指す将順位戦8th A級1組1回戦 VS おわたんさん
前期は3勝8敗、入れ替え戦勝利で辛くもA級1組に残留となりました。
今期はぜひとも注目されるような内容・成績を残したいと思います。
さて、【第1図】では先手から
①▲45桂②▲35歩~▲45桂
と仕掛けてくる含みがあります。
逆を持った際、私は単に①▲45桂の仕掛けをよく使うのですが、
A.△64歩が浮いている
or
B.△74歩で飛車が浮いている
の条件があれば、おおよそ互角以上で仕掛けることができます。
【第1図】は後手としては安全な駒組ですが、後手番で△52金型なので厳密には不満だとは思います。
【第2図】まで進めば一応先手満足の仕掛けと言えるでしょう。
【第3図】の△42玉が悪い構想で、本局一番の反省点でした。
「後手番なのでさらに手損しても別にいいだろう」
「元々不満だったので右玉チックにもっさり指そう」
と思ったのですが、普通に消極的で悪かったです。
さらにうっかりして【第4図】で十字飛車を食らってしまいました。
実際のところはそれを回避してもかなり苦しい形勢でした。
【第3図】付近で△65歩と攻めあう形にすれば、後手番としては許容できる勝負だったようです。
【第4図】は通常の右玉よりも薄く、さらに手損しています。
それで良いわけはなかったという理解です。
本譜はそのまま淀みなく押し切られて負けとなりました。
今後に活かしていきたい敗戦でした。
また頑張ります。
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