もう若くない。
土曜参観日。
担任の授業を参観とのことなので、主任は大した仕事はない。
そのフォローアップをしたり、その分午前中はフルコマだったりするくらい。
ただ、生徒指導関係のやりとりが続き、昼過ぎまで少々キャパオーバー。
休みでリセットしたい。
夜、職場の有志の飲み会に誘ってもらい参加。
我が子を風呂に入れ、寝かしつけてから遅れての参加。
久しぶりの先生同士の飲み会である。
家族第一ではあるが、同僚との飲み会は楽しい。
飲み会をしながら自分の立ち位置を再認識することになった。
もう若くはないのだ。
大学院前は失敗が許された。
まだ若者として見てもらっていたと思う。
今はフォローする立場なのだと改めて実感する。
若い時は尖った自分を生かしてくれた先輩もいた。私を毛嫌いする先輩もいた。
もちろん、私より先輩もいるが、今は私が先輩である要素が強い。
「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。」
とは、我が故郷新潟県長岡出身の聯合艦隊司令長官・山本五十六の言葉。
一般に知られるこの言葉のステージではダメだ。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
(同じく、聯合艦隊司令長官・山本五十六)
のステージを同僚を相手に繰り広げる立場なのだと実感。
とりあえず走り抜けたこの2週間強。
正直まだ担任肌が残っている。
これが役立つところもあるが、今の自分の立場はここではないと自分に言い聞かせる。
飲み会は楽しく笑いながらの時間だが、改めて自分と向き合う。
まだ自分の中には奢りがある。
「言って聞かせる」術を磨いた時期もあった。今の生徒なら「言って聞かせられる」かもしれない。
ただ、今はこのスキルが邪魔だ。
そんなものなくてもできることがある。
ニコニコしながらなんだかんだで、圧をかけてきたのがこれまでである。
そんなことをしたいのではない。
奢りなどを早く捨て去りたい。
自分の立場でできること、できる範囲のことをやる。
…当然だが「家族仲良く健康に」は最上位だ。
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