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《LIVE参戦記録》2019.09.29 Superfly Arena Tour 2019 "0" at 大阪城ホール

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今回のライブの感想をひと言でまとめると「"0" とはそういうことか。いい意味で裏切られたわ」。
もう少し付け加えると、今までの「お約束」あるいは「世間というか古くからのファンが望む "Superfly" 像」から自由になるという「宣言」でもあったのかもしれません。

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そうでなくても、ずいぶんお久しぶりのSuperflyのライブ。帰宅して、残してあるチケット類を確認したところ、何と「6年ぶり3回目」のライブ参戦だったことが判明しました。

① 2012/10/31 "Live Force" at びわ湖ホール
② 2013/03/24 "GIVE ME TEN!!!!!" at 大阪城ホール

いやぁ、これだけ間が開いてて回数も少なかったら、ライブの「お約束(曲中の手拍子や手の振り方など)」も忘れてますわ。ベテランっぽい隣席のお姉さまやステージ上のメンバーの動きにそれとなく合わせておりました。これまでのリリース曲でも、正直追い切れてない曲もあったもので。

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今回のツアーは、同名のアルバム(来年1月15日発売)のプロモーションというか収録曲披露を兼ねた、そしてかなり舞台芸術的にも手の込んだステージでした。
「あれ? Superflyのステージって、ここまでコンセプチュアルだったっけ?」と、過去の記憶を探してみたけれど、ここまで作り込まれたものはなかったような。私が2015年の秋から2年間日本をお留守にしていた(日本語教師としてベトナムに赴任していました)のを差し引いても、全く思い当たるところがない。
アリーナ級の会場で行う久しぶりのツアー。やれることやりたいことは全部やってしまおうという貪欲さを見て取れましたし、本人が「3本目とは思えない」と話していたとおり、オーディエンスのノリのよさも、パフォーマンスの仕上がりもよかったと思います。
アンコールはもう1回ぐらいあってもよかったかなと感じましたが、これだけキッチリ作り込まれたステージングでは、そうそう臨機応変な対応(セットリストにはない曲を演ること)もできないでしょう。致し方ありません。

Superflyといえば、最初は「60's~70's Rockのオマージュ」的な出で立ちでスタートし、それゆえに、若手にしてはファンの年齢層が「高い方に広い」アーティストとして位置づけられたように感じます(過去2回参戦したライブでは、私と同年代かそれ以上のオーディエンスが少なからずいて、びっくりしました)。
似たような立ち位置のアーティストにLOVE PSYCHEDELICOがいますが、彼らは当初からマイペースで、今も大きくスタイルを変えているわけでもなく、おそらくずっと同じスタイルでやっていくのだろうなと確信できるのですが、Superflyはどうもそうではないらしい。

新しい楽曲をリリースし続けながら、常に新しい要素を試し、全力疾走しながら、Superflyのというか越智志帆選手自身の「スイートスポット」を探し求めていたような気がするのです。
しかし、皮肉にもその「全力疾走」をやめて休養している間に、彼女は「"求められるSuperfly" 像ではなく、"自分が表したいSuperfly"」を見つけたのかもしれません。
そういえば、5枚目のアルバムは「WHITE」だったし、そのあと休養期間を挟んだり、結婚もしたし。本人もMCの中で「精神的にニュートラル(というのが「0」の意味づけらしい)になった」と言ってたし。
これからは彼女自らが、変化と進化をマネージしていくでしょう。個人的には、引き続き「越智志帆が表現したい "Superfly"」を楽しみたいと思っています。

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終演後は、スポンサーさまより「キレートレモン」の差し入れ?がございました。うっかりもらい忘れて、わざわざホール出口まで引き返したのはここだけの話😅

以下余談です。グッズ販売について。

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これは、どこのライブ会場にもある物販の風景ですが、さすがSuperflyクラスの動員力を持つアーティストとなると、手売りだけではさすがに厳しいとみたのか、Webでの「予約販売(先払い)&会場受け取り」制度ができておりました。

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受け取りの際は、当日のチケット提示とQRコードのスキャンで手続き完了。あとは予約済みの商品を受け取るだけ。ツアー3本目とまだ序盤ということで、若干オペレーションがこなれていない印象を持ちましたが、現金のやりとりがなくて済むのはいいですね。
唯一の難点は、商品を受け取る時間帯を「事前に=購入時に」決めておく必要があるということ。この制約はない方がいいんじゃないかなと。商品補充の都合なんでしょうけど、様々な事情で時間通り会場に来れなかった客については、どう対応されたんでしょうか、気になります。

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