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「宗教と音楽」への旅のはじまり 〜「書坊ミライ談義」登壇を終えて

数日前にTwitterで話題になっていた「呪いが解ける日」というポストが、とても心に残っています。博多大吉さんの聡明な言動もさることながら「人生には思いがけないところからふいに現れる救いがある」ということばに深く頷きました。

一昨日は、恵比寿の「書坊」で共著書『お寺という場のつくりかた』の対談イベント『書坊ミライ談義』でした。

事前準備でスライドをきっちり作ろうとしていた自分に、対談相手の松本紹圭師から「著書には載ってない、この場ならではの今のことを話そう!」と提案されました。
そこで二人の間で「旬」な話題だったスーフィズムで始めて、音楽のハナシを少ししてみようということに。事前打ち合わせはそれくらいで挑んだのです。

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これがなかなか英断で、前半の松本師のpost-religionの話題をうけ、スーフィー音楽からカニエ・ウェストのSunday Service。ユダヤ教のハヌカーにまつわるコンピレーション作品について、細野晴臣のポスト・レリジョン的感性に関して等、僕が誰かに話してみたかった「宗教と音楽」のハナシを初めて人前で思いっきり喋りました。
最後には本には全く書いてない新しいメッセージが口をついて出て、語りきった満足感。

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ここ数年、信頼する友人から何度か「えんちゃん、仏教と音楽で何かやらないの?」と言われながらも、自分の守備範囲ではどうも結びつかないもどかしさがあったり。あとは、もしかしたら何か「呪い」のようなものがかかっていたかもしれない。
それが昨晩、まさに「思いがけないところからふいに」リミッターが外れたような感覚があり、「宗教と音楽」というテーマで、何か書いたり喋ったり企画したい気持ちが泉のように湧き上がってきました。

こういうことって、あるんだなあ。
不可思議なご縁としか言いようのない感覚です。
 
というわけで、師走の忙しい時期にご来場くださったみなさま、企画・運営してくださった書坊のみなさま、良い夜を本当にありがとうございました!

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