見出し画像

新人が物量を増やさずに目標を達成するための仕組みを考えてみた

こんにちは、DL同人作家の住吉大吉です。
さて今日は、DL同人作家が目標達成のために
「やることを増やさずに効率的に進める方法」について考えたことを
報告します。
私がたどり着いた考えは、「狭く深く描く」というアプローチです。

「狭く深く」とは何か?


狭くとは、新要素の影響を与える範囲や関わるキャラを限定することを
意味します。他にもキャラの性格や人間関係、場面の設定などの要素同士が
リンクして違う意味を生むことも含めます。つまり扱う情報の範囲の狭さや量の少なさ。
深くとは、人物の過去やギャップのある性格など
序盤は見えていない情報の背景を描写することを意味します。他にも単純に要素をより強く尖らせていくことも含めます。つまり、潜在的な要素や情報の密度を描写すること。
ネットで検索しても、要素がお互いに密接や濃厚な関係にあることという
意味が出てきました。
なので二つ以上の要素が近い位置にあり表面上見えてない要素まで深くリンクしていることと考えていいと思います。
リンクすることで一度設定した情報を使い捨てにせず再利用できる可能性を思いついたり、バリエーションを持たせることができます。
再利用するたびに要素の理解が進み勝手知ったることになるため、
意外な切り口が見えやすくなります。
つまり今回のアプローチはたくさん新しいものを出しました!という
物量のお話ではなく、扱う要素を少なくして一つ一つの情報の密度を上げるということになります。

狭く深く描くことがなぜ必要なのか?


それは個人制作で速くかつ質の高いものを出すには、少ない手間で
高い効果を出すことが必須だからです。
個人制作をしていると、とある問題にぶつかります。
それは、新作の制作に多くの要素を組み込むと、調べ物や慣れていない絵の作画に時間がかかり、発売が遅れがちになるということです。
DL同人作品の特性上、発表した作品はファンの少ないうちは
販売サイトの下側の目立たない位置に掲載されます。
そして以前に販売した作品は埋もれていくことで、あなたは何ヶ月も新作を販売していない作家になってしまいます。
特に駆け出しの作家にとっては、次々と作品を販売して
ファンを増やすことが必要不可欠です。

狭く深く描く考えを活かした制作例


例えば、えっちなマッサージにハマっていく
女性キャラの話とかを描くことができます。
主人公の女性キャラがマッサージ店にやってきますが、そこでは
本当の自分を知るという怪しげな施術を受けることになります。
序盤はキャラやマッサージ店の紹介のエピソード、ソフトエロの描写に
とどまっています。
しかし主人公が徐々に開発されていくうちに快楽がコンプレックスなどの
深層心理と組み合わさり始めます。
ついには自分でも知らなかった欲望が湧いてきてマッサージ沼に
ハマってしまう。という話です。

ここでの狭い要素とは、マッサージ店の個室だけでの話、主な登場人物は
主人公と施術する店員の2人だけという点です。
深い要素とは、主人公のコンプレックスや憧れの体験、嫉妬などの心の奥にしまい込んでいた感情までも施術に関わってくる点です。
主人公と店員やマッサージ店以外の要素はほぼ登場しませんが、それなりに情報量があり個人でも描きやすそうです。

このアプローチのメリットとデメリット


メリットは、
・タスクの増加を防ぐ
・限られた素材で強い印象を与えることができる
・作家としてのブランド構築や仕事のスピード向上
・既出の素材を再利用でき、シリーズ化を可能にする

デメリットは、
・次回作は100P超え!と言うような物量の多さをアピールできず
ハッタリが効かない
(これは情報の密度と質で補っていることを紹介してカバーします。)
・物量の多さが前提のジャンルには参入できない
・これ以上狭くも深くもできないところに行き着いてしまうことで
何も描くことがなくなってしまう

次回の漫画では、この考え方を更に活かし、読者の皆さんに注目して
いただける作品を作る予定です。
狭く深く描くことで密度の高い作品を
コンスタントに速く描き上げていきたいです。

よろしければSNSのフォローお願いします。
私の作品はリンク先から見ることができます。

https://twitter.com/luckysumiyoshi?lang=ja

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ401603.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?