こんにちは！歯科医師Hachiです！

FDI（世界歯科連盟）という団体が、歯磨きの推奨に関するコンセンサスを発表したので、それをもとに皆さんにも一問一答の形式で共有させていただきたいと思います。

ちゃんとした団体なので、信憑性は高いかと思いますが、個人的な見解も織り交ぜて解説したいと思います。

ブラッシングの最適なタイミング、頻度、時間について

Q．いつ歯を磨くべき？

大人も子どもも、夜または就寝前に最後にブラッシングし、その他に少なくとも1回は磨く必要がある。

→基本は朝と寝る前がいいかなと思います。

Q．どのくらいの頻度で歯を磨くべき？

大人と子どもには、少なくとも1日2回のブラッシングを実施またはサポートすることが推奨される。

Q．どのくらい歯を磨くべき？

大人も子どもも、すべての歯の表面が効果的にきれいになるように、十分な時間ブラッシングする必要がある。残存歯数と手先の器用さによるが、ブラッシングには約2分かかる。

→僕はいつも5分くらいしてます。

子どもの歯磨きについて

Q．子どもはいつからブラッシングを始めるべき？

親または介護者は、最初の歯が萌出したらすぐに、柔らかい歯ブラシまたは布を使って、子どもの歯のブラッシングを開始する必要がある。布を使用する場合は、乳臼歯が萌出したら歯ブラシの使用に切り替える。

→萌出したてはむし歯になることはそうそうないので、そんなに念入りに磨く必要はありません。逆に言えば、それでむし歯ができてしまった場合は、食生活を見直すべきです。

Q．子どものブラッシングは何歳まで監視する必要がある？

親や介護者は、子どもが自分で効果的にブラッシングできるようになるまで、ブラッシングを手伝う、または監督し続ける必要がある。

→歯医者さんに行って、衛生士さんに正しい磨き方を教わるとより良いかと思います。

ブラッシング前後のうがいについて

Q．ブラッシング前後には、うがいをするべき？唾を吐くべき？

口腔内のフッ化物濃度レベルを維持するために、ブラッシング後は余分な歯磨剤を吐き出すが、水ですすぐことは推奨できない。洗口剤を使用する場合は、ブラッシング直後以外のタイミングで使用する。

幼児の場合は、ブラッシング後に余分な歯磨剤が吐き出されるように細心の注意を払う必要があるかもしれない。

→僕はうがいはしません。朝はしてます。

歯ブラシの種類について

Q．口腔の健康を維持するのにもっとも効果的な歯ブラシのタイプは電動または手用のどちらか

患者には、手用または充電式電動歯ブラシを使用して、歯と歯肉を習慣的に清掃するようアドバイスする必要がある。手用歯ブラシと電動歯ブラシの有効性は、患者のテクニックレベルに影響される。

→磨ければどちらでも良いと思います。僕は電動歯ブラシ派です。

Q．最適な歯ブラシヘッドのタイプや形状は何？

メーカーごとの質感の違いを考慮して、柔らかいまたは中程度の質感の毛を備えた小さな歯ブラシヘッドを使用するよう、患者にアドバイスする必要がある。

→僕のオススメはやわらかめ。市販の「ふつう」の硬さは、僕の中では硬めの印象です。

歯間部清掃について

Q．歯間清掃用具は、歯周病の予防・管理やう蝕予防にどの程度効果がある？

歯間部へのアプローチ方法は、歯間空隙のスペースに依存する場合がある。歯間ブラシやシングルタフトブラシ、デンタルフロスはすべて清掃用のオプションであり、専門家のアドバイスに従い、歯間のサイズとスペース内の有効性に基づいて選択する必要がある。

→大人の方は、フロスや歯間ブラシはマストです。

歯磨剤について

Q．どの濃度のフッ化物配合歯磨剤がもっとも効果的？

子どもには、少なくとも1,000ppmのフッ化物配合歯磨剤を使用する必要がある。

7歳以上の場合は、1,000～1,500ppm のフッ化物配合歯磨剤を使用する。

→僕のオススメの歯磨剤はチェックアップ（むし歯予防）

歯ブラシの保管について

Q．歯ブラシはどのように保管すれば良い？

歯ブラシの使用後は立てた状態で保管し、自然乾燥させる。

歯ブラシの使用後は必ずよくすすいで、残ったペーストを取り除く。

歯ブラシは家族間で共用しない。

Q．歯ブラシはどのくらいの頻度で交換する必要がある？

歯ブラシは3～4ヶ月ごとに交換する必要がある。毛先が明らかに艶消しになったり擦り切れたりしている場合、および感染症や病気の直後には、それ以上の頻度で交換する必要がある。

→これに関しては、1ヶ月の交換をお勧めします！

以上、一問一答でした。

参考になるものはありましたか？

個人的な感想は、歯ブラシの保管方法など、当然知ってたことですが、こうやってちゃんとしたデータを学ぶと、間違ってなかったことがわかって良かったです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いします！