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猫山課長noteメンバーシップ化・世界最速攻略

突然発表された、猫山課長noteのメンバーシップ(クローズド)化。概ね好評なようではありますが、果たしてその実態とは…?当代きっての猫山課長ウォッチャーを自認している私が色々と考察してみます。
世界最速の猫山課長noteぶった斬り攻略指南書です。

とある、ユーザーの感想をご紹介します

昨日、猫山課長(@nekoyamaneger)のnoteが更新されたんです。
猫山課長。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで読めないんです。
で、よく見たらなんか「重要なお知らせ」になっていて、メンバーシップ、とか書いてあるんです。

https://note.com/nekoyamashiten/n/n5f4199832de3

もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、メンバーシップ化如きで
普段来てない猫山課長のnote読みに来てんじゃねーよ、ボケが。
680円だよ、680円。(編集注・スタンダードプランの月額です)
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で猫山課長のnoteか。
おめでてーな。
よーしパパ、スタンダードプラン頼んじゃうぞー、とか言ってるの。
もう見てらんない。
お前らな、680円やるからその席空けろと。
猫山課長のnoteってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
ど底辺の民度のくせしてヤフコメでクダまいてるだけの奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
女子供は、すっこんでろ。
で、やっと読めるかと思ったら、隣の奴が、ビジネスプランで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、ビジネスプランなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、ビジネスプランで、だ。
お前は本当にビジネスプランをフル活用できるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
(編集注・ビジネスプランは月額30,000円です。)
お前、ビジネスプランって言いたいだけちゃうんかと。
猫山課長通の俺から言わせてもらえば
今、猫山課長通の間での最新流行はやっぱり、ディーププラン、これだね。
音声・動画配信大盛りディーププラン。これが通の頼み方。(編集注・ディーププランは月額980円です。)
ディーププランってのはディーププラン限定のゲスな記事が多めに入ってる。そん代わり綺麗事が少なめ。これ。
で、それに音声(voicy)・動画配信付き、最強。
しかしこれを頼むと次からSUNABACOスタッフにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、は〇ちゅうブログでも読んでなさいってこった。

メンバーシップ化による、新たな売上をシミュレートしてみる


メンバーシップ制は以下3プランです。

・スタンダードプラン 680円/月額 (初月無料)
・ディーププラン 980円/月額 (初月無料)
・ビジネスプラン 30,000円/月額 5組限定

これとは別に、スタンダードプランよりお手軽なミニマムプラン的扱いとして1記事ごとの単品売りも300円前後で設定されるとのこと。
月額課金もいきなり課されるのではなく、初月は無料なのでそこが実質的なお試し期間になる。それと別で1記事払いきりのプランも別途設定されている。

これらのことから、最初の登録でのハードルを可能な限り下げたかったという意図がよめます。悪質エステサロンが利用開始時から長期コースを一括契約させたがるのとは真逆ですね。
ということはですよ、猫山課長noteのメンバーシップ化は短期的なマネタイズ目的ではないのではないか?という推論が成り立ちます。

短期的なマネタイズを計算してみます。
猫山課長のnoteフォロワーは約4,000人。
4000人のフォロワーのうち仮に読者が100人(2.5%)ディーププランに申し込んだとして、98,000円/月売上になります。
ビジネスプランの30,000円/月を最大5件契約いただいたとして、150,000円/月売上。
メンバーシップ化により新たに発生する合計金額は248,000円/月売上です。
年間では2,976,000円の売上になります。

まぁ凄いですよ確かに。凄い。仕入れがなく、経費がほとんどなく、この額を新たに稼ぎ出すわけですから、これは副業として考えたら大成功かもしれない…?(実際には仕入れがない代わりに彼のスタイルならば参考文献をかなり使うことは想像できますし、ビジネスプランの額と内容を考えますと恐らく全然割に合わない。お困りの顧問先のために週1、数時間オンラインで会議したり、必要とあれば現地にも伺いそうな勢いで、純利益は全く期待できません。)

何故わざわざ誰も選ばなさそうなスタンダードプランを設定したのか


猫山課長の良心として、従来からの読者に向けてスタンダードプランを設定した。即ち、本音全開でぶっこんだ内容や副業等についての情報は求めていないファン層を大事にした。ということなのだと思います。
また、初月無料にしてあるので1カ月間はお試しで参加していただくこともできる。

月額300円差で提供される情報量が段違いなので、ほとんどの方はディーププランを選ぶんじゃないかなと思うわけですが、彼がそちらに誘導する意図は全くない。これまでの猫山課長とお付き合いしたい一般的な層にはスタンダードプラン&各媒体の無料で読める記事を提供することで仁義を切っているわけです。

ちなみに680円と980円の違いなら迷わず980円のコースじゃないかなと私は思います。というのが、たったの300円差で従来の水準で語られてきたスタンダードコースから逸脱したディープコース限定記事と配信が楽しめるわけです。

プランが3つ並べばマーケティング的には松竹梅戦略なのかなって連想もしました。
しかし、実はそんなこと考えていないというのが、透けて見えます。
松竹梅戦略だと一番上のランクにあたるビジネスプランが内容もコストも全く別物になっていますからね。
すなわち、1記事ごとの単品売りとスタンダードプランが、設定されているのは従来からの読者に対するファンサービスなのです。

ディーププランとビジネスプランこそが、彼が2024年に新たにやりたかった領域と推測される

さて。なぜわざわざ有償化して、ディーププランとビジネスプランを設定したのか?
それは彼が2024年からやりたいことの新しい地平が、そこにあるからに他ならないのではないでしょうか。

彼は公言してある通り、某地方在住で金融機関勤務のサラリーマンです。
そして、不動産物件オーナーであり、不動産オーナー業としての自営業者でもあります。
また、執筆業が長じてプロの作家でもあります。
更にはSUNABACOの相談役でもあります。

サラリーマンならば誰しもわかると思いますが、オンラインで発信できる内容って実は全部が全部フルオープンとはいかないのです。
まず、身バレをしているかどうかという問題がある。身バレしていたならばもう下手なことは情報発信できない。例えば、仮に自社に牙向くような内容とか。内部告発ギリギリなものとか。とにかく宮仕えという立場では絶対に許されない領域があります。
また、内部情報をどの程度出してもいいのかっていう倫理的な面もあります。

身バレしていなかったとしても、いつどこで紐づくかと考えますと、かなり危ういところがあります。

わざわざ有償化にしてユーザー拡大のペースを減速させてまでやりたいことって何でしょうか?

これ、もしかしたら、フォロワー数増加とか、記事のイイネボタン数とかよりももっと、自由が許される空間で鋭い話がしたいんじゃないか?っていう推測をしています。
だからディーププランが設定されているんですよ、きっと。

もうお行儀のいい文章だけでは飽き足らなくなってきた。
雑誌媒体で底辺層を相手に燃やすのも飽きた。
(最も勝手に盛り上がっているだけ、ではあるのですが)
自分と同じように、それぞれが思い考えるQOLを向上させるために、もっと遠慮なくメッセージを伝えたい。アドバイスをしたい。ディープインパクトしたいんです!
だからディーププランとネーミングしただろ?まで推測しますね、私は。

と、同時にビジネスプラン月額30,000円ですよ。
これも芯の部分はディーププランと同様です。創業支援や、今既に事業をやっているけれどイマイチなんだよねっていう方を直接的に支援したいから、作ったコースですよね?と推測しています。

彼が相談役を務めるSUNABACOは、その性質上アントレプレナーシップを持った方が非常に集まりやすい土壌があります。

旅慣れしてなかった、旅はあまり好きじゃないまで言っていた猫山課長が、日本全国のSUNABACOに足しげく通ううちに、もっと直に手助けしてあげたい!って思う場面が相当数あったろうことは想像に難くありません。
例えば、セミナーに参加して話をちゃんと寝ずに聞いてくれた事業者が、更に折りいった相談をするケースなど多いでしょう。
彼ら彼女らが金融機関に融資を申し込む際に、書類の準備から実際に金融機関窓口での折衝まで可能な限り手伝いたい…!という気持ちになってもなんら不思議ではありません。

ただ、本業での勤務がある以上、寄り添った支援はできなかったはずです。
なので、リリーフとして助っ人契約してくれたら、できうる限りの支援をますよ(ただし、他言無用なところは完全クローズで)というのがこのコースなんだと思われます。
金融人としての知見と、不動産オーナー業の知見と、オンラインでの影響力、いずれも使ってもらえる人になら使ってもらいたい。だけど人間の体は1つで、金融機関の本業がある立場なので、最大限バランスとって、せめて交通費は出してくださいという月額30,000円なのです。

あれ?赤字じゃないかって? 大赤字ですね。
月額30,000円を払う程度には腹くくってくれる人にならマジで手伝いをしたいっていう挙手に他なりません。

とある、ユーザーの感想の後半部分も、あながち間違っていなかったですね【笑】

猫山課長noteメンバーシップ化の本当の目的は身バレ防止ともっと自由に情報発信するぞ宣言である

驚いたのが、メンバーシップ化という決断。
実は「そもそもnoteにそんな機能があるんだ!!」と、いうところから、びっくりしたのですが…。
誰でもすく考えつくことですが、今のご時世に、いきなりコンテンツが有料化される。これはある意味では、時代に逆行している試みでもあります。

既存記事についても全てクローズドになるとのことで、これはかなり思い切った策というべきでしょう。

まぁ、全てがすべて、有償でしか読めないというわけではありません。商業媒体での連載を持つれっきとした作家さんですから、そうした媒体では記事が読めます。

ちょっと生々しい話になるのですが、これで彼は執筆をするという作業のほぼ全てがマネタイズされることになります。
あえての無償記事を書いてリリースしたとしても、必ずそれはどこかのマネタイズへとつながるはずです。

作者サイドからの視点では、note記事書いたら、お金がチャリン。
雑誌媒体に記事書いたら、お金がチャリン。
M2 MacBook AirとHHKBに向かい合う時間の全てがマネタイズになります。

これを羨ましいと思うか、どうか。

もう彼は完全なるプロとしてHHKBと向き合います。
彼のタイピングは一言一言が全てプロの仕事になってしまうというわけです。(厳密には、X(旧twitter)での戯れなどは従来通りではありますが…それとて半ば公人と化してしまう。)

恐らくは、今回のメンバーシップ化をよく思わない方もいらっしゃるでしょう。(そもそも他人が好きにやっている活動を悪く思うも何もないのですが)

それでも彼は、メンバーシップ化を決断しました。
その決断は

・時代性からして、フリフリが求められることなど充分に理解した上でのクローズド化
・大幅なデメリットを背負ってまでもクローズド化をしなければならない理由があった

この2点が第三者から見ても明らかなわけです。

文体を意図的に使い分ける猫山課長にしては読みにくい文章

猫山課長の記事を長く見てきた方ならば、彼が文体を意図的に変えていることは理解できると思います。

媒体ごとでもテーマの毒づき方と、論理展開を変えています。
救いがないんじゃないの?ってオチのままばっさり終わらせたりもしている。(この辺は各媒体で担当者が違うし、編集方針も全然変わってくるから…プロとしてニーズに応えているわけですね)

ファンサービス的にとりとめのないことを「書いたまま風」に投げやってみたりって変化球も使います。

素材の時点では、おそらく私達が見るのとは全然違った読みにくさ、わかりにくさもあるんじゃないでしょうか。
金融機関で出世競争に生き残った方ですから、下書き時点では難解な単語や概念がバンバン飛び交っていると考えていい。

さて、今回のメンバーシップ化について、彼の説明文なのですが…これ読んでスッと腹落ちしてすぐに納得できた方ってどれくらいいらっしゃいますか?

【加入前にお読みください】noteのメンバーシップ化に関するお知らせhttps://note.com/nekoyamashiten/n/n5f4199832de3

この記事には
・彼が金融機関の会社員として1社にしがみつき、出世はして今に至る話
・東京から嫁いでくれた妻のこと
・同世代が次々と活力を喪っていく姿

などが矢継ぎ早に語られます。
それらは、誰しも同様にありうる話ではないかと思います。程度の差こそあれ、だいたいそんなもんです。

なるべく手短に説明をしたかったことは理解できます。全てが同じとはいわないまでも、まあまあ人生ってそんなもんさ、っていう寂寥感は感じます。

私は、残りの人生をかけて冒険がしたい。
皆さんのメンバーシップへのご参加によって、猫山課長は冒険を進めることができます。
田舎で20年間生きてきた凡人サラリーマンが、どこまで自由を手に入れるか?
猫山課長が提供するのは、そんな実例です。
それはきっと、あなたの人生にとって参考となり、勇気をもたらすはずです。
その過程を、最前線で共有していただけませんか?

【加入前にお読みください】noteのメンバーシップ化に関するお知らせ

「なんで、猫山課長の残りの人生をかけた冒険を支援しなきゃならないの?」っていうのが大半の方の感想じゃないでしょうか。
課金するって、それくらい大変なことです。
少しでも、あ、いいな?って思ったもの全部に課金していたら、いくらあっても足りません。

付き合いがあるからといって、ノールックでポチるほど私もイージーではありません。騙し、騙されて今までこの薄汚れた社会を氷河期世代の人間として生きてきましたから、そんなにぬるくない。

昔から、ブロガーやアフィリエイターはステップアップして変わる生き物だったから


具体名は伏せますが、かつて、ブラック企業勤めが大変で大変で…って方がブログをやっていました。

ブログは彼の持ち味である独特の面白い言語感覚と、勤務先でのネガティブを発散させるための軽快な試みの数々が受け入れられて、あらよあらよと人気が急上昇。一流ブロガーまで成長しました。

本当に鮮やかなシンデレラストーリーで、彼はブロガーとしての収入だけで生きていけるようになり、会社員を辞めました。

私は彼が会社を辞める前後もリアルタイムで見ていた読者だったのですが、彼の迷いは確かに感じられました。
いうてもブログで生計を立てていけるのか、とか、一般常識的には会社員を辞めるのはリスクが高すぎるのではないかとか。

日々葛藤する彼の文章を読みながら「頑張れ!頑張ってくれ!」と応援していました。

その後…彼は職業としてのブロガーに変化していきました。
取り扱う記事の内容が明らかに変わりました。いわゆる案件ものばかりをアップするようになりました。

「自分ができたんだから、皆んなもできる」という論調ですね。

全ての記事が、SEOゴリゴリ、案件混ぜ混ぜ、自分がいかに儲かるか、のみで構成されたものに様変わりしていきました。

確かにそれはそうだろうなとは思うけど…レンタルサーバーのアフィリエイト記事を読まされるために、応援してたんじゃないのよ、と。

彼が次々と成長して、一流ブロガーとして抜群の知名度とテクニックを得て、望み通りブラック企業から脱出できた暁には、応援したかった中の人は跡形もなくいなくなっていました。

ルサンチマンを換金したような、胸糞の悪さは、やっぱりありました。

珍しく、歯切れの悪い文体を読んで「猫山課長、あなたもそうなのか?」と一瞬思ったことは確かです。

ベリグッドだいぶ行けそうじゃん、きつかったら脱ぎきゃいいじゃん

どうか、メンバーシップへのご加入をお願いいたします。猫山課長の発信は、あなたの人生に新たな視点と活力を与えます。
猫山は、あなたと共に旅に出たいのです。
一緒に、冒険に出かけましょう。

【加入前にお読みください】noteのメンバーシップ化に関するお知らせ

猫山課長は、色々と説明書きはしたけれど、結局言いたいのはココです。入試試験などではここを抜粋してね☆っていう一文ですね。

もう、オープンにして中途半端にやってる時間がないから、クローズドに付き合ってくれる同志と、旅に出たいと。
命果てるまで、冒険をしたいと訴えています。

だったら、最初に書きゃあいいじゃん。
腹立ちましたね。

みなさん、すぐにここまで理解できましたか?
付き合いあるからってノールックでポチったんじゃないでしょうか?

私は、わかりにくい説明文、どこから申し込んだらいいのかわかりにくいインターフェイス、で、結局何がしたいのかがなかなかはっきりしない、なんじゃこりゃ…?って最初は思いました。

普段の猫山課長では、およそ想像がないありさまです。

急な思いつきではクローズドにはできない。反面、拙速な発表から、彼がギリギリまで悩み考え抜いたことも想像に難くない。

そうか、腹くくって旅に付き合える同志が欲しいのか。

だったらもっと簡単に書けばよかったのよ。
私も今からディーププランに加入しますね。

共に旅に出ようじゃないか、ブラザー。


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