3月30日 胸中の手記 汚れた目で見たくない。
3月30日 土曜日 初夏のような陽気
溜め息もつかず、空も見ず、心の内で人を責め、自分を責め、気忙しくて、金曜日は春の地中の虫みたいな本当の自分で過ごしてしまった。
出来るフリが通ってしまうよりは、良かったのかも知れないね。
土曜日。何もかも、自分ひとりで解決できたらいいのにと花を仰いだ。
まだ満開になって欲しくない。
誰にも頼らないでいることを、守ってくれる人がいないのだろう、孤独なのだろうと笑いながら言われたことを思い出してしまっているから、まだ満開にならないでほしい。
汚れた目で見たくない。
柳の新芽、一重の桜がこちらに向かって、驚かすように咲いているから、同じポーズをして見せる。
難しいです……。