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「愛が上手な人」

「関ジャニ∞」という存在は 青春のすべて であり、いつも私の心の拠り所でした。
関ジャニ∞の曲は、失敗することも うまくいかないことも 人よりできないことも、一度まるごと全部を受け止め、また歩み方を教えてくれる、そんなふうだと私は解釈しています。
行ってこい!と背中を押すのみの、そんな無責任なことはせず、立ち止まった足の先に矢印を書いてくれるみたいな。
そんな関ジャニ∞の在り方が好きです。そんな関ジャニ∞なりの届け方が私は大好きです。


思いっきり笑って、思いっきり楽しんで、嫌なことを一度すっからかんにして、温もりを注ぎ、満ち満ちにしてくれる、そんなセットリストだった今回の18祭。

この前のアリーナツアーでも思ったのですが「関ジャニ∞が関ジャニ∞であり続けている」その事実に胸がいっぱいでした。「関ジャニ∞らしい」というその軸をずっと変えずにいてくれることで、触れるたびに私の生きた青春の記憶が蘇ります。

こちらに向けるまっすぐすぎる眼差しのこと、たくさん笑わせて泣かせておいて 最後に「今日は元気になりましたか?」なんて優しく聞いてくれること、かっこ悪くても人より遅くとも それでも自分らしく居続けるという「美学」のこと、目を合わせて同じ空気を生きて くしゃくしゃな笑顔で共に楽しんでくれること。「関ジャニ∞らしい」という、その言葉に詰め込まれたすべての意味が、毎瞬間 降ってくるようでした。


丸山隆平さん。今回もふわふわの髪の毛を可愛らしく揺らしながら、あちこちにファンサービスを行っていたのが印象的でした。私はそんなお姿を目の当たりにするたびに「丸山さんを越えるアイドルはいない」という言葉で表現します。でも最近いろんなアイドルに触れる日々の中でアイドルというのは「その人自身のあらゆる魅力で人の心を惹きつける人」という意味なのかなと考えています。世に言う「アイドル」がそういう存在ならば、丸山さんのことを何と表現しようかと考えていたところです。

今回は、今までで一番近い場所で見ることができ、たまたま見上げたところに丸山さんが来てくれるという瞬間がありました。その瞬間以外も 私はいつも通り、トロッコに乗っている丸山さんを肉眼で見つめていたのですが、丸山さんはどの瞬間も、いつだって、一切よそ見することなく、常に ファンの目を 見ていました。花火が上がった瞬間も、空の上で弾ける無数のキラキラなんてお構いなしに、客席を見渡し、こちらが花火を見上げている様子を愛おしそうに見つめていました。

そんな丸山さんを、私は「アイドル」であるのと同時に「愛が上手な人」と表現してみたくなりました。歌で、表情で、声で、言葉で、そしてファンの要望に全力で応えていくその姿勢で。丸山隆平さんは、本当に愛を形にするのが上手な人だと思いました。



前回の野外のライブからもう8年が経ち、いつのまにか私も学生最後の歳になりました。関ジャニ∞が「関ジャニ∞らしく」居続けている裏には、どんな努力があるのだろうと、自分のできる限りの想像をしました。全部を理解することはできないけれど、40歳という年齢で、年齢に限らず今もなお前へ前へと前進し続け、努力し続けている関ジャニ∞を目の当たりにしました。

心底、かっこいい大人だと思いました。なりたいと思いました。就活をしている中で、いろんな大人を見ているけれど、私は関ジャニ∞みたいな「大人」になりたい。

年齢に限らず前を向き続け、努力し続ける。人よりできないことがあったとしても、人より遅くても、自分たちらしさで がむしゃらでひたむきに、時には子供らしく無邪気に。そんなふうに、私もなりたいと思いました。

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