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「何はともあれ君だけがいい」

「フォーティンブラス」を観劇してから、ずっと消化できずに時間だけが過ぎてしまって、忘れないうちにと焦ってこちらを打っています。

ひたむきな演技にそぐうよう、綺麗な言葉を探して選んで…本の森に出かけていたところ、好きなら好きで理由がうまくなくともそれでいいのでは、、、とあぐらをかきはじめていたところです・・・(エー!)

冬からちょっとずつあたたかくなっていく季節に、大光さんの舞台を観に行くのが毎年の恒例行事みたいになっています。あたたかくなるのを合図に私はまた大光さんのことが大好きになって…単純にほくほくうれしい気持ちです。


大光さんの役柄は、舞台の台詞ほんのちょっとの俳優 羽沢武年。
「主役」と「脇役」は、ハムレットという演劇の中で、一見位置の違う隔てられた関係のように思えてしまうけれど、ステージが一つのアンサンブルであるなら、その二者の関係はメロディーを演奏する人と拍子を打つ人のような関係だと思いました。メロディーはもちろん十分なチューニングが必要だけど、伴奏だってチューニングをする必要があって、お互いに周りの音をしっかり聴かないと音楽は成り立たない。そうでないと音が重なりあったときに、噛み合わずに波打つ不協和音になってしまう…。お芝居も、ステージの上で踊ったり歌ったりも、二者がお互いにアンサンブルをしようとする意識こそが、舞台の上を構成する重要な事項であるように思いました。

だからといっても、「脇役」という文脈がやっぱりマイナスに聞こえてしまって、大光さんもパンフレットでおっしゃっていた「全員主役は聞こえがいいけど難しい」に対してコクコク頷いてしまいました。今までもこの論争のなかでたくさん思いを巡らせてきたんだろうと想像してしまったお芝居だったけれど、ここだけのお話・・・そういえば、私は集団の端っこにいる大光さんを見て「この子はなにを考えているんだろう」と思って、その掴めなさと何となしに目で追ってしまう引力から、ぐーんと手を引っ張られるみたいに好きになったのを思い出しました。
みんなのキラキラした目標の先が「主役」なのもすごくよくわかりつつ、そういう引力があなたにはあるんだよということを静かに心のうちにしまっておきたいなと思っています。

大光さんに会いにいくたびに、大光さんが持つ「不思議な引力」のお話をしてしまいますが、舞台にしろライブにしろ、なんだか無意識で大光さんの瞳をぼ〜っと見てしまう時があるんです。ひたむきで、メラメラとした気合いと、舞台での一瞬一瞬を楽しもうとするゆらめきが感じられて好きです。あの、まんまるな目が様々な色に艶めく瞬間がとっても綺麗でだいすきです。
今回も、一層頼もしくなった瞳の奥をぼ〜っと見つめながら、この人のことずっと好きでいたいね、と自分の中で新たに好きのラブレターを書き綴ってしまいました。

最近は日々の生活に参ってしまうことが多いのですが…大光さんへのラブを自分の中心に持ってくることで、あらゆる魔法少女のように気高く愛いっぱいの自分でいられるので、自分にとってこの気持ちは「恋」以上に大事だなと思います。

次はぴあアリーナでの対バン。久しぶりに7MEN侍のパフォーマンスに触れられることがとっても楽しみです。

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