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お母さん教

1997年4月9日(水)
弟が、母に非道いことをするな、という内容のことを言ってきた。
「勝手に拗ねておこってるだけだよ。なんでわかんないの?」と返答した。わたしは非道いことなんかしてない。ご機嫌とりしてないだけ。

またもや弟が「お母さんに非道いことしないで・・・」と言ってきた。
母さんが勝手に気を悪くしてるの!といくら言っても聞こうとしない。

どうしようもなくわたしは悲しかった。たまらなく残念だった。
おーん!! おおーん!!と天に向かって泣いた。これ以上は出せないくらいの大音声。その声はでも、耳には聞こえない音だった。胸の中の痛みを、みんなみんな出してしまいたくて絞り出した。痛かった。
目が覚めた。音のない声が頭の中を響き渡っている。胸に詰まりが。

3月31日の夢もそうだったが、この手の夢を見ると、脳の深くに突き刺さっていたものが取れたような気がするんだ。
脳に斧が深く刺さっていた?
締め付けていた輪がとれた?
脳を分断・切断していた深い溝が、静かに静かにくっついた、感じだ。
だけど、くっついたからそうわかるんで、着く前は、何か刺さっているとか、締め付けられていると気づいてない。
ああ・・・確かに何か非道いものが外れた!と、ほっとしてはじめて、異常があったと実感される。

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