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簡易レタッチ(フリンジを消す)

「Camera Raw」でフリンジを消す

フリンジ(fringe)とは、風景撮影などで、明るい空(背景)と暗い被写体などの縁に出る色収差(緑や紫色、赤など)のこと。
逆光のとき、空をレタッチしたとき、フリンジが出てきます。「SNS」では気がつきませんが、写真を大きく伸ばしたり、プリントしたりすると目立つことがあります。
まず、最初に「Camera Raw」で消してみましょう。

レタッチ前(Camera Raw)
レタッチ後

「Camera Raw」の「レンズ」から上図の ☑ を入れ、空とのスカイラインに出ている赤色の縁を取ってみましょう。
「フリンジ軽減」の紫の適用量を右にスライドすると消えました。まだ若干青緑が残っています。これでもOKかも。

荒療治をしてみましょう

上級者からは、タブーと言われるかもしれませんが、こんなやり方もあります。
それは、「レイヤー1」を複製し、「選択範囲」から空を選択。それを「選択範囲を反転」で反転します。シルエットの山が選択されました。
「選択範囲」「選択範囲を変更」「選択範囲を縮小」「縮小量(3pixel)など」にし、山のシルエット(フリンジになっているところをカット)します。
これをコピー(Ctrl + C)します。そしてペースト(Ctrl + V)します。
何も変わらないように見えますが、シルエットの山が重なっています。
画像をフリンジが見えるまで拡大し、「移動ツール」で山を上にあげます。
フリンジが消えたところで、ストップ。
この場合、シルエットの山が黒いので、分かりませんが、もし、違う色とか空間(画像下に)が出てしまったら、(Ctrl + T)で整える(Shiftを押しながら比率が変わらず、大きさを変える)と隠れます。

スカイラインと空が重なったところが不自然だったり、違和感があったりした場合は、「ぼかしツール」(オプションバーの筆の大きさ、モードや強さなどを変えて)スカイラインと空の部分をなぞっていくと、なじんでいきます。

ご来光前の風景をレタッチする

※ご来光前は、まだ暗かったり、グラデーションが綺麗に出ないときがあります。そのようなときは、空を選択して明るさなどを変えますが、このページのテーマである「フリンジ」が出やすくなります。ご自分で撮影された写真を確認してみましょう。

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