0-1で迎えた2回戦です。最先端の角換わりについていけない（8年くらい遅れている）私は▲47金型で仕掛けました。

【第2図】の▲35歩で先手不満なしでしょうか。△35同銀なら▲55銀【参考1図】で攻めがつながります。以下
①△73銀には▲74歩～▲64銀
②△63金には▲72角～▲63角成
などで手段が豊富です。

本譜は▲35歩に△95歩と攻め合いになりました。

少し進んで、▲33歩と直接打ったのが【第4図】。
普通は▲34歩と垂らしてから、▲33歩成と成り捨てないと取ってくれない場合が多いのですが、本譜は取るしかありません。
つまり取らないのであれば△22金以外は飛車が成れてしまいますし、
その△22金には▲24歩～▲23歩が厳しいです。

【第4図】から△33同桂に▲34歩で【第5図】。
角換わりでは常に狙いたい筋で、単に▲33桂成と取ってはダメです。

【第5図】から△45桂▲同歩で【第6図】。
銀ばさみの形になって部分的に成功した形です。

【第6図】から△45銀で【第7図】。
本譜は▲45同銀△55桂【第8図】がうるさく、先に▲55角を打つべきだったか。

実際は本譜まで進んでいい勝負のようです。
先手陣は乱れているので、なかなか有利でもない。
【第8図】から▲78銀△47桂成【第9図】で先手不利になりました。

まだしも【第8図】から▲56銀引△47桂成▲同銀△37金▲56角【参考2図】ならいい勝負でした。この辺り読みを欠いています。

本譜は【第9図】から▲56角と打ちましたが、△47の成桂を取れても飛車角の配置が悪く、この後はっきりダメにしてしまいました。
上手く組み立てできても中盤で折れないようにしたいものです。

負けで0-2となりました。
対局、観戦ありがとうございました。

今期も厳しい戦いとなっており執筆も進みませんが、この後巻き返しが始まりますのでご期待ください。