質問にはポジティブ要素がたくさん詰まっているかもしれません。

こんにちは。
今回は「質問する」という行為について考えてみたいと思います。

先日、ある先輩とこんな話をしました。

「分からないことを質問できる（発言できる）人の方が成長が早い気がする。」

その時はただ納得したのですが、よくよく考えてみると自分が一番実感していることでもありました。

今回は「質問する」という行為と自己成長の関係について考えてみたいと思います。

※約2,000字（目安時間：6分）の記事です。

質問をすることで生まれるポジティブな要素がとても多い。

私は質問があまりできないタイプでした。
部活も授業も仕事も挙手して質問するのがとても苦手で、不明なことはとりあえずそのままにして、困った時に聞けばいいや精神で過ごしてきました。

でも今は当時と比べるとかなり積極的に質問をするようになりました。
その理由は、良い学びに巡り合える時、その多くは自分で考えて質問したことがきっかけになっていると気が付いてしまったからなのです。

質問することは好循環を生むきっかけになりうると思い、徐々に質問ができるようになりました。

ではその好循環を生んでいるであろうポジティブ要素を考えてみたいと思います。

①思考を整理するクセがつく＆理解度が高まる。

質問することに慣れてくると、聞きたいこと（＝自分の疑問）ってなんだっけ？と考えるクセがついてきます。自分の考えを整理できるようになるし、場合によってはその場で疑問が解決できることがあります。
思考を整理することで自分のモヤっとポイントが見えてきて頭の中がクリアになるため理解度が高まります。

②他者の視点を知ることができる

質問の回答をいただくときに他者の意見や考え方に触れることができます。
回答が自分の予想と同じなら「自分の考えは間違ってなかった！」と自信になります。
逆に全く違う答えが返ってきても大丈夫です。「要点がずれてたな。」とか「こっちを重視すべきだったのか」など自分では思いつかなかった視点を得ることができます。この捉え方がすごく重要で、決して落ち込む必要はありません。

③仲間意識の向上＆自分の悩みに気付いてもらえる。

質問に対して返事をいただくとなんとなく「教えてくれる人がいる」とか「一人じゃない」と感じることがあります。（大げさかもしれないですが）
この感覚が実は大切で、だんだんと「これはみんなの力を借りよう」という意識に変わってきます。勝手に仲間意識を感じることで質問をすることに対して抵抗が少なくなってきます。
また、質問をすることで「自分はこういうことが分かりません、悩んでいます」という意思表示にもつながります。自分のレベル感をきちんと周囲に共有することで、助けを得られやすくなったり、ちょうどよいチャレンジの場をいただけるかもしれません。
いずれにしても周囲に自分の立ち位置を素直に示す良いチャンスだと思います。

④時間を有効に使うことができる。

自分だけで考えても答えが出ない場合、それ以上時間をかけてもしかたがありません。時間をかけすぎると大体の場合良い評価はもらえませんし、結果として自分に自信が無くなっていくという悪循環につながります。
逆に他者に教えてもらうことですぐに疑問を解決できれば、その作業の時間短縮につながります。ういた時間でできることが増えると、段々と周囲への印象が変わり信頼につながっていくという好循環が生まれます。

いちいちそこまで考えて質問してられないと思った方へ

上述したポジティブ要素をいちいち考えて質問をしていたらそれこそ時間がかかってしまうし、質問をするのが面倒になると思われるかもしれません。

でもこんなポジティブな要素があると認識しているだけで質問の仕方が変わってきたり、振り返った時に「あの質問がきっかけになってたな」と実感できたりするものだと思います。

質問は段々と洗練されてくものだと思っているので、最初のうちは無邪気に質問して良いと思います。相手の反応を見てきちんと振り返りさえ行っていれば勝手に質問はポジティブなことであると捉えられるようになると思います。

まとめ

質問をすることで得られるポジティブな要素がとても多いので、やはり成長するためには必要不可欠な事なんだと思います。

最初は自分の考えを伝えることは難しいかもしれませんが、それをやっていくうちに周囲の方から「自分専用の自分に合ったアドバイス」をいただけるようになってきます。これが成長への近道なのかもしれません。

改めて先輩が話していた「質問できる人は成長が早い」という言葉は間違いないのだろうなと感じました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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