見出し画像

#76 「会社売却」と「上場会社」と「非上場会社」という3通りの道

こんにちは!今日も記事をご覧頂きありがとうございます。フラっと入ったレストランで食べたカルボナーラがまぁ美味しい!(笑)今旅Best3に入る美味しさでした~!

二度の会社売却と株式上場

さて、今日は少し聞きなれない方が多いかもしれませんが、会社売却、上場会社、非上場会社について書きます。

まず、私は社会人として入社した1社目の会社で出会った上司が立ち上げたベンチャー企業に2社目として入社しました。そこで約15年半務めたのですが、その間に非常に珍しい経験をさせて頂きました。

会社設立から売上利益共に順調に右肩上がりに伸び続け、確か7年目だったと思いますが、ある投資会社(ファンド)が興味を示して下さって会社を売却することとなりました。そこで、100%のオーナー企業からファンドへ大株主が変わりました。

この時に、創業社長はまだ37歳でしたが100億ぐらい手にしたとかしてないとか。。。(笑)本当に夢がありますよね!これがいわゆる「会社売却」というものです。

その後、ファンドからまた別のファンドに売却がされ、その数年後の会社設立13年目に東証一部(現プライム市場)に新規株式公開を果たしました。これが、いわゆる「株式上場」です。私は幸運にも二度の会社売却と株式上場を経営層という立場で経験することが出来ました。


出口として売却か上場を目指す経営者が多い

このように、会社起業をした後の出口としては会社売却か株式上場のどちらかを目指す起業家が多いです。どちらが良い悪いはタイプにもよるので何とも言えませんが、一気に大金持ちになるということは共通しています。

ちなみに、ZOZOの前澤さんがやったことが一番最強で、株式上場して更に企業価値を高めてソフトバンクのグループに株式売却をしました。このように、上場させた後に売却するというケースもあります。

私も上場したタイミングで、一緒に創業期から頑張ってきたメンバーがみんなミリオネアになって本当に報われた気持ちでした。これはストックオプションという簡単に言うと市場価格よりも非常に低い価格で購入できるという権利を持っていた為です。

メルカリが上場した際に、35人が5億以上の資産を得て、その中で最も少なかった人でも6億だったというのはとても有名な話です。大型上場となると、社長のみならず経営陣や社員も含めて恩恵を受けられるわけですね。

では、日本全体を見るとどうなっているかというと、約400万の会社があるのですが、その中で上場している会社はたった0.1%の約4,000社です。ということは、世の中に存在する会社の99.9%は「非上場会社」ということです。


非上場企業のまま進む道もある

最近話題になっているビッグモーターやジャニーズ事務所はいわゆる非上場企業です。ですので、社長が変わるといっても結局株主は何も変わっていないので実態は何も変わらないじゃないか!ということが各方面から叫ばれているわけです。全ての権限を持っているのは社長ではなく株主ですからね。

非上場企業の多くは、一人のオーナーやその家族などが全ての株式を保有していますので、自由に舵取りが出来るという面があります。また、こういう不正等が起こった時に、上場企業のように一般の投資家がいないのでぬるりとやり過ごすことが出来たりします。(当然、業績の影響は大きいですが)

非上場会社で有名な会社で言いますと、サントリー、ロレックス、イケアなどがあり、有名な経営者だとDMMの亀山社長などがいらっしゃいます。亀山社長は「上場しないで自前でやっている方が幸せ」と言い切られていますね。

非上場企業でも上場企業の何倍も何十倍も売上も利益もあるという会社もざらにありますし、経営者によっても何に重きを置くかで進む道は変わります。少し難しく感じた方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にまとめますね。


会社経営は大きく三通りの道がある

会社を設立すると当然最初は全ての会社が非上場企業としてスタートします。そして、その後は大きく三つの道があり、一つ目は非上場企業のまま突き進む、二つ目は会社を売却して事業を譲渡する、そして三つ目は株式上場をするということです。

今会社員の方はご自身が勤められている会社がどういう方向を目指しているのか、経営陣に聞いてみるのもありかもしれません。そして、会社員でも役員のような立場にいる方は、会社売却や上場のタイミングで運が良ければ一気に大金が入ってくるということもあると思います。

そして、これから会社を設立しようとされている方は、どのような道筋を進んでいこうか考えて頂くきっかけとして頂ければと思います。余談ですが、前職の創業社長に後々話を聞いた時に、会社設立した翌年にはいくらで会社を売ろうか考えていたというから驚きでした(笑)

今日は私の経験も含めて、会社設立からの三通りの歩みについて書きました。何かの参考になれば嬉しく思います。それでは今日はこの辺で。


【アクション】

・会社設立からの3通りの歩みを説明できるようになっておこう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。


(自己紹介)





本記事に価値を感じて下さった方は宜しければサポートお願い致します🤗頂いたサポートはより良い記事を書くための活動費に充てさせて頂きます!