五感を閉じる(未来を言うの続き)
まず、時間、間をくれと申します。
それでも何時間ももらえるわけではない。尤もなことです。
全部の状態や状況が、これはわたし自身も変化して行っているのだから犬の状態も質問を受けたときと全く同じ状態でないことは簡単に想定できるでしょう。
ここからが自分でもよく確認しないとおかしな行動ですが「勘がすごい!」と褒めてもらって喜んでいる場合ではない。
目を閉じるでしょう。そして意識的に五感を、今の自分の周りのものを感じないように閉じてしまう。
なんでか。これは教えてもらったんではなく、言葉を言うようになった一才半くらいの頃から、生理的にやってしまうけれど、なんでこういうことをするのかを解明しようとしたことはありませんでした。
完全に、ぼーっとしているということで、子どもの頃はそのために安全な場所を確保しておくことも知らないで、食事中に持っているみそ汁をこぼしたり、歩いていて壁や電柱にぶつかったりする。
これは集中、意識を向けている先が自分の体の周りではないということです。
遠くの離れたところに対して何かをするから、近く、手の届く範囲のことをするときとは違う動作をしている。
こうして、電話のような、ワイヤレス機器のような、拡声器のような、熱のような、距離があって尚且つ視覚で確かめられないものを感じ取ろうとする作業に入るのです。
そこで始まるのが「瞼に浮かぶ」とか「脳裡に浮かぶ」とか昔から言葉のあるあれです。記憶でもない、考えついたのでもない何かが、あれは目で視ているんだろうか、どこで見ていると言えるものなのか、見えていると言っていいものかわからないくらいの感じで頭の上の方に出てくる。このときに異状が無さそうならば「見つかります」と言うわけです。
わたしはこれ何か物理的にも、身体機能的にも普通にあるのに説明がつかない何かだと思っている。
次は、どこにいるのかを説明することについて書いておこうと思います。
難しいです……。