初めてのヘッドレスギター。Laid Back “LEG-HL”

2021年9月10日 20:45

どうも佐藤です。

急に秋の匂いがしてきましたね。
音楽の秋、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、八代亜紀、色々ありますが、ワシは”食欲の秋”一択です。冬に備えて食べまくりです。
そしてなぜか毎年、この時期になって無性に食べたくなるのは必ず麺類。
特に”パスタ”。パスタ欲は一年を通してこの時期だけなんですよね。不思議ですよね。
これからナポリタンを作る頻度が上がっていきます。
ワシの隠し味は醤油です！！内緒です。

〜初めてのヘッドレス〜

今回は島村楽器のオリジナルブランド「Laid Back」の“LEG-HL”をテイスティングさせていただきました。

ヘッドレスのギターをガッツリ弾いたのは今回が初めて。
最初はヘッドがないっていう視覚的な違和感もあったり、ぼんやりと「弾きにくいんだろうなぁ」っていう印象だったけど全然そんな事なくて、ボディはコンパクトだしネックも少しスリムになっているのですごく弾きやすくてバッチリ楽しめました。ボディはオリジナルシェイプ。

ヘッドレスといえばワシの中ではメタルやら、ハードなプレイスタイルイメージで、見た目も一般的なギターに比べると奇抜なシルエットだから、部屋に置いてあるとちょっと空気重たくなるかなぁって思ってましたが、このサイズ感だしリビングに置いてあっても意外と浮かないですね。うん、いいかも！
軽いし持ち運びもラクラク。
シャープなカッコ良さとお手軽なキュートさを兼ね備えた一本ですね！

ケースもかわいいっすね！

〜弦はどうやって張ってんの？〜

ヘッドがないってことはペグ(弦を巻くパーツ)がないって事。昔ギターを始めた頃に「モト冬樹」がスタインバーガーを弾いてるのを見て「？？？弦どうやってんの？？？」ってなったのを覚えてます。
『THE夜もヒッパレ』懐かしい。
ん？なにそれ？？って若者の声が聞こえてきますね(笑) 昔のうた番組です。
安室ちゃんとか出てましたよ！

余談が過ぎました。

弦の張り方、当時はほんとに謎でした。地元の京丹後には絶対存在しないギターだったし。
都会に住み始めて、大きな楽器屋さんに行くようになって初めて仕組みを理解。「あぁ。なるほど。」って1人で呟いた京都の楽器屋さんを思い出しました。その楽器屋さんが“島村楽器”じゃなかったという事はここだけのヒミツ。

要するに、通常はブリッジからヘッドに弦を通してヘッドのペグで弦を巻いていくんだけど、ヘッドレスの場合はブリッジの方で弦を巻いていくという仕様が多いみたいです！
例えば・・・
“ハイカットのオールスターで、靴ひもを足首の方から通して、つま先の方で結ぶ”
みたいな感じです。は？

そしてヘッドレスギターは両端がボールエンドになっている専用弦を使う場合が多いですが、この"LEG-HL"では一般的なエレキ弦が張れるので、弦交換のコストもかなり抑えられます。
うん。これは助かる。

普通のギター弦の張り方とは違うので最初は慣れが必要かもしれませんが、解説動画もアップされてますので参考にどうぞ。

あとは個人的にクリップチューナーが付けられるっていうのもイチオシポイント。ヘッドレスはチューナーが付けにくいものも結構あるので、ここもかなり助かる！

〜Demo By Sugar〜

このギターを抱えると、なんだかんだ言ってもやっぱりまずはガツンと歪ませたくなりますよね！
メタル的なプレーはまだまだ修行中なので、一旦違う路線で。でも普段のデモ動画とはちょっと違ったスタイルの動画にしてみました！
イメージはゲームの“ロックマン”とかで使われていそうなリフって感じですかね？？伝わります？？
ピックアップにはオリジナルのハムバッカーが2機搭載されていて3Way仕様。センターポジションでは両方のピックアップを鳴らせます。
今回のデモ演奏ではパートごとにピックアップを変えてみました。
- 冒頭フレーズ：フロント
- メインリフ：L-R共にリア
- 途中ソロ：リア（アンプのEQのセッティングは変えてます）
- ソロのバック：センター
こんな感じです。どのポシションでも抜けが良くて、ガツンと歪ませても音粒は損なわれずにフレーズが見えやすくなってます。
今回はガッツリ歪ませての演奏ですが、クリーントーンも綺麗に鳴るのでテンションコードでのゆったりとしたアルペジオやら指弾きのスタイルにも相性いいです。出力のパワーもあるので、幅広いジャンルに対応できるフラットなギターかなと。
4万円台でこの音が鳴らせちゃうっていうね。驚き。
実は開発途中の様子も近くでこっそり見ていましたが流石の開発魂です。

サウンド面でもシェイプ面でも幅広いジャンルと世代におすすめしたい一本だけど、特に若いギタリストにぜひ触ってみて欲しいです。値段もかなりお手頃ですし！
特に特に女性がこのギターでお洒落なテンションコードを弾いてたらワシのポケットから「きゅん」が飛び出しそうです。