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合格小論文は注文住宅?


はじめに

皆さん、こんにちわ。合格サポーターの佐々英流(ササエル)です。
今回は、合格小論文の作成プロセスをお伝えします。基本的に小論文の作成プロセスは、モノづくりのプロセスと同じです。ここでは、モノづくりの事例として、注文住宅と比較しながら、そのプロセスを確認してみましょう。


①注文の聞き取り(出題者の意図の把握)

 注文住宅は、顧客の注文を聞き取るところから、スタートします。これから作る家の完成像を共有するのです。どんな家にしたいのかということだけではなく、予算などの制約条件を聞き取ることも大事です。そして、この初手が、非常に重要なのです。顧客が本当に望むことを理解できていないと、誤った方向性に突き進んでしまうでしょう。小論文も同じです。設問には、一体、何を書いてほしいのか、条件なども含めて、出題者の意図が、書かれています。これをしっかり、読み取れるか否かで、作成した小論文が、合格小論文になるか、不合格小論文になるか、決まってくるのです。例えば、『経済のグローバル化を推進すべきか、抑制すべきか、あなたの考えを述べよ。』という設問があったとします。この設問に対し、多くの受験生は、『経済のグローバル化を推進すべきか、抑制すべきか』を書けばよいと、読み取ります。ですが、これでは、まだ、不足しているのです。『経済のグローバル化とは何か』という言葉の定義を小論文に記載することが、言外に求められているのです。こうした、出題者の意図を正しく読み取る能力を身につけるには、もちろん練習が必要です。ササエル式では、ここから、しっかりと訓練していきます。

②設計図の作成(構成メモの作成)

 聞き取った顧客の注文を具体化するために、設計を行います。設計図という客観的な形で確認できるようにすることで、あいまいだったイメージが、明確になってくるわけです。また、そうすることで、キッチンはもっと広くしたいとか、明るさを確保するために天窓が必要といった変更点もでてきます。こうした変更は、実際の建築が始まってからでは、大きな影響が発生します。ですが、設計図の段階なら、ちょっと書き直すだけで、完了します。設計の段階で、調整することが、大事なんです。そして、最終的な設計図が完成したら、その内容を顧客と合意します。みんなが目指すゴールが、ここで決まるのです。
 小論文も設計が重要です。読み取った出題者の意図を設計の型に入れて、構成メモを作成します。設計というと、非常に難しいイメージがありますが、ササエル式では、極力、機械的に設計ができるように、独自の型でサポート致します。もちろん、合格小論文の構成として、実績がある型ですので、安心してご活用ください。そして、完成した設計メモを、受験生が自分でチェックすることになります。出題者の意図に、しっかり答える内容になっているか、合格レベルの構成メモであることを自己点検するのです。合格レベルの構成メモが書けなければ、合格小論文は書けません。ササエル式では、合格レベルの構成メモを作成する練習を積んで頂くことで、短期間で小論文作成力を伸ばしていただきます。

③住宅の建築(小論文の作成)

 最終的に顧客と合意した設計図を基に、実際の住宅を建築します。この段階で、重要のことは、設計図通りに作るということです。間違っても、ここで設計を変えてはいけません。建築段階では、設計を具体化することだけに集中しましょう。小論文でも、同じです。構成メモ通りに小論文を作成することが、成功のカギなのです。文字数が足りないからといって、構成メモから外れた内容を記載すると、全体の論理の一貫性が失われます。小論文としての評価が悪化するわけです。構成メモで、メリットを書くと決めたら、メリットの具体例以外を書いてはいけません。合格レベルの構成メモ通りに作成した小論文が、合格小論文なのです。小論文を書き上げる段階では、このポイントだけを気を付けましょう。

もっとも重要な工程はどこ?

 このように、小論文作成プロセスは以下の3工程になります。
①出題者の意図の把握
②構成メモの作成
③小論文の作成
 この中で、もっとも重要な工程は、どこでしょうか?初学者は、③小論文の作成を重視するかもしれません。確かに、最終的に小論文を仕上げる段階ではありますが、記載する内容は、構成メモで決まっています。構成メモを作成する段階のほうが重要なのです。さらに、構成メモは出題者の出題意図をどう把握したかによって、大きく変わってきます。先ほどの例で言えば、単に、『経済のグローバル化を推進すべきか、抑制すべきか』としか把握していない受験生の小論文には、『経済のグローバル化とは何か』という言葉の定義が、記されることはありません。定義が書かれた小論文のほうが、高い評価を得ることは、確実ですね。つまり、合格小論文が書ける受験生は、試験開始、数分で、ほぼ勝負を決めてしまっているわけです。ササエル式では、合格小論文が確実に書ける力を、回数無制限の添削サポートによって養成致します。

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