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はじめまして♬ニキニキです。

 素晴らしいご縁があり、今月からインフィニティ国際学院のアカデミア講座 第4期 ミッキー絵本研究ゼミ生 として半年間学ぶことになりました。
 
 講師の先生は、東洋大学文学部門国際文化コミュニケーション学科准教授 
松下政経塾8期生の 竹内美紀 氏です。

 今まで学んできたことを『アウトプット』することで、本当に自分のものにする。そしてオンライン社会の今だからこそ、デジタルスキルを同時に身に着けようというという学びのスタイルで、受講後は自分自身の『リフレクション』としての復習内容をオンライン上で発表するまでが一連の流れです。そのために幅広い層の皆様へ見ていただこうと『noto』を立ち上げました。

 絵本研究ゼミでは、その他にも課題がありますが、まずは立ち上げ第一弾として、第1回目の講義前の課題をアップロードします。

 課題テーマは 『好きな翻訳絵本を1冊選ぶこと』 
なぜその本を選んだのか、どこがいいのか、訳者はどうなのか、などのブックトークをすること。

今回私が選んだ一冊は・・・。 

⑴書籍情報
『パリのおつきさま』
シャーロット・ゾロトワ 文
タナ・ホ―バン 写真
みらいなな 訳
1993年1月17日初版発行 童話屋 
 
『シャーロット・ゾロトワ』 
 アメリカ人児童文学作家、詩人。彼女は大学で芸術や執筆、児童心理学を学び、その後作家と児童書の編集者兼出版者という、密接に関連しながらも異なる 2 つの並行したキャリアでのキャリアをスタートさせました。
 
 こどもの頃、自身の身体的な問題で経験した辛かった思いなどがベースとなった彼女の作品は、決して悲観的ではなく、どの世代の子どもの感情にもよりそうように共感するもので、その温かみのある作品は今も世界中で愛されています。
 
『タナ・ボーマン』
 1970年代から数々の写真絵本を発表した、アメリカの女流写真家。テキストを最小限に抑え、色やフォルムを明確にしたシンプルな表現で、年齢や時代を超えて、幅広い人々を魅了し続けています。
 
『みらいなな』
 シャーロット・ゾロトワの作品を中心に、子どもの世界観に寄り添うような温かな日本語の翻訳をされています。絵本を中心に出版されている『童話屋』の前社長さんの奥様で、子どもや母親の立場で語り掛けるような優しい翻訳をされる方です。
 
⑵選本理由
 この絵本は、ヨーロッパの芸術・文化の都と呼ばれるパリに出掛けることになった両親に、留守番をする女の子が「パリで すてきなものを みつけたら わたしに おしえてね」とお願いをするお話です。お母さんはそれに応えるために、パリの街中の美しいものを紹介します。
 両親を待っているおそらく8才~10才ぐらいの女の子へ、優しく語りかける愛情と、色鮮やかなパリの街の日常の空間がとても素敵で、私の大好きな1冊です。

 今回、海外の翻訳絵本を用意するという課題に、今まで翻訳家について考えて絵本を見たことがなかったため、私の持っている絵本の中にあるみらいななさんの作品を改めてチェックしてみました。

 みらいななさんは、シャーロット・ゾロトワだけではなく、同じくアメリカの絵本作家マリサビーナ・ルッソの作品も多く翻訳されているんですね。またルッソの作品も、子ども達の環世界を温かくユーモアたっぷりに見守る温かな作品達であります。
 
 今まで私は絵本の内容を見て「これが好き」と思うものを選んでいましたが、翻訳家さんもお仕事として「この絵本を伝えたい」と選ぶ絵本の傾向もあるのかなと思いました。
 
 海外の作品であっても、翻訳の作業は日本語の美しさや楽しさなどを、子ども達に伝えるための素晴らしいコミュニケーション方法だと改めて感じました。

 第1回目の講義の『リフレクション』につきましては、追ってアップします。自分の夢をゆっくりでも進みながら叶えるために、これからも頑張っていこうと思います。皆様よろしくお願いいたします!!

あたらしいぼく  シャーロット・ゾロトワ 文 / エリック・ブレグヴァド 絵 
ともだち絵本 なかよし シャーロット・ゾロトワ 文 / ベン・シェクター 絵
パリのおつきさま    シャーロット・ゾロトワ 文 / タナ・ボーマン写真
おやすみ おやすみ ぐっすり おやすみ  マリサビーナ・ルッソ作
いづれも みらいなな 訳 童話屋より出版



 
 


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