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「内向的」なのには理由があり、それに相応しい生き方や生き場所がある

内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案  
中村あやえもん: Kindleストア

通常380円ですが、プライム会員だったら(この記事を書いている時点では)無料で読めます。

いわゆる「内向型人間」に関する本は山のように出ており、かく言う「内向型」を自認する私も何冊か読んできましたが、どれも「現状説明」と「さしあたりの世間との折り合いの付け方」ぐらいしか書かれておらず(というか、印象に残らず)、結局「現状追認」で終わってしまっていた感がありました。

しかしこの電子書籍は、「そもそもキミら『内向型』は、人間なる種を永続させるために生まれてきた『必要不可欠なマイノリティ』であり、その役割は『(辺境、または、新境地、の意味合いでの)境地を開拓すること』であり、キミらの持つ内面的資質は、その役割を果たすために備わっているものなのだ」と喝破しています。
そして、「ゆえに、マジョリティである『外交的=社会維持型人間』と同じようになろうと思わなくていい。自分の本質から遠ざかるだけで、苦労し生きにくさを感じるのだから。それよりは、自分の本来の資質を生かす生き方をした方が、当人にとってもいいし、人類社会にとってもいいのではないか」と提起しています。

なんでこの文章をもっと早く読めなかったのかと思うと同時に、先般 noteに書き付けたことと符合していてよかったとも思いました。

既にできあがった秩序の真ん中に放り込まれ、それに従って生きることは、境地開拓型の人間にとっては(初期の修行としては必要なのかもしれませんが)苦痛でしかないし、ずっとそこにいなければならない苦行でもない。
むしろ、自分の中にある「全く新しいもの、今よりもずっといいものを生み出したい」欲求に火を付けて、それを探求する方が幸せに生きられるのではないか。
レッドオーシャン/ブルーオーシャンという呼び方がありますが、社会維持型の人たちが安住できるのがレッドオーシャンであり、境地開拓型が安住できるのがブルーオーシャンかもしれません。
これは、どちらが良いか悪いかという話ではなく、人間にはふたつの傾向があり、どちらも人間が生き延びるには必要であり、各々に応じてふたつの社会のあり方がある、というだけのこと。ただし、両者生き方や住み場所を間違えると、とんでもないことになるよ、ということでもあります。

では、この先自分が追究する課題として、「何を探求すべきなのか、どんな手段で世に問うべきなのか、どう生き延びていくべきなのか」があります。

大目標は定まっています(でなければ「目覚舎」なんて大それたブランドを掲げたりはしません)。探求したいテーマも自ずと決まってきます。
が、今まで「社会維持型の生き方に合わせようとして50年ばかり必死になってきた人間」が、明日からいきなり「(新)境地開拓型バリバリの人間」になれるかどうか........。

なれるはずはないので、何でもいいから始めなければなりません。
noteに何かしら書き付けていく中で、それ以外の時間であれこれ自分の内面を探り続ける中で、答えは見つかると信じて。

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