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叩いて叩いて

その手も心も血まみれで

晒したココロは宙に浮き

痛みを葬り去ろうと

夜空を見上げる

身体の芯まで

皮膚の毛穴という毛穴まで

凍りつくそんな夜

尚も寒風 纏わりつき

それこそが望みだったのだと

ふと笑いが込み上げる

あぁ、かくも人の心は頼りないものかと

憂鬱の月を仰ぎ

開かぬ扉に悲嘆する

かつては

常に、その扉は、開かれていたというのにー!

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