けしのみ実 | Tasty life

自由でいるためのキュレーションをしています🌝

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マガジン

  • ガイドブックに載ってないおでかけ

    おでかけした時にガイドブックに載っていない発見を絵と文章でまとめえいます。あなたならではのおでかけのしおりとしてお使い下さい。

  • わがままを叶える自炊シリーズ

    自炊がそんなに得意じゃない私が、試してよかった料理家さんのレシピを紹介している記事のまとめです。

最近の記事

一皿、一丼の完結ごはんで、春から初夏までの彩りを味わう(長谷川あかりさんレシピ)

私は常々、食べることに貪欲です。 色々な食材を食べたい。 健康に良いものを摂取したい。 好きなものを食べたい。 見た目も楽しみたい。 だけど自分で作るのはちょっと面倒… ああ、なんて強欲わがままな私。 でもそれが、それこそが私なのです。 ということで、私は私のままで欲望と叶えられるようになんとか行動します。 そんな時、頼りになるのは長谷川あかりさんのレシピ。 今回は、一皿もしくは一丼で完結するごはんものを集めさせて頂きました。 一つの器に盛るとさっと食べられると

    • 「ちっちゃい自己実現」春の叶えちゃった10個

      自己実現と聞いて、私が思い浮かべることは… 自分で作った会社を上場させるとか ニセコに別荘を持つとか SNSで爆発的に賞賛されるとか 自分にはサイズが大きすぎることばかり… それって本当に自分を満たしてくれるものなのかも曖昧で、曖昧なままもしかしてそれがあったら人生が素敵になるのかも…というような、自分ではない誰かのことを考えているような気分になってきて全然楽しめない。 そうやって、ふにゃふにゃなままだと、何も決められないし動けない。 だから、今「これが欲しい!」と

      • 実用性と美しさを両方欲しいよくばりさんに推したい器たち

        私は、物を買うのに時間がかかります。 例えば器だったら、見た目ももちろん重視するのですが… 同じくらい、 洗いやすさ 電子レンジ調理可能か 汎用性 自分なりの値段の妥当性 なども揃わないと購入するのに躊躇してしまいます。 なんて欲張りなんでしょう。 そんな私でもそんな私だからこそ、自分の生活に馴染むものを選ぶことができます。 今回は私が生活でレギュラーメンバーとしてガシガシ使っている器たちを紹介します。 全てネットでポチッと買える量産品ですが、サイトに並んでい

        • レシピを見て作るのが面倒と思っていた私が推す料理家さんたち

          かつての私はレシピを見て作るなんて面倒だと思っていました。 だからといって、冷蔵庫にあるもので自分が食べたいと思うものをさっと作る技術など到底なく、マンネリにマンネリを重ねて碧碧としていました。 レシピを見て作ってみたことはあるんです。 でも、キッチンがいつも以上に散らかったり、自分の段取りの悪さにイライラしたり、苦労して作った挙句にそんなに好みの味ではなかったり、という感じで全然定着しませんでした。 だから仕方なく食べ飽きた料理を繰り返し作っていく日々が続きました。

        一皿、一丼の完結ごはんで、春から初夏までの彩りを味わう(長谷川あかりさんレシピ)

        マガジン

        • ガイドブックに載ってないおでかけ
          4本
          ¥300
        • わがままを叶える自炊シリーズ
          4本

        記事

          仕方なく食べていた野菜のおいしさに目覚めた料理(今井真実さんのレシピ)

          野菜は健康のために仕方なく食べるものと思っていました。 反射的に、コンビニでサラダを買う とりあえず、味噌汁に野菜を入れる 機械的に、蒸し野菜を作る など、食べるというのには消極的で、摂取という感覚でした。 しかし、それは、美味しく食べる方法を知らないだけだったのです! 今井真実さんのレシピで調理するようになってから、野菜に対する偏見がみるみるほどけていきました。 中でもれんこんは、私の中で豹変していきました。 以前のれんこんのイメージは、煮物に入っている茶色いや

          仕方なく食べていた野菜のおいしさに目覚めた料理(今井真実さんのレシピ)

          年に一度のおたのしみストロベリーフェスティバルを全力で楽しんだレポ

          私にとって2月はチョコレートの季節ではなく、いちごの季節です。 スーパーではいちごの値段が安定し始め、様々なホテルでいちごのアフタヌーンティーやいちごパフェの情報が私のスマホ画面を彩ります。 私はいちごが大好きなので、それらのものに投資したいと思います。 しかし、アフタヌーンティーやいちごのパフェは私には多すぎるものが多く、手が出ません。 そうして私は毎年、悲しみに打ちひしがれるのでした。 しかし、昨年、事態が急変しました。 横浜ストロベリーフェスティバル を知っ

          年に一度のおたのしみストロベリーフェスティバルを全力で楽しんだレポ

          何食べたらいいのかわからない時に作る私のごはん(長谷川あかりさんレシピ)

          私は食べることが好きです。でも、栄養が偏っていないかとか、体調に響くからとか、色々考えると何を食べたらいいかわからなくなることがよくあるんです。 「今日は何を食べようかな」と考えることが楽しかったはずなのに、めんどくさいと思ってしまうことが多くなると悲しいです。 だから、私はその問題の真意を自分なりに分析して、解決にいそしみました。 そうしてわかったことが4点ありました。 色々なおかずを作る気力がない。(けど満足感を得たい) 食欲があるのかないのかわからない。 タ

          何食べたらいいのかわからない時に作る私のごはん(長谷川あかりさんレシピ)

          サンクチュアリの内と外『いちばんすきな花』レビュー

          こういう感想を持ってしまうのは自分だけかもしれないと思った。 SNSで自分と同じ感想を探してみても見つからない。 私にとって孤独というのは、何もないところにひとりでいることではない。 3人以上の人が集まるときに「自分だけ」と感じることだ。 『いちばんすきな花』というドラマは、私を孤独にした。 ドラマに「共感できない」というわけではない。 主人公4人のゆくえ、椿、夜々、もみじ、それぞれに、自分との類似点を見つけることもできる。だけど、対になるように相違点も見つけられ

          サンクチュアリの内と外『いちばんすきな花』レビュー

          1人のバックグラウンド(いちばんすきな花8話)

          木の実みたいな固いわたし 花びらみたいにひょうひょうとしたわたし 嫌われても伸びてくる雑草みたいなわたし どれもわたしだけど そうしたかったわけじゃない そうしたくなかったわけでもない ただそうすることが必要で そうするしかなかった そうして生き延びて 自分の住処を得た だから1人でもいられる だから2人でいても怖くない

          1人のバックグラウンド(いちばんすきな花8話)

          12月の詩

          いろいろなものを早く終わらせなくてはと 急ぎ足で月を歩いている 街はピカピカ装飾されて デパートには赤と白のケーキがならんで かたまり肉が食べたくなる その暖かな風景も 風みたいに通りすぎるだけ みんな早く 今年を終わらせたがっている 終わりは一つの希望だから

          一筋の糸をたどって世界を見ている(いちばんすきな花7話)

          誰かがわたしのこと、虫のように見てたから わたしはその人を芝刈り機だと思った わたしの位置から葉っぱに見えます わたしの位置から枝に見えます わたしの位置から花に見えます わたしの位置から木の実に見えます いいえ、わたしは 葉っぱでも 枝でも 花でも 木の実でも ありません わたしはわたしです 正解を持っていないのに持っているふりをして 自分の布をかぶせようとする みんながみんな一筋の糸をたどって世界を見ている 1人の眼差しが一つだけしかないとき、世界は多様であり

          一筋の糸をたどって世界を見ている(いちばんすきな花7話)

          ジェラテリアは孤独な充電スポット

          ジェラテリアは立ち食い蕎麦屋に似ている。 違うところは、あらゆる食物がジェラートに変貌しているところ。 ミルク、フルーツ、いもくりなんきん、とうもろこし、塩や胡麻など調味料。 それらは一度解体されて、まぜられ、ねられ。 原料が生かされた味を保ったまま、それぞれ銀色の入れ物にお行儀よくおさまっている。 そのような光景はデパ地下の片隅によく見つける。 夏は水分補給に、冬は乾燥した喉を潤しに、 疲れた買い物客たちが短い列をなす。 その列はすぐにさばかれて、色とりどりのジ

          ジェラテリアは孤独な充電スポット

          食べること飲むことの終わりなき逃亡

          わたしは山頂で逃亡する。 それと気づかれず、こっそりと、合法的に。 頂上まで、足の筋肉を使い、全身から汗を出し、たっぷりと山の空気をすいこんで、体はかるくなり、適度な疲れをしょって登頂する。 腰を落ち着けて、すぐさま、わたしは逃亡を始める。 お湯を注ぐだけでてきるラーメンをすすって、カロリーを摂取し、健やかさを手放し、濃い味に染まる。 健康的なわたしからの逃亡。 逃亡は子供のころから得意だった。 ダンスの習い事は市営の施設で行われていて、終わったあと、その施設の

          食べること飲むことの終わりなき逃亡

          好きなものを食べると生命が輝く

          グルテンフリーという言葉は、わたしの中で小麦料理のあり方を変えてしまった。 茹でたてのつるんとした黄色い麺がソースにからまって、するすると胃袋に流れこんでいくパスタ。 一斤をむしりながら食べたくなる、パン。 口の中にいくつも放り込みたい、まんじゅう。 勢いと刹那が交差する小麦料理。 好きだった。 だけど、健康的な食生活を薦める本には、それだけだとバッドな食品として登場する。 栄養素があまり取れない割にはお腹がふくれるし、腹持ちは良くないことを自分でも体感していた

          好きなものを食べると生命が輝く

          共感し合う人達が集うピザパーティーの味

          ピザは電子レンジじゃなくて、トースターで温めてほしかったな。くらいの違和感があった。 トースターのほうが湿り気がとれて、おいしい。 1人で食べるときは、好きなように温めればいいが、人が温めたものを出されたときは何も言えない。 温めてくれたという親切に対して、わざわざ水をさすの必要はないと思う。 だから、「ピザをトースターで温めるほうが好きだよね」という人同士が集まってやるパーティーは楽しい。 「やっぱり、パン生地の表面がカリっとしておいしいね。」 「チーズのこげた

          有料
          300

          共感し合う人達が集うピザパーティーの味

          たべものが起こす平和な領域展開

          わたしたちは、食べているのに味わっていないのかもしれない。 でも、 この世の素敵なものを できるだけ味わいながら 生きていきたい。 そう思って、毎月のテーマを決めてマガジンを作ることにしました。 さて、11月のエッセイからはじめましょう。 いとしいたべものいつの間にか透明な被膜がはられて、 私は閉じ込められる。 たべものに。 いつも 観ながら、 聴きながら、 しゃべりながら、 予定を考えながら、 食べているのに このときばかりは、そういうことをやれない。 完全に

          たべものが起こす平和な領域展開