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【作業メモ】Macからツイキャスで配信するときの品質向上ノウハウ

私は趣味のひとつである「鉄道」をテーマに、2010年の夏頃から約8年間、断続的に配信を続けています。

最初は「Ustream」で行っていましたが、紆余曲折あった末、今年の春からは「ツイキャス」にて生配信し、録画をYouTubeチャンネルにアップしています。

皆さまがイメージする「生配信」というと、ゲーム実況とか、アイドルやアーティストがYouTube LiveとかLINE LiveとかSHOWROOMとかで行う、ああいうのを想像されると思うのですが、私が続けているのは「ラジオやテレビの真似事」のようなもの。リアルタイムで10~20名ほどにしか見られていませんが、それでも配信を通じてできた友人知人もいますから、まあ「同好の士の寄り合い」みたいなものでしょうか。

で、ここからは技術的な話になります。

世間的には「ネット生配信するならWindowsじゃないと」という雰囲気がありますが、私は、プライベートでは(間断ありますが)四半世紀以上Macを使い続けているので、今後もよほどのことがない限り、Macでの配信を続けていくと思います。

現在は以下のソフトを組み合わせて配信しています。

音声)SoundflowerLadioCast
  ※上記を組み合わせた使い方はこちらがわかりやすいです。
画像・動画のハンドリング)CamTwist
映像送り出し)OBS Studio

OBS Studio以外は、Ustreamで配信していた頃からの名残と慣れです。プロの配信業者だったら、全部専用の機器を用意するところですが、そこはまあ......アマチュアのやることですから。
ちなみに、自分の声はオーディオテクニカ AT2050で集音し、それとスマホで流しっぱなしにしているBGMを外付けのミキサー(ベリンガー X1204USB XENYX)で合わせて、MacにUSB接続で送っています。

さて、2017年の秋、2年間のベトナム赴任から戻ってきて、趣味配信を再開するべく設定を進めていたのですが、どうも昔のような品質(特に画質)が再現できないのです(Ustreamはなくなっていたので、今はなき「FRESH Live」で配信を再開したのでした)。
特に酷かったのが「リップシンク(画の中の口の動きと、聞こえてくる声が合うこと)」ができなくなったことで、配信が進めば進むほど、画と声が合ってこなくなるという、配信としてはあってはならない状況が頻発したのです。
ならばどうするかというと、極力リップシンクするように、画質を犠牲にすることになります。もっと性能の良いMacに買い換えるまではこれで勘弁していただこうと、半ば諦めつつ配信しておりました。

《背景》
ベトナム赴任中に、今よりも性能のよかった先代のMac(MacBook Pro Early 2011 / 15インチ / Core i7 2.3GHz 4コア / メモリ16GBに増強)がトラブル続きになりまして、現地で新たにMac(MacBook Pro Early 2015 / 13インチ / Core i5 2.9GHz 2コア / メモリ 8GB)を買い足したのです。
明らかにスペックダウンですが致し方なし。後に先代は完全にお亡くなりになり、ベトナムで買った13インチを、今はオンリーワンとして使っています。

今日、次回の配信の準備をしつつ、何か改善のヒントはないかなとググっておりましたら、このようなページを発見しました。

OBS Studio for macOS インストール / アップデート 方法解説
(OBS Studioに関する情報投稿ブロマガ)

タイトルの割に、頭から「※快適に配信をしたい場合「Windows PC」を使用する事をおすすめ」と書かれちゃってますが、それ以降に書かれているノウハウは、結構重要なものが多うございました。

中でも我が家の環境で一番効き目があったのが、このアドバイス。

・OBSの機能関連
「スタジオモード」を利用するとFPSが低下する

言い換えれば、これをやめた方が、FPS(画面の滑らかさ)を高められるというのですね。そうですかそうですか。ではやってみましょうか.......

なんということでしょう!
あれほどMac内部で頻発していた「レンダリング(最終的にネットに送り出す映像を作る)ラグ」が、劇的に低下というか、ほぼゼロに近くなったではありませんか!
ウチの環境の場合、コンテンツのハンドリング(切り替え)は別のソフト(CamTwist)で行っていて、OBS Studioは映像の送り出しだけに使っていたのですから、スタジオモードにする必要など全くなかったのです。

その他のサイトからもいくつか有益な情報を得まして、現在の設定はこのようになっています。

(あ、「縮小フィルタ」も「ランチョス」に変えたんだった)

(ただし、音声ビットレートは、今は「256」にしています)

実験結果はこちらでご覧じろ → 2019.08.19《高画質・高音質化実験》

これで、ほぼ昔の映像品質に近いところまでもっていけるのではないかと思っています。次回の配信で、これでうまくいくのか、視聴者の皆さまからの反応も含めて、確認してみたいと思います。

あれ?
そうすると、しばらくはMac買い換える必要もないんじゃないか???😅

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