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Vol.14 (大阪)大家への告知

物件の退去をナメてました
ただ解約すればいいぐらいに思っていたのです

相手は超大手の「阪○不動産」
素人丸出しの小僧が高層ビルに乗り込みます


僕 「来月にも退去したいのですが...」
担当「半年前の退去告知義務なので、半年分は負担いただければと」
僕 「その金がなくて… 保証金で相殺してくれませんか?」
担当「すでに半年前から滞納が続き、保証金から相殺してるんですよ?」
僕 (え... 父さん… 聞いてないよ… )
担当「残金を相殺しても、200万は追加で支払って頂かないと」
僕 「そんなお金ないです...」
担当「では息子さんが保証人となり追加で借入でもしては?」
僕 (態度が急変したな…. )
担当「こちらは別口で8000万もの金を出店の費用で貸してます」
僕 (...)
相手「退去費用も出資金も回収しますからね。覚悟しててください!」

半ば逃げるようにその場を立ち去りました


交渉に応じる気配はゼロ…
対抗する手立てがありません...

さらに追い討ちをかけるような出来事が
大阪店の解体費用(スケルトン)の見積が届いたのです

【解体工事】
・解体費用  250万(1坪50,000円 /50坪)
・搬送費   50万(2tトラック 2台)

オリンピック工事による人手不足で費用は高騰していました

家賃残債:200万
解体費用:300万
計「500万」もの金が撤退にかかるとは…

撤退にも金がかかるのかよ...
思わぬ出費に絶句しました

言われてみれば当たり前ですが、
当時の僕はそんなことも分かっていませんでした

仮これらを工面できても
最もネックとなる「8000万」の出資金(返済)をどうするのか...

もう再生なんて無理なんじゃないか...
帰りの新幹線でそう思い始める自分がいました…

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