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私は不倫していた。28話:月光とココア

月光といっても音楽の話をしたいわけではなく、月の話をしたい。
秋になり、月を見る機会が増えた。言うまでもなく、月は満ち欠けをするが、私はどの形の月も好きだ。今朝は雲がかかっていて、少し光が優しい。
学生時代、「月がきれいですね。」と好きな子に写真を送ったことがある。返答は「手が届かないものってキレイに見えますよね。」と言われたので完全に脈なしかと思ったら、以外にも他意はなくすんなりお付き合いできたことがあった。のちに聞いたら、そもそも「月がきれいですね。」に込められたメッセージを知らなかったとのことだ。なので、文学好きな諸君にはもっと直接的な表現を使った方が今の時代には伝わりやすいと話しておきたい。


なんなら月見をしながらのんびり焚火でもしようものならそれだけで3時間は癒される。さらに現代はkindleというものがあるので、月の光と暗い焚火の明かりだけでも読書が可能だ。お気に入りの小説を暖かいココアを飲みながら月の光に照らされて読む。一昔前では考えられなかった読書法を取ることが可能になった。
さらには骨伝導のイヤホンを使って音楽まで聴きながらこれを楽しめるのだから、素晴らしい贅沢をしている。

さて昨日の件だが、友人のありがたみを一身に感じている。お陰様で最近は橘絵里を思い出して、感傷的な気分になることも減ってきた。仕事と日常生活を除いて、筋トレをしているか、焚火をしているか読書をしているかしかなかった私の生活に彩が添えられたという気分だ。
どのような友人かというと相手のこともあるので説明しずらいが、簡単に言うとメル友だ。
このスピーディーなやり取りができる時代にあえてメル友というところが大変面白く、そして何よりこの方の人間性に大変魅力を感じている。毎日一通程度のやり取りをして一か月たたないくらいだが、これが大変楽しい。

この方とメールをしていて心地よいのは、とにかく良いこと探しが上手という点があるからだと思う。日常生活の中のなんでもない発見もこの人は良いことに変えてしまう。私のような大雑把な人間が気づけない小さな発見も人によってはすごく良いことを見つけた感動に変えられると教えてくれた。ちなみに本人の許可なく勝手に記事に書いているため、これをもし読んだら気を悪くされるかもしれない汗
先に謝っておこう、勝手に出演させて申し訳ない(笑)

どのような関係であれ、人は出会いによって影響を受ける。先日の記事にて人の行動を変えることは難しいので、自分が変わるしかないと言ったが、少なくとも私はこの人の影響を多大に受けている。そのくらい魅力的な人柄だと思ったので今も付き合いは続いている。
願わくばこの人のように私自身も誰かのプラスとなるような価値観を与えられる人間でありたいと思う。早朝4時前から薪ストーブと焚火の二代体制でこれを書いている。せっかくの土曜日なのに今日も午前中は仕事だ。

さて、ココアも飲んだし筋トレでもするか。

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