クヨクヨするな、プロメアを観ろ
あなたには時間がない
新宿の一部劇場では6/13で上映終了のお知らせが出た。他の劇場でも徐々にレイトショーのみとかに移行しつつある。カウントダウンはもう始まっている。
いいか、今あなたがすべきことはとてもシンプルだ。まずプロメアの予告編を見る。そして、1ミクロンでも面白そうだと感じたら、すぐに仕事上がりに劇場に足を運ぶ。そのふたつだ。
急になにを言い出すんだって思ったそこのあなたのために僕は今から記事を書く。それは本作がいかに凄いかとか面白いかとかではない。僕がプロメアを観てどうなったかを書く。ひとりの男がアクションアニメでズタボロに泣いたその軌跡を書く。それを以て興味を持ってくれる人がいると俺は信じている。
っていうか、マジでこの記事を読んでいる暇があったら予告編を観にいってそのまま仕事上がりにプロメアを観にいける劇場を探すんだ。今すぐに。
「やべーもんを観た」
プロメアという映画をご存知だろうか。5月末から公開されているアニメーション映画だ。
監督がどうだとかキャストがどうだとか、小難しいあれこれはそこらじゅうで語られているが、それはこれからプロメアを観るあなたにとっては些細なことだ。
本作は、その布陣の以前の作品など関係なく(もちろんそっちも面白いので見てほしいけど)、作品自身のパワーで僕たちをバラバラにしてくる。ただただとにかく、令和になって一発目に打ちあがったドでかい花火によって俺たちは吹っ飛ばされ、四肢をバラバラにされる。なにが起きたかなどきっと理解できない。しかし、それこそがプロメアだと魂が理解する。その熱量は言語という形をとることを拒み、ふつふつと湧き上がるエネルギィをして我々はただただ「やべーもんを観た」と呟く。そういう体験があなたを待っている。
あなたの観測範囲内に、「プロメア……プロメア……」とうなされているような人はいないか? 「リオガロ……クレガロ……」とか唱えている人は? 「燃えていいのは魂だけ」とか叫んでいる人は? それはすべて「やべーもんを観た」の顕現だ。
観測範囲内で一番言語化がうまいと思っている人が言語化してくれた(天狗が人間かという議論はこの場では行わない)
制作陣とか声優陣とか別に知らなくていい。とにかく観にいけば"わかる"
プロメアを語る記事はその多くで「監督:今石洋之×脚本:中島かずきによる初のオリジナル劇場アニメーション」だとか「松山ケンイチ×早乙女太一×堺雅人の豪華出演キャストや実力派声優陣」だとかがプッシュされている。
それも然り、本作は天元突破グレンラガンやキルラキル、パンティーアンドストッキングなどを手掛けた制作陣が作り上げた作品であり、発表時はこれら作品の既存ファンがインターネット各地で「この布陣なら間違いない!!!」と雄たけびを上げていた。あなたもそういう珍百景を見かけたことがあるかもしれない。
だがな、いいか、そんなものは関係ない。それだけのパワーをプロメアは持ち合わせている。
僕は天元突破グレンラガンは小説版で読んだだけでしかも上巻で止まっているし、キルラキルは12話くらいまでしか観ていないし、パンストに至っては観たことすらない。とりあえず友達に誘われて観にいった。それだけだ。
その結果がこれだ。
おかわりいただけただろうか。
なにがどうアツいのか、どこでズタボロ泣いたのか、そういうことを説明するとすべてがネタバレになるので詳しくは語れない。ただひとつ言えるのは、この作品にはお涙頂戴とかは一切ない。にも関わらず俺はこの作品を観ながらズタボロに泣いていた。この涙の理由は俺にはわからない。とにかく圧倒的な熱量にやられた。そうとしか思えないパワーがあった。
もう一度言うが、あなたに残された時間は本当に僅かだ。
この凄まじい映画を劇場で観ることができる令和元年という時代にあってそれを観ずにおくことは家系ラーメンでチャーハンだけ食べるレベルの圧倒的損失だ。行こう劇場。今すぐに!
補記
僕が本当に語りたいことをまとめました(※ネタバレあり)
真面目な事前情報を取り入れたい方にはツナ缶さんの記事がオススメです。
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