水をくぐる

1997年12月21日(日)
幾つもの○の黄と○灰が水のカーテンのところまでやって来た。
白っぽい長方形の石を積んで造った壁が、たぶん、見渡す限りつづいていた。そんなに高くはなかった気がする。壁の一部があいていた。その開口部を水が幕のように流れ降りていた。
草原の壁際、水際までやって来た○の黄と○の灰は、オセロの駒の形、対になって水へ入って水のカーテンをくぐっていった。
砂のように解けた対は少なくなかった。でも同じくらいが残った。8残り、8消えた?

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