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胸中の手記 5月2日 雲間

5月2日 木曜日 曇りのち晴れ

部屋の中のものを、使っていないものから片っ端に捨てています。
嫌な思い出になったものなどは、昔の自分だと思って捨てています。
物には罪はないけれど、わたしも物であるので、いつかは塵になる。

朝は曇り空だった。曇り空といつか誰かが呼んだのと同じように、太陽とわたしたちの間に雲が広がっていて、その向こうにあるはずの太陽の光がおぼろに見える。それを曇り空と呼んでいる。

必要なものだけが残っていく。部屋に。

難しいです……。