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時間管理と歯科治療の関係

みなさん、こんにちは!歯科医師Hachiです!

本屋に行くと、「時間管理術」に関するビジネス本を目にすることがあります。

日々の仕事や家事に追われて、なかなか本来やりたいことに手が回らない、なんて人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

僕もその1人で、本屋で「時間管理術」に関する本をパラパラめくると、「時間管理のマトリックス」というお話がいくつかの本で書かれていました。

現代経営学の父、ピーター・ドラッカー氏はこの様な言葉を残しています。


「時間は最も希少な資源。時間をマネジメントできなければ、何もマネジメントできない」


時間をマネジメントできる様になると、
本当の意味で充実した仕事ができたり、幸せな人生が送れるようになるということらしいです。

「時間管理のマトリックス」とは、
横軸に「緊急度」を、縦軸に「重要度」を取り、タスクの優先順位を4つの領域で捉える考え方です。

https://timecrowd.net/blog/time_management_matrix/



自らの活動を、急ぎかどうかと言う「緊急度」だけでなく、
重要かどうかと言う「重要度」も加味して優先順位をつけます。

緊急度の高い活動とは、今すぐに実行しなければならない活動です。
重要度の高い活動とは、自分のミッション・目標の実現に繋がる活動の事です。


四象限で捉えた、それぞれは下記の通り呼ばれます。

第一領域:緊急かつ重要な事
第二領域:緊急ではないが重要な事
第三領域:緊急だが重要ではない事
第四領域:緊急でも重要でもない事

この中で、最も重要なのが「第二領域」です。
結論、時間管理のポイントは「第二領域への注力」になります。


この領域に当てはまるタスクを計画的に実行して行く事で、
本当の意味で充実した仕事ができたり、幸せな人生が送れるようになるということです。


第二領域とは?


前述の通り「第二領域」とは、緊急ではないが重要な事の領域です。



仕事を進めていく上での急ぎではないですが、
将来に向けた備えなど、重要度が高い内容を指します。「質の高い領域」とも言われています。



第二領域とはどういった行動があるでしょうか??
例えばこれらの行動になります。



・信頼関係づくり
・予防
・自分を磨くこと
・準備や計画
・育成
・適度な息抜き


今すぐの緊急性はないものの、事前に取り組んでおく事で将来的にいい結果をもたらす重要な活動だということがわかります。

僕らは、ついつい緊急度の高い活動に反応してしまうため、第二領域へ注力する為に、時間を生み出すことは簡単なことではありません。

ですが、だからといってそのままだといつまで経っても充実した生活は手に入らないのです。

これを歯科の領域で考えてみます。

第一領域に当てはまるのが、痛みを取るための応急処置や虫歯治療です。

歯医者の治療って長くないですか?あなたのお口の中の状況が悪ければ悪いほど、治療期間もかかります。

その分、あなたの貴重な時間がどんどん奪われていくのです。

一方で、第二領域に当てはまるのが、予防・メンテナンスです。

しっかり予防をしていれば、3ヶ月に一回くらいのペースで歯医者に行くだけですし、仮にそこで虫歯が見つかっても、早期発見なので大抵の場合1.2回くらいの治療で終わります。

そうなれば、他の時間をまた別の第二領域に注ぐことができるのです。

第二領域に意識的に取り組まなければ、第一領域だけがどんどん大きくなり、次から次へと押し寄せる課題や問題に打ちのめされてしまいます。

「第二領域」に取り組む事が、第一領域を縮小させます。

いかがですか?第二領域の重要性が少しはお分かりいただけたでしょうか?

それでは、どうすれば第二領域に時間を注げるのでしょうか?

これに関しては、特に裏ワザ的なものはなく、単純に
第二領域に「取り組む時間」を意識的に作る!
これに尽きます。


仕事においては、あくまで「第一領域」の方が優先順位が高いです。

ただ、第二領域に少しでも取り組む事で、第一領域の縮小が可能になります。

可能なら、事前に年間スケジュールや、週間スケジュールなどであらかじめ第二領域の時間をブロックしておくことをお勧めします。

難しいのはよく分かりますが、成功するためや充実した生活を送るためには「必要不可欠なこと」なんです。

僕も四苦八苦しながら取り組んでます。

一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします!

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