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【入社エントリ】 40代でシリーズAのスタートアップに転職してみたら

はじめまして。
メディカルフォースのプロダクトマネージャーをしている八木です。
42歳です。
計測している範囲ではメディカルフォースで最年長組です。

入社エントリとか書くの何年ぶりだろ・・・
世に溢れる入社エントリを
「入社1ヶ月くらいで会社のことわかるわけないだろ」
「キラキラした綺麗ごと書きやがって」と
普段は斜に構えて読んでいる、こじらせたおっさんなんですが、
各所からの要請もあり入社1ヶ月も経過したので、ちょっとしたためてみることにしました。


自己紹介

大学卒業後、リクルートとNTTデータの合弁会社であった(当時)
株式会社ネクスウェイに入社。WEBマーケティング支援や、帳票配信の業務支援サービスの営業、プロダクト開発のPO業務など、10年程多岐に渡りいろいろやらせていただいておりました。
ビジネスマンとしての基礎はここで培われており、今にして思えばクソ生意気だった自分を許容してくれた上司、諸先輩がたには感謝しかありません。
オールドリクルートの懐の深さですね(遠い目)

ただ、クソ生意気だったゆえに「頭と身体がちゃんと動くうちにスタートアップでドンパチしてえーーー!!」と、転職を決意。
飲食店向けの予約台帳SaaSを提供していた株式会社トレタに事業開発としてジョインしました。
事業開発、プロダクト責任者、サービス企画開発組織の組織長など、これまたスタートアップらしくいろいろやらせていただいて、実に愉快な4年間を過ごしました。

その後、オンライン診療を行うヘルステックのスタートアップで、事業統括部長やVPoEをしたり、RFIDという自動認識技術を扱うスタートアップでプロダクト統括部長をして、現在に至ります。

Why Medicalforce?

そんな僕が、なぜメディカルフォースに入社したのか。

さすがにいい年なので、エージェントさん含め周囲からは
「もう起業してもいいのでは?」
「もうスタートアップはやめて上場企業に行けば?」などなど
アドバイスをいただいておりました。
僕自身も、ライフイベントとして母の他界などもあり
「どういう働き方だと毎日HAPPYに生きれるだろうか?」と考えるタイミングでした。
母ちゃん、親不孝な息子でごめんよ。

そんな折に、エージェントさんから名も知らぬスタートアップを紹介され
「とりあえず話を伺ってみます」くらいの温度感で面談させてもらったのが
メディカルフォースです。

カジュアル面談

ここからはメディカルフォースに入社を決めるまでの心情の変化を、赤裸々に時系列で綴ってみたいと思います。
どなたかの今後のご参考になれば幸いです。

まず、メディカルフォースという企業を聞いたこともなく、
いちおうヘルステックでネガティブなことも経験した身としては
「医療系はもうお腹いっぱいです」という心境からの面談スタートです。

人事マネージャーの羽富とカジュアル面談にて、
会社概要や社内体制、今後の事業プランなど聞かせてもらいました。
この時点では
「だいぶ年齢層若い会社だな、B2B SaaSで20代メインで大丈夫か?」
「領域的に過去自分が通ってきた道だから、あまり新鮮味がないなあ」
と感じたのを覚えています。

なお、冒頭に「入社1ヶ月くらいで会社のことわかるわけないだろ」と書きましたが、入社1ヶ月の僕でもわかるくらい、羽富はマルチに仕事が出来る優秀な若者です。
羽富さん、カジュアル面談の際にはそっけなかったかもしれなくてごめんね。

カジュアル面談 Part2

羽富とのカジュアル面談の後、紹介してくれたエージェントさんに所感を
FBしました。
で、そういえばそもそもポジションなんだっけ??というのもあり
CTO畠中との面談をアレンジしてもらうことに。

うろ覚えですが「メディカルフォースを将来的にどうしていきたいか?」というような会話の中で
「ARR100億くらいはサクッといきたい」
「Salesforceを超えたい」
と畠中は言っていて、
普段だったら「現実を知らない若造がでかいこと言いやがって・・・」くらいのことを思っていたと思うのですが、自分でも本当になぜかわからないんですが、その時はネガティブな感情が一切湧きませんでした。

僕を知っている人たちからすると「マジ?」と思うかもしれないんですが、
自分でも「マジ?」と思うくらい、否定的な感情は起きず、むしろめちゃくちゃ好感を持ちました。
と同時に、
「そんなでかいこと思うことすらしなくなったな」と
近年の自分を恥ずかしく思いました。

この時、はじめてメディカルフォースにポジティブな興味を抱くと共に、
今後いろいろ起きるであろう課題に対して、自分の経験はこの好青年の役に立てるのではないかと思いました。

面接

ということでCOOの組田と面接です。
さすがに灘高→東大だけあってクレバーな好青年だなーというのが第一印象です。
組田「趣味はなんですか?」
八木「・・・競輪です」
組田「・・・へー、いいですね。僕もロードバイク乗るんです」
という問答以外、正直何を話したか全く覚えておりません。
割と現実的に事業成長をどうしていくかとか、市場選定の話をしたはずです。
組田も全く覚えていないと思いますが、ウマが合ったのでしょう。
最終面接に進むことになりました。

人は考えやスタンスが時と共に変わるものなので、ずっと「合う」わけはなく、それは奇跡的だなあと思うんですが、少なくとも現時点で経営陣と
「合う」ことは重要なので、CTOとCOOと考えも合いそうなので条件さえ合意すれば入社したいなあと、この時点で考え始めました。

最終面接

最終面接は当然ながらCEOの大嶋とオフラインですることになりました。
会議室に案内され待っていると、帽子をかぶったB系ファッションの若者が現れました。
大嶋です。

事前にお題が出されていたので、それをもとに自分の過去の経験や考えを話すスタイルで進みました。
当然のことながら、メディカルフォースに関しての情報はネットで調べた上で面接に臨んでおります。
記事などを読んだ印象から、20代起業家にありがちなイケイケで野心溢れるタイプかと思っていたら、だいぶ朴訥、シャイなかんじです。
いい意味で拍子抜けしました。

ただ、朴訥だから野心的でないなんてことはありません。
会話していてところどころに現れる野心と自信、少しの不安。
ここにも非常に好感を抱きました。

結局お会いした4名の人柄の良さと、自分のこれまでの経験はメディカルフォースの事業成長の役に立てるという確信から、最終面接の最後には条件面詰まってないけど入社を口頭合意してました。
(面接ぐらいで人柄なんてわかるわけないですが、直感を信じました)

入社してみて

まあこんなかんじで入社したので、気になるのは入社前の期待値と
入社後のギャップかと思うので、そのあたりを列挙します。
繰り返しますが「入社1ヶ月くらいで会社のことわかるわけないだろ」という
スタンスの人間の所感ですので、何卒。

まず人に関して。
ここは期待値以上と言うか、若く本当に優秀な「好青年」揃いです。
(青年と書きましたが、もちろん女性陣も然りです)
入社前は、
「体力も落ちた40過ぎたおっさんが、尖った20代の子たちとうまく働けるんだろうか?」とか不安もあったのですが、その点は現時点では問題ない(はず)です。
メディカルフォースのコアバリューのひとつに「HRT」というものがあるのですが、優秀なのに周囲への配慮を忘れず謙虚なコミュニケーションを取れる人ばかりで、その点でのストレスは皆無です。
ここ数年、僕は何に苦しんでいたんだろうか・・・
奇跡的です。

次にプロダクト(いちおうプロダクトマネージャーなので)
これはポジティブなギャップなのですが
株式会社メディカルフォースは決してヘルステックではなく
プロダクトとしての『medicalforce』は、クリニック向けのただの予約管理システムや電子カルテではなく、より大きなプラットフォームになり得る可能性を秘めています。
ここ語ると長くなるので、割愛。

最後にパパママが働きやすいかどうか。
日中に子供の送り迎えや、突発的なイベントが発生することもあるので
20代が多い会社で大丈夫かな?と不安はありました。
メディカルフォースは
コアタイムなしのフルフレックス
リモートと出社(原則金曜にオフィス出社)を組み合わせたハイブリッド型
なので、その点も杞憂に終わり、非常に快適に働けています。
コアタイムなしのフルフレックスは、小さい子供がいる家庭では非常にでかい。

最後に

とまあ、長々と綴ってしまいましたが、
繰り返しますが、入社1ヶ月くらいで会社のことがわかるわけありません。
あくまで現時点で僕が感じていることを綴っただけなので、
もし気になった方がいらっしゃれば、その目で確かめてみてはいかがでしょうか。
きっと、シリーズA時点では最高の会社だと思いますよ。


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