我々の所属する業界はいわゆる再生業界ですが、
その中でも我々はいわば「闇医者」
王道のターンアラウンドとは大きく手法がかけ離れています。

そこで王道の再生手法を学びたいと、
ターンアラウンドのノウハウを学びに行きました。

講座を受講すること１ヶ月
最終レッスンでは、実際に破産手前の会社をデモンストレーション的に再生することに。

その会社は乾いたスポンジをさらに絞らねばならいほど逼迫していました。
P/Lの中に１つ「謎の経費」が入っていました。数字にして毎月50万ほど。
それは彼らターンアラウンドの顧問料でした。

僕　「ん？金に困ってる会社で顧問料とるんですか？」
協会「はい、でないとボランティアになるかと」
僕　「でも再生させてからお金取ればいいんじゃないですか？」
協会「再生に失敗する場合もありますので。」

いやいや、お前らの「顧問料」を一番カットすべきだわっ！

我々は沈みかけた会社から顧問料をとるような処理はしません。
成功報酬型とし、一蓮托生で再生を進める方が依頼人の信頼を勝ち取れるからです。

正直これまで１ヶ月のぬるいスキームの数々を見ていて、
「こんな時間かけてちゃ零細は潰れるよ…」と思うことも多々。

やはり僕は闇医者でしか生きてゆけないようです….