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お田植えラッシュ

ようやく、ほとんどの田に水が入り田植えシーズンが終盤に入った。

機械が入れない、棚田や曲線状の田では手で植えたりもしている。

米というのは、本当に手が掛かる作物だとこちらに来てから思い知った。

ソースが何だったか忘れてしまったが、

「麦が人を奴隷にした。」

という言葉を知った時は思わず唸ってしまった。

採取や無理のない程度の栽培をメインにしていた時代(縄文時代中頃かな)は、きっと労働にかける時間はこんなに長くなかっただろう。

人の寿命も短かったし、現代人とは違う命の使い方をしていたのかも知れない。

しかし、大変だと言いながら育むことに喜びを感じて自慢げに収穫した作物を分け与える人もいる。

私も、水を張った田に夕日が映る風景は懐かしく感じるし

長い時間かけて、農耕遺伝子が確実に刻まれているようだ。

トップ写真は、世界農業遺産の里として中世から変わらない風景で有名な田染荘(たしぶのしょう)の小崎地区の水田。かつては、宇佐神宮の荘園領だった。今でも、御田植祭は宇佐神宮の神官さんが来て神事をする。


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