陰線が形成される一方で、買い成行量が売り成行量を上回り、Volume Deltaがプラスになりそうです。

大量の指値買い注文

市場に大量のBuy limit orderが存在する場合、成行売り注文が発生しても、これらの指値買い注文によって売り手が吸収されます。この結果、買い成行量が売り成行量を上回るため、出来高デルタはプラスとなりそうです。

結論

押し目の際に出てくると、そこが良い押し目になりそうでしょうか。成行売りを買指値が吸収している姿を確認する必要がありますね。

⒋陰線+負VD。

これは市場で売り手が優勢であり、価格が下落していますね。また、Volume Deltaがマイナスなので、売り成行量が買い成行量を上回っている状況です。

成行売り注文の増加

売り圧力が強まり、売り成行量が買い成行量を上回ると、Volume Deltaがマイナスになります。これはプレイヤーが価格下落を予想して、リスクオフ(?)のヘッジショートポジションを保有してると考えられます。

指値売り注文の影響

Sell Limit Orderが多く存在する価格帯まで価格が上昇すると、Orderが執行され、売り圧力が増加します。これにより、売り手がイニシアチブを握って価格が下落し、陰線が形成される。以上から、売り成行量が買い成行量を上回るため、Volume Deltaがマイナスになりますね。

結論

これが連続すると下落トレンドが形成されるかも。しないかも。


ここまで読んで頂きありがとうございます。以下は未決済建玉を含めてさらに解像度高く考えてみました。
ぜひ、引用リツイートで感想を聞かせて下さい。

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