一人外出ご飯、今日もカレー。
久しぶりに遠出したので、何を食べようか考えたがやはりカレー。
でも、今回は珍しくインド・ネパール系ではなく欧風カレーだ。
カウンターだけのカフェ風の店内には、小説が並んでいて店主の趣味を伺い知ることが出来る。
メニューはシンプルで、ビーフカレーのみ。
コーヒーとデザートをオプションで付けても880円。安い。おまけに量も多い。
数日間煮込んだ、スパイシーで深い味のカレーは絶品だった。
でも、なぜか緊張しながら食べ終えた。
店内には客は私が一人だけ、カウンターには店主さんが居るが何か作業をしているか時折パソコンを触る動作をしているか。一切何も話はしない。というより、むしろ話掛けて欲しく無さそう。
カレーが出た時も、デザートが出てきた時も何も説明なし。「はい。」と言うだけ。
カレー屋さんってこだわりが強く個性的な人のイメージがあるが、気配を消そうとしてる人は初めてみた(笑)
食後のデザートは、バニラアイスにひまわりの種のトッピングとりんごのコンポートが添えられていた。素晴らしい組み合わせだし最高に美味しかったが、簡単に説明くらいしてもいいじゃないか。
聞こえないくらい小さく音楽が掛かっていたが、シーーンとしたマンツーマンのカウンターテーブルでゆっくり寛ぐ気にもならないので食べ終わるなり早々に引きあげた。
店主さん、帰り際「気を付けてお帰りください。」と言ってくれたし決して愛想が無いわけでない。
きっと、真面目で細やかな人なんだろう。
ただ、もう二度と一人では行くまいと思った。
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