【レベル47】振り返りは超重要という話。

振り返りが習慣化しました。
今回は『振り返り』の重要性について書きたいと思います。

「振り返りなんて当たり前じゃん」と思っていても、時間が取れずおろそかになったり、頭の中だけでやればいいやと後回しにしてしまったり、できているようでできていないのが振り返りです。

私も数年前まではそうだったのですが、
意識的に取り組むようになってその重要性に気が付きました。

そんな話を書きたいと思います。

※約3,200字(目安時間:10分)の記事です。

目的は心を前向きにすること

振り返りの目的は、「気持ちを前向きにしておく」ということなんだと思います。

始めた当初は同じミスを減らすとか、これをしたらうまくいった、という事実的なことを強く意識していました。

最近になって気づいたのですがこれらは手段であり、
私が本当に重視していたのは
【ポジティブな気持ちで次を迎える】
ということでした。

「今日はこれができた」とか「明日はこうしてみよう」とかそんな感じでラフに翌日を迎えるための気持ちの整理のような感じです。

振り返りを経て、意外にもメンタルを整えていたことに気が付きました。

大事にしていること

振り返りにおいて大切にしていることは主に4つあります。

・その日のうちに振り返る。
・事実と感情を分けて振り返る。
・最後はポジティブな言葉でおわる。
・頭の中だけで行わない。

どれも文字通りで、全て大切です。
振り返りは鮮度が命で、なるべくその日のうちに行ったほうが効果は大きく感じられます。

事実と感情は分けて考えるべきです。
事実的な側面で振り返ることも大切ですし、メンタル的な側面で振り返ることも大切です。それぞれ別物であると私は考えています。

先ほどもお伝えしたように、振り返りはメンタルを整える作業でもありますからできるだけポジティブな言葉にした方が楽しいです。
私は「できなかったこと」という項目を「もうすこしでできそうだったこと」と書き換えています。

頭の中だけで行わない、というのは
日記帳やノート、デジタルメモのようなものにきちんとアウトプットしておくという意味です。

目で見える状態にしておくことで論理的に整理して考えることができます。

では次に具体的な振り返りについて書いていきます。

失敗の振り返り

まずは失敗の振り返りについて。
技術的な側面とメンタル的な側面に分けて考えてみます。

技術的な側面における目的は
【同じ失敗を繰り返さず、次のレベルの失敗を導くため】
です。

思い出したくないほどの失敗もあるかもしれませんがきちんと失敗を受け止めて、原因を考えてあげることが大切です。

どう行動すべきだったかを考えることも大切ですが、
更に大切なことは「なぜ自分はそう行動してしまったのか。」というミスの根源を見つけるように振り返ることです。

焦りや不注意といったメンタル的なことが原因なのか
その方法しか知らなかったなどの知識不足が原因なのか
その考え方は思いつかなかったという思考法が原因なのか

これらを突き詰めると同じミスが減り、応用が利くようになってきます。
ミスの原因を突き止めることでさらにもう一段階上の課題を引き出すことにもつながります。

そしてメンタル的な目的は
【気持ちを切り替えるため】
です。

失敗したことをそのままにしておくとメンタル的にとっても良くない気持ちになります。

翌日の同じ業務が億劫になり、同じやり方でまた失敗します。
これを繰り返すうちに自信を無くし苦手なことが広がってしまいます。
負のサイクルが完成しちゃうのです。

きちんとその日に反省をして原因をある程度把握をしておくことで
次はこれに気を付けてやってみようとか、明日はこの方法でやってみよう、といった前向きな気持ちで翌日を迎えることができます。

~を試してみよう、~をやってみようというように自分から行動してみようという気持ちでその日を終える事が本当に大切です!!

こう思いながら眠りにつくことで翌日のパフォーマンスがグンと上がります。

成功の振り返り

次は成功の振り返りについてです。

ここでの技術的な目的は
【再現性を高めるため。】
です。

これも失敗の時と同様に、何が成功の要因なのかを突き止めます。
成功したことは失敗の時に比べて、理由がポンポンと浮かんできます。

でもここが要注意ポイントでして、本当にそれらすべてが要因だったのかと考えないと、せっかく見つかりそうだった成功のコツがボヤっとしてしまいます。

この成功のコツをはっきりさせて、そのコツを自分の知識としてどんどん増やしていくことが重要です。

メンタル的な目的としては
【根拠のある自信を持つため】
です。

振り返りをしなくてもある程度自信になるものですが、成功の要因を把握しておくことで(裏付けできていない自信が)根拠のある自信に変わっていきます。

根拠のある自信は自分から行動を起こすときに最も頼りになる味方なので
たくさんいてくれた方がよいのです。

こうして自分をきちんと認めていくことで、自然と充実した毎日へと変わってきます。
胡散臭いと思うかもしれませんが、本当です!

日常に組み込むために

では、これらの振り返りを習慣にするためにはどうすればよいのでしょうか。

ここまで読んでくださった方は、「振り返りに1時間はかかるな、無理。」となっているかもしれませんがご安心ください。
振り返りは時間より圧倒的に質の方が大切です!

私が振り返りを日々の生活に組み込むために意識しているポイントは3つです。

・時間をかけすぎない、けど振り返りの時間として15分とる。
・日記を習慣にする。
・振り返りの成果を認めてあげる

まず時間をかけすぎてはいけません。1時間も振り返ってしまうと絶対3日とつづきません。
そして私は家に帰ってまで仕事をしたくないので、
振り返りも家に帰るまでにやっちゃいます。笑

資料作成の時間と同様に『振り返りの時間』としてきちんとスケジュールに組み込むことが大切です。

私は仕事が終わる前の15分を振り返りの時間としてスケジューリングしています。

この15分を確保するために、別の仕事の無駄を減らす意識も働くので一石二鳥です。

ちなみにこの時間は、その日1日の充実感を得られるかどうかの15分になるので個人的にはすごく楽しい時間です。

2つ目のポイントは日記を習慣にするということ。
私は寝る前の10分くらいを日記の時間にしています。

内容はだいたい100文字程度ですっごく簡単です。
「いつもより10分早起きすることができて、1本早い電車に乗れた。余裕が持てて朝からウキウキした。」的な内容で、できるだけ自分の感情を言葉で残すようにしています。

仕事以外でも自分の感情と向き合う時間を持つことで、振り返りの質を高められると思っています。

さいごは日々の振り返りの成果をきちんと認めてあげることです。
振り返ったことを一覧で見られるように残しておくといいかもしれません。

私はgoogle keepを使っており、付箋を貼っていくような感じでこれまでの振り返りを一覧で見られるようにしています。
なので蓄積されているのが一目でわかるため自信になります。

そして振り返りのおかげでうまくいったことはきちんと「振り返りやってた自分偉い!あの日の自分のおかげ!」と認めてあげます。

そうすることで振り返りはどんどんはかどり、どんどん好転していきます。
楽しく感じてくると勝ったも同然。もうこっちのもんです。

このように短時間で、でも毎日、そして振り返れた自分をほめる。
これらを意識することで振り返りは簡単に習慣化することができます。

学びのセーブポイントであり、ジャンプ台でもある。

さいごに「私にとって振り返りとは」と、情熱大陸風に聞かれると
ゲームで言うところのセーブポイントでもあり、跳び箱のジャンプ台でもあると答えると思います。

日々の学びをその日限りにするのではなく、保存し翌日以降も手に持っている状態からスタートする感覚です。
毎日1から武器を探すより、今ある武器に武器を足していく方が圧倒的に強くなれそうです。

そして高く飛ぶために、力を発揮するための大きなサポートでもあります。
超えられるかどうか際どい高さの跳び箱を前にした時、跳び箱の前にジャンプ台があるのとないのでは気持ち的にも大きく違いますよね?

私にとって振り返りとはそんな感覚です。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントをくれたり、会った時に「noteよんだよ!」と声をかけてくれたり、そんな方が増えてきて本当に嬉しい限りです!!
引き続き皆様からのリアクションお待ちしています!!


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