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「青すぎる誓い、」

 先日、去年のライブのDVDが届き、流れるかのように自然に、そして思いのままに再生ボタンを押した。



 私はまだ、彼らのライブを生で見たことが無い。そして残念ながら、今のところ生で見れる予定も無い。
 それでも、DVDを再生した途端に降りかかる彼らの熱量に胸が熱くなった。改めて、このグループのことが心から大好きだと思った。

 ここでは、どうして彼らに「こだわりたい」のか、彼らじゃなきゃダメなのか、そして「ジャニーズで応援するグループは彼らが最後だ」と確信しているのか、という部分に自ら正直になり、綴ってみようと思う。



 彼らに「こだわりたい」理由、結論から話してしまえば、良い意味でジャニーズらしからぬ飛び抜けたクリエイティブさと、それぞれ特化した部分をお互いに認め合い、それぞれが突き詰めようと必死なところ、そして馬鹿正直なマインドが大好きだから。真面目に馬鹿をして、年齢は違えど「7MEN侍」という枠組みの中で「青春」をしている感じ。それに触れた途端、自分の心がウズウズしてたまらなくなる。好きなことを突き詰め、「俺らが表現したいのはこれだ」と言わんばかりにブレない信念を感じる。


 この世には、楽器を演奏するグループで溢れている。それぞれを否定することはしない。それに、私は楽しそうに音楽に触れている人間が大好きだから、むしろそういった人たちをどんどん知っていきたいと思っている。だから、ここでは「その中で、私が知っている範囲内での、7MEN侍というグループについて」という意味で話していく。

 まず、彼らの作る音楽は、奏でてからこちらの心に到達するまで、寄り道せずにまっすぐに届く。それがまず一つ、彼らの素敵なところ。それは彼らのマインドが、常にまっすぐで、まっすぐすぎてしまうから…それが音楽にあらわれているのだと思っている。

 それぞれに違った音楽のルーツを持つ6人。「音楽は一番身近に感じられる芸術だ」と言い、とことん音楽に変態級の感性を持っている人もいれば、今まで音楽と言えばジャニーズ!という、いわゆるジャニオタまで。本当にいろんなルーツを持っている6人が、1つのグループに集結している。でも、そんな彼らの音楽だから良いのかもしれない。違うベクトルを持った人間が、バンドという接点の中で1つになるから良いのかもしれない。


 私は正直「歌が上手い」という表現は、とても曖昧だと思っている。音を外すことなく歌えたら、それは上手ということ?カラオケで100点をとれたら?それってなんだかちょっと違うように思う。
 以前私が所属していた部活の顧問が言っていた、「音楽は正確さを競うためのものじゃない、不安定な部分も音楽の美しいところだ。」と。だから、音楽の良し悪しの尺度はとても曖昧だと思っている。その一方で私個人としては、人の心を動かす音楽というのは気持ちを音に乗せることができるかみたいなところが本質なのではないかと素人ながらに思っている。正直、彼らの音楽はまだまだ不安定だ。でもその不安定さこそ、彼らにしか出せない、彼らの音楽の持つ美しいところなのだと、顧問の言葉を思い出した。


 小さなバンド部屋で彼らは日々練習をしている。違うベクトルで、もし同じクラスだったら絶対に接点の無い6人が、そのバンド部屋で一つの青春を生きている。良い音楽を届けたいからという理由で、自分たちでお金を出し合い、お高めの良い機材を購入したり、ギターを始めたばかりのメンバーに付きっきりでギターを教え「俺はりんねと練習するの楽しいから一緒に練習するんだ」などと言う。そういう、青春の断片が彼らの音楽から感じ取れる。

 7MEN侍の唯一無二なポイントは他にもある。簡単に言ってしまえば、男臭さ。彼ら自身のアイドルとしてのポテンシャルも もちろんありつつ、本当にアツイ曲が似合う。男闘呼組のカバーだけでなく、初のオリジナル曲である「サムダマ」もまた、彼らにしか歌えない曲だと思っている。今を生きる若い男の子たちが、80年代のハードロックが似合ってしまうところ、それは7MEN侍にしかない魅力であり、大切にしていきたい事実。


 正直、今のジャニーズJr.は一時期と比べて世間からの注目度も、認知度もどんどん高まっている。テレビにだって、ドラマにだって、CMにだって出れる時代。それが、本当に嬉しい一方で、ハングリー精神を求めてしまうことも私個人としてはある。ハングリー精神「やったるぞ」みたいな心意気を求めている。彼らのインタビューを読んでいると、状況に満足せずに反省点も振り返りながら成長しようとする様子を伺えることも多く、その度にマーカーを引く勢いで文章を噛み締めてしまう。

 ここまで長くなってしまったけど、7MEN侍のそういう、同じ青春を生きているところ、そして「似合う服じゃなくて、着たい服で勝負する」(by 最年長)ところなどなど、私は本当に彼らのことがめちゃくちゃに好き。彼らの奏でる音楽も、空気感も、熱量も…大好きという言葉では言い表せないくらいの愛おしさを持って応援している。

 彼らの夢は、ロックの聖地と呼ばれる「武道館」に立つこと。なかなかライブに行けずとも、私は彼らがその夢を叶える未来を共に生きたいとまで思っている。


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7 MEN 侍「サムダマ」(Summer Paradise 2020) 
 https://youtu.be/QUIgw5AzTaM 

7 MEN 侍「言葉より大切なもの」 
https://j-island.net/s/jitv/video/11899

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