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よく歩け

1997年6月20日(金)
「これからはよく歩いてください。ぼくのくつを貸してあげますから」
娘は少し心配。白足袋とくつは似合わないと思うし、そもそもくつなんか履いたことがない。歩くのにはよさそうだけど。
「そんなくつなんか履かなあかんような道、歩くんですか?」
土と石ころころの道を思い浮かべて娘はたずねた。
青年は脅かすようなことは言わなかったが、それには答えないで、くつの話をつづけた

*足袋で歩く方がいいかも。

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