入れ歯のセミナーを受けてきました。
こんにちは!歯科医師Hachiです!
今日は、入れ歯に関するセミナーを受けてきました。
入れ歯は、歯を失ったところを補う治療の一つで、よくブリッジやインプラントと比較されます。
よく言われるのが、「入れ歯は噛みにくいので使い勝手は良くない。」ということです。
確かにブリッジやインプラントに比較すると入れ歯は使い勝手が悪いとおっしゃる方は多いです。
それは事実なのですが、入れ歯自体に問題がある以外にも、入れ歯に苦手意識を持つ歯医者が少なくないという背景も実はあります。
入れ歯って結構難しいんです。
お口の中の歯ぐきや粘膜ってお口を動かすたびにアメーバのように複雑に形が変わります。
そこに入れ歯のようなプラスチックな塊が入るわけですから、歯ぐきや粘膜の動かし方によっては入れ歯がカタついたり、どこかにあたって痛いなんてことが起こるわけです。
入れ歯を作るにも、型取り、噛み合わせを決める、仮の入れ歯の試適、完成と、最低でも4回かかります。
それですぐ入れ歯が馴染むわけではなく、調整で何度かきていただく必要があります。
足が無くなったら義足をつけるわけですが、すぐ走れるようにはなりませんよね?
リハビリをしてなんとか走れるようになるはずです。
入れ歯も同じで、正しく言うと、義歯なので、同様にリハビリが必要です。
なので、何回かかるかわからない調整を繰り返すので患者さんも歯医者も大変な思いをすることがあります。
そんなこんなで、イマイチわかりづらく、患者さんにも苦労をかけてしまいがちな入れ歯治療は、歯医者的にも苦手意識を持ちやすいのです。
なので、入れ歯治療を少しでもシンプルにかつ患者さんに満足が得られやすいようにセミナーに参加して勉強してきました。
結果的にはこれから実践できそうなので楽しみです!
歯がないところに歯を作る方法は、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあり、それぞれメリットデメリットがあります。
ただ、自分が苦手だから入れ歯を勧めないとかそういう歯科医師にはなりたくないので、患者さんが選ばれた方法を全力で取り組んでいけるようこれからも精進していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もよろしくお願いします!
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