マガジンのカバー画像

ていたらく出版

192
桃之字の書いた小説やそれにまつわるコンテンツのまとめ▼ 各作品の目次は【総合目次】を参照してください▼
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

21XX年プロポーズの旅 (9)

(承前) - 9 - 僕は扉についた小さな窓から、"王国"の兵士達を閉じ込めたコクピットを覗き…

21XX年プロポーズの旅(8)

(承前) - 8 -「いやじゃ! 戦争じゃ! 奴らは我を馬鹿にしおった!」  体長3mのウーパール…

21XX年プロポーズの旅 (7)

(承前) - 7 - ──警告。機体温度が上昇。お客様の体調に異常をきたす場合があります。警…

21XX年プロポーズの旅(6)

(承前) - 6 - ──火星で最もセキュリティが厳重な場所はどこか?  その問いはしばしば、地…

21XX年プロポーズの旅(5)

(承前) - 5 - ──昨夜、月面基地行きの星間バスで発生した小惑星激突事故の続報です。被…

21XX年プロポーズの旅 (4)

(承前) - 4 - ──昨夜、月面基地行きの星間バスで発生した小惑星激突事故の続報です。被…

21XX年プロポーズの旅 (3)

(承前) - 3 - ──星間バスをご利用いただき、ありがとうございます。当便は光速特急ネガイ852号、月面基地行きザザッ駆け込み乗車は他のお客様のご迷惑となりますのでおやめください!  くそ、車内放送で叱られた。 「ま、間に合った……!」  僕は息を切らし、その場に座り込んだ。黒服たちから逃げ出してから10分ほどが経つ。僕はリカコを抱えたまま全力で走り回っていたのだ。  星間バスに乗るときに蹴り落としたので、追っ手は乗っていないはずだ。月面までは2時間ほど……少し休憩

21XX年プロポーズの旅 (2)

(承前) - 2 - ──俺の国は、地球の5割を支配する大国だ。唯一の王政国家であるため、単に…

碧空戦士アマガサ プロローグ

- プロローグ -『雨と傘』  ケース04”底なしの水溜り”の現場映像より、重要参考人となり…