こんにちは！いつもスキやコメントを頂き本当にありがとうございます。こちらは世界の金融のど真ん中、ニューヨーク証券取引所です。絶対に行きたい場所の一つでしたので行けて良かったです。いったい一日いくらのお金が動くんだろうと想像しようにも、全く想像がつきませんでした（笑）

日銀がマイナス金利解除&賃金5％上昇

さて、今日は久々に住宅ローンのことについて書きます。先日日銀がマイナス金利を解除して話題になりましたね。また、民間主要企業の春季賃上げ率も5.24％と今までにないぐらいの賃上げもされました。

日本はとにかく給料が上がらない国として、もう20年以上デフレ経済の中にいたわけですが、賃金の上昇傾向も見られることから、今後は日銀が少しずつ利上げをしていくことが想定されています。

ただ、利上げをしていくといっても長年不況が続いた日本ですから、一気に引き上げてしまうとまた経済が冷え込むので急速にということは考えにくく、賃金と物価の状況を見ながら緩やかに引き上げていくのではと私は考えています。

住宅ローンは固定と変動どちらが得？

そして、ここで気になるのはやっぱり住宅ローンだと思います。固定と変動どっちが良いのか問題です。変動金利だと金利が上がっていくから固定の方がいいのかな…？でも、変動金利の方が今現在では金利が低いしな…どうすればいいんだろう…？と思われている方も多いのではと思います。

あくまでもシミュレーション上の話になりますが、もし仮に6,000万円のローンを組む場合、下記のように金利が上昇していった場合でも、支払い総額は固定よりも変動の方が低く済むことになります。

【固定金利でずっと1.615％】
　約7,859万円

【変動金利0.28％から5年ごとに0.5％上昇し35年目に3.5％】
　約7,114万円

住宅ローン金利の約半分は最初の10年で払う

では、なぜこういうことが起こるのかというと、変動金利を選ぶ人ってほとんどの人が「元利均等返済」というのを選ぶと思うんですね。(ここでは元利均等の説明は割愛しますね)

この場合、元金と金利って最初は金利の割合が高くて徐々に金利の割合が下がっていきますよね。すでに住宅ローンを組まれている方は、毎月の支払いを見てもそうなっていることと思います。

で、ここが重要なことで意外と認識されている方が少ないのですが、一生涯で払う金利のうち約半分は最初の10年間のうちに支払いをすることになるということについてです。要は最初の10年間の金利がとても重要ということになるわけです。

固定金利であれば金利の上昇を考えなくて良いので、ある意味心情的には楽ですが、5年で0.5％以上の利上げを日銀がしないという前提であれば変動の方が支払い総額は安くなるということになります。そういう意味でも、日銀の動向は是非今後もしっかりチェックしていく必要があります。

常に最新情報をチェックしていこう

そして、固定金利と言えば「フラット35」という住宅金融支援機構が運営しているものが有名ですが、今年から「フラット35子育てプラス」という新商品が出ています。詳しくはご自身で調べて頂ければと思いますが、簡単に言うとお子さんの人数に合わせて金利の優遇が受けられるというものです。

もし、お子さんがいらっしゃる方で、変動の方が良さそうなのはわかったけどそれでもちょっと怖いから固定がいいなという方は、一度検討してみても良いのではないかと思います。

今日の話は個人的な見解も入っているので、固定金利、変動金利のどちらが良いかということについて、最終的にはご自身でよく考えてご判断頂ければと思います。

結局どっちなんだい！という声が聞こえてきそうですが、今日はそこをメインで伝えたかったのではなく、消費者物価指数、賃金上昇率、日銀の政策金利動向をしっかりチェックしようということと、制度については日々刻々と変化しているので常に最新情報をチェックしようということです。

本当に知ってると知らないで大きな大きな差が生まれる時代です。改めて、お金周りの情報感度を高めて常にアンテナを高くしていきましょう。なんか今日は住宅ローンアナリストみたいな内容になってしまいました（笑）少しでも参考になれば嬉しく思います。それでは今日はこの辺で。

【アクション】

・消費者物価指数、賃金上昇率、日銀の政策金利動向を定点チェックしよう
　その上で住宅ローンは固定が良いのか変動が良いのかを判断しよう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
皆様の今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。

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