指す将順位戦6th A級2組8回戦 VS miyaさん

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対局前日に将棋俱楽部24のR2200に到達しました。5年前の最高レート2295のとき以来だと思います。
当時より明らかに強くなっていると思うのですが、一番はこの指す将順位戦で時間を使って真剣に考えることが身になっているからだと思います。
早指しの将棋でも雑に指さないようになりました。
運営の方々や参加者の方々にはそのような場を提供していただき大変感謝しております。ありがとうございます。

miyaさんの棋譜を調べたところ2局しかヒットしなかったものの、石田流などを得意とする振り飛車党だと判断しました。
【第1図】は某YouTuberが連採し、プロ棋戦でも見かけるようになった急戦です。実際私も最近何局か練習しておりましたが、なんとその棋譜をもとにmiyaさんは入念に対策を立てていたそうです。
自分の好みとしてはクラシカルな▲5七銀左急戦なのですが、仕掛けた局面で-500点みたいな局面もザラにあるので、本譜のような近代的な急戦にシフトしてきたいと考えています。

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【第2図】まで進み、私の将棋俱楽部24でも同一局面があり、ここで▲2四歩が成立する!という検討を当時していたのに、本譜ではスルーしてしまいました。一例の手順は▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲同飛△2四歩▲8五飛【参考図1】まで進んでしまうと次の▲4五歩が普通には受からないため居飛車優勢。途中変化はあるものの、居飛車指しやすいです。

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かなり進んで【第3図】。ここに至るまでに、5八金を▲4八金~▲5八金と2手損してしまったのも大反省。急戦ばかり指している弊害とも言うべきか、精度が低いと思います。
さらに【第3図】から本譜▲4五歩△3三銀【第4図】の交換を入れたのも損でした。△3三銀が働かなくなるので良いのではと思いましたが、▲4五桂がなくなり、後に△6四角でラインに入るのも損。その△6四角の局面で2筋も切れないのでは大損でした。
▲4五歩を入れなければ、△6四角などの転回をするためには△3三銀が必要ですが、そこで▲4五桂とすれば結局2筋は切れることになります。

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以下はmiyaさんの記事の通り、頓死筋など見せ場は作りましたが、的確に対応されて完敗でした。

ただ、今回は経験が少ない展開だったため、新たな知見を得て勉強になる1局でした。持久戦の序盤の構想が急所だったと思います。

miyaさんの念入りな対策と、そのあとの指し回しの前に敗れて7勝1敗となりました。

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(今後、上位陣は昇降級が絡む対局が多く、相手もかなり気合を入れて臨んでくる展開になると思います。)
幸いにも、残り3局2勝1敗で自力昇級の目が残っているため、丁寧に指すことを意識して継続していきたいと思います。

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