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毎日更新のために気をつけなきゃいけないなぁと思っていること

 よくきたな🍑

 早いもんで、昨日で連続投稿280日を迎えました。9ヶ月以上か。思えば遠くへきたもんだ。

 キリが良いし、なんだかんだこれまで自分のメソッドをまとめたことがなかったので、この機に乗じて自分の考えをまとめておこうかなと軽い気持ちで筆を執ったんですが気付けば7000文字超えてました。ここから長いぞ。かくごしておけ。

 なお気をつけなきゃいけないなぁと思っているだけで実際気をつけられているかというと微妙で、急に6000文字超えの妄想幻覚記事を書いたりするし、こうして7000文字近い記事をいきなり書く人間の言葉なので、まぁなんか参考程度にしといてください。

 それでは行ってみよう。

はじめに

 実は僕、最初から「よし、これから毎日更新するぞ!」とか思ってはじめたわけではないんですよ。書いてた小説を何日かに分けて連続投稿したらバッヂがもらえて、しかもそれが日に日に増えてくもんで、なんだか辞めるに辞められないままここまできたという、なんとも消極的な背景だったりします。

 そんな感じなので何度も更新逃しかけたし、今でもちらほらヤバイのだけど、それでもなんとか続けています。

 そんななし崩しマンな僕ですがそれなりに考えがあって、最近はこんな連載スケジュールにして安定しています。

月:Free枠
火:Free枠
水:Free枠
木:「鳥小屋ていたらく」シリーズ
金:「気に入った記事を紹介する」シリーズ
土:Free枠
日:「ていたらく回顧録」シリーズ

毎月1日:マガジン周知、アクセス月報
毎月15日:アクセス月報
毎月末日:noteパルプマガジンMexico目次更新

 Free枠には僕のメインコンテンツである小説か、この記事のような長いコラムか、それらがない場合は落書き的なコラムやお知らせなどが挿入されます。優先度としては小説>長コラム>短コラム&お知らせです。

 こうやってスケジュールを決めてるのには理由があるんですがそれは終盤でお話するとして、まずは前提の部分、僕のスタンスやら心構えやらについて書いていきます。

前提① スタンス:小説も、小説以外も、どっちもやる

 僕は小説家ですが、コラムやら褒め褒め長文やらも積極的に投稿していますし、これからもそれをやるつもりです。小説オンリーでの毎日更新はするつもりはありません。

 単純に負担がでかいというのもあるんですが、それ以上に毎日更新に対して「自分を推してもらうチャンス」と考えているからという理由が大きいです。

 最近……というか、もうここ10年くらいかな? 良くも悪くも、そして望むと望まざるとに関わらず、作品と作者は不可分になっていると思っています。

 作品だけでなく作家の人柄や思想もひっくるめて、「その人だから応援する」という活動が当たり前に行われています。いわゆる推すというやつですね。

 この推すという行為に対して訴求するために必要なのは僕自身に対する共感と好意であり、それを獲得するには僕自身のことを知ってもらう必要がある。

 え? 「私は作品読んで桃之字のこと推してるから大丈夫だよ」って? やっだ〜〜ンもう、嬉しいこと言ってくれるじゃないの! 飴ちゃんあげちゃうわ🍭🍭🍭

 本当にありがとう。でもね、僕は欲張りなんです。僕をもっと推してくれ!! もっと、もっとだ!!! という欲望でセルメダルが湯水のごとく湧き出るんですよ。もっとすこれ。

 なので、小説はもちろん小説以外の話も書くことで、人間性や好き嫌いや創作論や日常風景やらが入り混じった、いわば「桃之字」というコンテンツを発信し、共感好感信頼を経て、僕のことをもっと推してほしいんです。すこれ!

 そういうわけで僕は制作の悩みがあれば進んで発信するし、西に面白い記事あれば褒め褒めしてみんなに勧めるし、東に胡乱の気配があれば鳥人間コンテストバイオテクノロジー部門に挑戦したりします。

 全ては僕を推してもらうために。そして、小説を読んでもらうために。推してくれる人を増やし、推してくれている人にもっと好きになってもらうために、小説もコラムもどっちもやる。そういうスタンスでいます。すこれ。

前提② 心構え:長文で毎日更新は無理。小説で毎日更新も無理。

 よく言われる言葉ではあるんですが「毎日更新はマラソン」です。つまり、毎日更新に大事なのは瞬間火力よりも持久力です。

 フルマラソンにチャレンジするとき、誰しもがペース配分を考えるはずです。100メートル走るノリで終始ダッシュする奴は居ませんし、居たとしてもリタイアするでしょう。

 それと同じで、長文記事や小説を毎日書くのは不可能です。少なくとも僕には無理。それはフルマラソンで終始ダッシュしてるようなものです。なのでペース配分、つまり自身にかかる負担の調整しなければなりません。

 僕はそれは、思考量の調整を意味するのではなかろうかと思っています。

 文字数ではなく思考量です。僕はたったの400文字で激アツ小説を書けることを目の当たりにしたし、5000文字あっても中身がすっからかんのWikipediaコピペコラムはそこら中に転がっています。なので大事なのは文字数ではない。思考量です。

「思考」とはクリエイティブにおいて最もエネルギーを使うものです。コラムでいうと「なに語ろうかな」「どこまで語るかな」「このテーマでええんかな」「これで伝わるかなぁ」「この説明も入れるべきかなぁ」「いやこれだと長げぇなぁ」だのなんだのかんだの、とにかく大量の思考が発生します。思考の連続です。滅茶苦茶疲れます。いわんや小説をや。100%空想の世界の出来事である小説は、100%が思考の塊です。

 そういうわけで、少なくとも僕は、長文や小説で毎日更新は無理です。毎日更新というマラソンをこなすために思考量を調整し、抑えられるところは抑えつつ、コンテンツを発信する必要があります。

まぁ本当は小説を書き溜めて少しずつ放出が良いんですけどね、ボンズ殿みたいに。僕の場合は連続投稿を始めた時点でほぼ放出しちゃったせいで、書き溜める暇がなかったんだよな……。

前提③ 主戦場:メインコンテンツはあくまで小説

 さんざっぱら「小説で毎日更新は無理」「小説は滅茶苦茶疲れる」と言っておいてなんですが、僕は小説家でありメインコンテンツはあくまで小説です。現在は碧空戦士アマガサ、トレンチコートとモッズコート、黄昏二丁目三番町とバラエティ豊かに連載しています。

 マラソンのために思考量を調整し、削減した結果がどこへ行くか。それは間違いなく全て小説に注がれます。メインはあくまで小説。毎日更新のために小説が書けなくなる事態は望んでいません。

前提④ 習性:すぐ発作が出る

 桃之字は急に思い立って6000文字の幻覚記事を書いたり、急に思い立って8000文字のコラムを書いたり、急に思い立って仮面ライダーウィザードの第1話を語ったり、急に思い立って5000文字くらいの短編小説を書いたりします。

 もはやこれは僕の持病であり、発作であり、習性です。なのでそういうものだという前提で、それをやっても他の日に響かないような活動体制にする必要があります。

前提のまとめ:僕の活動方針

◆僕を推してくれる人(=ファン)を増やすべく、小説orコラムを織り交ぜて毎日更新する

◆毎日更新では思考力を抑えつつ、メインコンテンツである小説にそれを注ぎ込む 

◆急に発作が出るからそれはそのつもりでいる

 さて、この3つを上手いこと満たすために、冒頭書いた連載スケジュール固定をはじめとしていくつかのメソッドを取り入れています。

 ここからはそのメソッドについて書いていきます。「テンプレ化」「既存情報の活用」「落書き」の3つです。

メソッド1:テンプレ化

 例えば固定の連載シリーズものを用意しておくことで、体裁・テイスト・文体を固定化してその分の思考コストを削減でするとか。

 さらにそれを決まった曜日に投稿することで「今日はどんな記事を書こうかな」という思考コストも削減するとか。

 もしくはいっそのこと、「毎日本を読んでその感想を書く」「毎日俳句を詠む」という風にルーティン化(=自分自身をテンプレ化)するのも手です(僕は先述の通り色々やりたいマンなのでこれはやってませんが)

「日曜はつぶやきで終わらせる日」とか「金曜はnote感想文の日」とか「偶数日は小説を投稿する日」と決めておけば、少なくともそれらの日は体裁・テイスト・文体・テーマを考えなくても良い「ちょっと楽な日」にできます。

 こういう体裁的な部分の思考削減って一見すると大したことないように見えますが、連続投稿においては毎日・毎週のことなので塵も積もれば大和撫子です。ふわふわり、ふわふわる。

メソッド2:既存情報の活用

 テンプレ化した後に削減できるコストとしては「テーマの検討コスト」が挙げられます。そのために有用なのが、既存情報の活用です。

 毎日がエンジョイアブルな人ならまだしも、僕みたいに「移動は仕事と家の往復、合間に執筆活動」みたいな人だと、毎度毎度のトークテーマなんてすぐに枯渇してしまいます。かくいう私もネタ切れでね。

 そこで、Twitterアーカイブnote感想文のように、既にあるものを活用した記事作成を行うことで、テーマが枯渇しても大丈夫なようにしています。やりすぎるとアレなので週1ですけどね。Twitterしかりnoteしかり、内容に流動性があるコンテンツなので、テーマにバラエティが生まれるという追加効果も見込めますね。

 この効果があるのはTwitter、note、ニュース記事など、常に新しい出来事が起きて、その新しい出来事に言及することでトークができるものです。そういう意味では育児やペットの話、推しの活動観測なんかでも同じ効果が出ると思われます。

◆余談◆
 話題の思考コストを減らすという意味では、普段から考えるともなく考えているであろう話(創作論、仕事、趣味の話など)もここに含まれるかもしれませんが、僕がそれをやると3部構成の長文記事になったりしがちでうまくいってないのが現状です。現にこの記事も滅茶苦茶長くなってるし……

メソッド3:落書き

 らくがきとは元来、誰のためでもない絵のことを指すらしいです。それと同じく、誰に読ませるためでもない文章とか、せいぜい特定1,2名のためだけの文章を書く。「服のセンスがなすぎてヤバい」とか「ダンガンロンパ面白い」とか。そういうところで人柄が現れたり、思わぬ共感を呼んだりします。

 誰のためでもない文章なので、最低限ヘイト発言とか公序良俗に違反するものが無いように気を付けていればOKだったりするし、誤字脱字とか伝え方、構成も結構雑にやってしまえるし、思考コストは滅茶苦茶下がります。いわば気遣いコストの削減ですね。

 また落書き記事はあんまし時系列を問わないものが多いので、書き溜めが効くのが利点です。Free枠の日に書くことが思いつかないとかにふと推敲して出す感じですね。

 余談ですが僕は800文字~1200文字くらい書くと「書いたなぁ」という気持ちになるので、そのくらいを目安にしています。この記事なんかはまさしくそれでした▼

 というわけで、毎日更新における前提を両立させるためのメソッドのご紹介でした。ここで削減した「思考」コストは、そのまま本業の小説であったり、オタ発作が出たときの妄想のエネルギーに使われています。

注意点:思考コストの過剰削減にはご用心

 上述の通り、思考コストの削減はペース配分の立役者です。特に既存情報の活用によるテーマ思考コスト削減は効果が絶大です。

 しかし、思考コストを削減するあまりあなたの個性までも削減してしまっては、単なるBOT的なまとめ記事になってしまいます。それはいけない。

 あなたのファンはあなたというコンテンツ、もしくはあなたの作ったコンテンツを求めてきてます。「推しがBOTになってしまった」なんて悲しみの十字架は誰も望んでいません。

 なので、例えばピックアップの仕方だったり、コメントだったりといった部分はそれなりにしっかりと「思考」しなければなりません。

 身近なところだと、三宅つのさんはこの辺の個性の出し方が滅茶苦茶うまいです。

桃之字の実施例

 さてさて、ここまで長々話しましたが、上記を踏まえて改めて僕の日々の投稿スケジュールはこんな感じです。

月:Free
火:Free
水:Free
木:「鳥小屋ていたらく」シリーズ
金:「気に入った記事を紹介する」シリーズ
土:Free
日:「ていたらく回顧録」シリーズ

毎月1日:マガジン周知、アクセス月報
毎月15日:アクセス月報
毎月末日:noteパルプマガジンMexico目次更新

◆固定枠について

 既存コンテンツ活用による固定枠を3つ作っています。これらの記事は1時間くらい(早い時は30分くらい)で書けるので、木、金、日は小説とかFree枠の内容に思考コストを割いたり、記事の書き溜めに回したりしています。

 またこれに加え、日付指定で活動報告とか月報、マガジン通知などもあります。その日が固定枠の曜日の場合は1日に2回更新とかになりますし、Free枠の日ならその日の更新はそれでおしまいです。

◆Free枠について

 週に4つありますが、ここには僕のメインコンテンツである小説が不定期に入るので、1週間あたりのFree枠は実質2,3個です。

 とはいえ最近ぼーっとしてて固定枠の日にも小説投稿しちゃったりしてるんでFree枠の数が増えてきた気がする。なんでや。

 Free枠には日記的な文章とか褒め褒め長文とか、あとは思い付きで短編小説書くか、もしくはTwitterやnoteで話題になっているものに対して落書き的なコラムを書くことが多いです。

 アマガサの連載がないときは、トレンチコートとモッズコートをFree枠に投下することも多いですね。

◆関係なくいきなり投下される怪文書

 上記の枠はそれはそれとして、唐突に発作が出て高め/濃いめ/多め(熱量/幻覚/文字数)の文章がいきなり出現して投下されます。自分への負担が滅茶苦茶デカいので、できるだけFree枠で投下するようにしてはいるんですが、機を逃さず投下すべしっっと判断したときはお構いなしに投下しています。これとかね。

アマガサで名前が登場したため近日中に出すべく急いで書いた例

毎日投稿メントの参考になるプレイヤー

 最後に、毎日投稿活動において参考になるプレイヤーを紹介します。僕のタイムラインに毎日いらっしゃる方々です。

◆三宅つのさん

 既存コンテンツの活用によるコンスタントな記事作成・投稿が特徴です。Twitterアーカイブ、真の漢タイム、note感想文などはセンス良いピックアップで信頼が高いし、推しの観測記事における愛と熱量のあるレポーティングが滅茶苦茶読み応えあって好きです。また、毎日投稿の最中に二次創作小説や忍殺TRPGリプレイ等を挟み、高いクリエイティビティも発揮しています。

 余談ですが僕は毎日投稿するにあたり、つのさんのスタンスにかなり影響を受けています。

◆遊行剣禅さん

 ボンズ殿の場合は、毎日「小説」「自由律俳句」「コラム/エッセイ」の3本を更新するというとんでもないことをやってのけています。

 彼は「長編小説を分割して毎日投稿する」という形式でルーティン作り(=自身をテンプレート化)したのがベースなのかなと思っていて、そうして毎日更新を担保した上で他コンテンツの記載内容を日々模索検討しているのかな、と推測しています。

 それにしても、コラム/エッセイに関しては毎日テーマを据えて具体性を持った記事執筆を継続していて、忙しいのにいろんなテーマ見つけてきてすげーなぁと思ってます。

◆氷谷八尋さん

 氷谷さんは、毎日毎日ただひたすらにアクシデント・アクションを書き続けるストイック・パルプスリンガーです。本当にすごい。僕にはできないことなので尊敬しています。

 氷谷さんの場合は思考コストを小説に極振りして突き抜けるタイプで、「日刊ほぼ暴力の人」として自己を完全にコンテンツ化しているし、それで推しを集めています。なので僕のメソッドは完全に踏み潰されます。全面降伏です。

◆山田麻子さん

 noteマガジン講座で隣の席だったのをきっかけに相互フォローになった方です。スナック麻子、なにげに読んでます。

 ほんとに毎日のようにいろんな人と会っていろんな経験をしてして悩んだり笑ったりしていて、見ているこちらまで頑張ろうかなと思えてしまう、そんな文章です。やっぱ金麦だわ。

 山田さんのnoteの性質としては、オンライン/オフラインの垣根を問わず毎日積極的にいろいろなことをしている兼ね合いで日々折々のバラエティ豊かなテーマトークが特徴。そしてオンオフ問わず、山田さんを推している方が多い。これは読者に語り掛けるようなその語り口と、山田さんの人柄ゆえなのかなと思っています。

◆Keiさん

 中高の同級生です。彼も気付けば200日達成か。

 毎日のように1000文字以内くらいのコラムを投稿しています。内容は好き語り(プロレス、バンド、etc)や仕事(医療系)の話などなど。文体固定と既存コンテンツの活用を良い感じにミックスしてペース調整を行いつつ、好き語りによる熱量や広い知識を活かした話でコンスタントに人気を集めているように思います。山田麻子さんと同じくいろんなこと知ってるからこそ書ける文章って感じですね。余談ですが僕がこいつを真面目に褒めるのはたぶん10年に1度くらいの出来事です。

いじょうだ

 最初はとあるフォロワーさんのために書いていたはずの文章なのだけど、すっかり7000文字を超えてしまったな……? おかしいな……?

 まぁなんだ、いろいろ書いたけどとりあえず、280日も僕を見守ってくれて本当にありがとうございます。これからも推してください。

 このまま、まずは目指せ300日。その先はどうしようか考え中ですがとりあえず、引き続き応援よろしくお願いします!

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