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さぁ行こう、選んだ道の先へ #ポケモン剣盾

【重点】
この記事はポケモン剣盾の二次創作小説+プレイ報告記事です。
そういうの苦手な人は迂回してください。

11月30日

 とうとう、ここまできた。
 長い長い旅の果て、ようやく辿り着いた、最後の戦い。チャンピオンマッチ。その控え室で、私はこの日記を書いている。
 なぜって? 今この瞬間の高鳴りは、今ここでしか書けないと思ったからだ。決して、緊張しすぎて手が震えまくってるから落ち着くためとかではない。断じて、ない。
 背番号、315。ホップくんに連れられてジムチャレンジに登録したあの日、ノリでつけたサイコーの番号だ。ホップくんには「チャンピオンになったらその番号を背負い続けるんだぞ!?」なんて驚かれたっけ。
 でも、今となってはすごく馴染む番号だ。ジムチャレンジ、ジムバトル、トーナメント……本当に最高の時間を過ごせた。最高の旅だったし、最高の経験もたくさん。この番号を背負えるなら、これほど最高なことはない。
 ものすごい歓声が聞こえてきた。たぶんダンデカさんが出てきたんだろう。いつもは控え室まで声は届かないのに……ダンデさんは本当に凄い。ストイックで、カリスマで、ヒーロー。無敵のチャンピオン。
 初めて出会ったころは、なんというか……やたらとテンションが高い変な人だと思っていた。テレビで見るのとなんにも変わらない、元気いっぱいの、変な人。ポケモン勝負は確かに強いけど、リザードンポーズもマントもよくやるなぁって思っていた。
 けど、旅を続けるほどにその壁の高さを知った。どんなトレーナーにも負けない、なんてものじゃない。どんなトラブルにも、負けないんだ。私たちが怖くて動けなくなるような事態にも、ダンデさんは堂々と戦う。私たちの頭を撫でて、大丈夫だよって笑って、リザードンと一緒に、敵の前に立ちはだかる。ダンデさんは本当に、強い。強すぎるほどに、強いんだ。
 ……そんなダンデさんに、私は勝てるんだろうか。いや、勝つつもりだけど、正直勝つビジョンが見えない。
 ダンデさん自身、今回の戦いにはすごく気合が入っていた。リザードンは絶対にいるとして、他にどんなポケモンを出してくるん

 ──そこまで書いたところで、コンコンと扉がノックされた。私は日記を保存して、アプリを閉じる。

「よぉ! いよいよだな!」

 入ってきたのはホップ君だ。いつものピュアっピュアな笑顔を見て、どこかほっとしている自分がいる。

 彼はいつもの笑顔で、「お前と兄貴、どっちを応援するか迷うよなー!」なんて言ってのける。失礼な、そこは私を応援したまえよ。

 ワナビーだった彼も今は、ダンデさんに負けず劣らずの勇敢で精悍な顔つきをしている。私も、そうなれただろうか。なれていると、良いのだけど。

「やっぱお前を応援するよ。一緒に旅立った仲だもんな! 兄貴をぶっ飛ばせ! お前ならできる!」

 ホップくんは一方的にそう言い残して、部屋を出て行った。私は閉じた扉に向かって、呟く。

「……ありがと」

 ──気付けば、震えは止まっていた。

「よし。行こう、ルー」

「────!」

 相棒のゴルーグに声を掛ける。しっかりと頷くその顔は、いつものように無表情のはずなのに、なぜだか優しく微笑んでるような気がした。

「あ、そうだ、その前に……」

 ルーをボールに戻しながら、私は日記アプリを開く。そして、一文だけ書き加えたのだった。

行こう。最高の戦いへ。そして、最高の、先の先へ!

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ポケットモンスター ソード&シールド
二次創作ショートストーリーズ


最高の、先の先へ
- ももののたびにっき -


プロローグ『さぁ行こう、選んだ道の先へ』


- FIN -


--ここからプレイ報告--

ここから先は本編ネタバレを含みます。

 ゴルーグ!(挨拶)

 ポケモン剣盾のメインストーリーをクリアしました。終盤めちゃくちゃアツかったですね。ライバルたちとのアツい戦いからの、本気のジムリーダーたちとの最終トーナメントからの、ホップのアツい激励からの、フィールドで待ち受けるチャンピオン……!

 いよいよだ……とドキドキしながら控え室で全力のパーティ編成を終わらせ、いざイクサ、という心構えだったんですけどおいローズきさんなにさらしとんじゃい。そのぽよぽよのお腹に じごくづき かますぞオラ。

 とそんなわけで、上記プロローグはムゲンダイナ関連のトラブルが始まるとは思ってもいなかった時の僕の心境をもとに書いたものです。ちくしょうローズゆるさねぇ。ぽよぽよのお腹に10万ばりきを叩き込みたい

 それはさておき。

 この記事からはじまるシリーズ、「最高の先の先へ -ももののたびにっき-」は、ポケモン剣盾をプレイしていてちょー楽しかったのでショートショートを書きつつその時あった出来事についてスクショとかを交えて書いていこうかなーという不定期企画です。今のところ上記プロローグを入れて3本ほど構想していますのでぼちぼち書いていきます。

 今回はチャンピオンマッチの話。シナリオのクライマックスにして最大の敵、ガラルチャンピオン・ダンデとの戦いを振り返ります。いやもうまじでね、チョー楽しかったんだよ。

チャンピオンマッチを振り返る

 敢えてレベルを60代でキープしておいたのもあり、結構マジに白熱した戦いとなりました。メンバーとしてはこんな感じ。

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スクショ撮ったのはチャンピオンマッチ以降なのでレベルはもうちょっと低かったです。

 SSの中にも出ていましたが、この画像に映ってるゴルーグの"ルー"が僕の相方です。御三家はヒバニーを選んだんですが、エースバーンが僕的にノーサンキューな感じだったので敢なくベンチ入りしました。てゆーか、サンムーンのガオガエンくんがカッコ良すぎたんや……。

メンバー紹介

 さて、ルーの紹介は長くなるので先に他の子たちからご紹介。普段の様子(幻覚)とチャンピオンマッチでの活躍を併せてお届けします。

◆ユキメノコのユウ

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 弊パの切り込み隊長。弊パには性別不明のやつかオスしかいないので、マジの紅一点。

 スピードがあるので、とりあえず先鋒に出てもらうのは彼女からという感じ。「まじめ」で「力が自慢」のプロフィールに偽りなく、忠実かつ冷徹に【こおりのつぶて】を敵に投げつけ、死にかけたら【みちづれ】で敵もろとも死亡する、そんな漢気溢れる姐さんです。

 チャンピオンマッチでも先鋒として活躍。その素早さを遺憾なく発揮して敵の先鋒・ギルガルドをシャドーボールで沈め、次に出てきたドラパルトもシャドーボールで牽制。耐久が低いが故に沈めるには至らずバトンタッチとなりましたが、しっかりと次に繋ぐスタイルを見せてくれました。すごいぜ姐さん!

◆タイレーツのちょこころね

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 やんちゃなちびっ子たち。永遠の末っ子。キャンプではよくルー(ゴルーグ)と駆けっこしています。ネーミングはマイワイフのセンスです。可愛い(タイレーツもマイワイフも)

 駆けっこ好きなだけあって脚が速い。被弾するより早く敵に一撃叩き込み、その強靭なツノで貫いていく様は圧巻の一言。

 チャンピオンマッチではバリコオルを相手にその素早さを遺憾なく発揮。隠し持った「地獄突き」を炸裂させ、一撃で沈めてみせました! あのときのドヤ顔は忘れません。よくやった。君を信じてよかった!

◆オーロンゲのメイスゲーラ

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 名前の由来はプロメアのメイスとゲーラ。見た目がそっくりなのです。

 弊パーティにおける「とりあえず受けて!」担当そのいち。受けた上でしっかり殴り返す危害のある男。「考え事が多い」けど「のんき」なので、キャンプでよくこんなことになっています。

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tips:ゴルーグのルーは「昼寝が好き」

 チャンピオン戦では相手がオノノクスを繰り出すのに合わせて投入。しかし、素早さで一歩負けてしまい、オノノクスの火炎放射で致命傷を負ってしまいました……。しかし! 死にかけの状態で繰り出した【じゃれつく】で敵を無事撃破! 満身創痍での退陣となりました。よくやったぞメイスゲーラ。褒めてつかわす!

◆ムゲンダイナのムー

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 ガラルを滅ぼしかけた天災。「パーティに入れるとチャンピオンからコメントが貰える」と聞いてホイホイと入れてみました。なおこれによりストリンダー(ロー)のちばけんくんがベンチ入り。ごめんよちばけん

 チャンピオン戦では、インテレオンの水属性攻撃を受ける役として投入。うまいこと攻撃に耐えつつ、ベノムショックとりゅうのはどうでインテレオンを撃破します。さすが天災だぜ。れいとうビーム撃たれなくてよかった。

 その後、チャンピオンが繰り出したリザードンとの直接対決と相成ったわけなんですが、こいつダイマックスしないのね???!?!?! 全然気付かなかった。テンパったあまりダイマックス砲を撃つことすらできず、リザードンのダイロックを食らってぺしゃんこにされました。ゴメン。

◆セキタンザンのたんこー

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 弊パーティの最古参で、副隊長。炎技を受ける担当。うっかりやでおっちょこちょいっていう完全なスットコドッコイな性格で、いじっぱり(後述)なゴルーグとは最初のころは相入れなかった模様ですが、今ではすっかり良きチームメイトといった様相です。

 物理を受けさせたら天下一品。オーロンゲのメイスゲーラと同じく「とりあえず受けといて!」担当としても活躍。キバナ戦では、ユキメノコのユウの代わりに日照りソーラービームをその身に受け止めて力強く頷くというスーパーカッコイイムーブをかましてくれました。かっこよかったぜ! すっとこどっこいのくせに!

 チャンピオンマッチでは殿(しんがり)としてダイマックス担当の役目をよく果たしてくれました。ダイウォールでの殴り合いは圧巻の一言。タイプ不一致の一撃とはいえ、苦手な岩技をよく耐えた! 痛みに耐えてよく頑張った! 感動した!

◆ルー

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 顔に「ル」って書いてるからルー。水バッジを取って真っ先に彼をお迎えに行きました。BWは未プレイだった僕が初めて出会ったのはポケモンGOだったんですが、あまりの可愛さに一目惚れして以来ずっとこの子を待ち続けていました。剣盾をはじめる1番の理由だったと言っても過言ではない。めちゃくちゃ可愛くない???

 彼(?)自身は「いじっぱり」な性格なのであまり感情表現は豊かではありませんが、キャンプのときに気付けば目の前に立ってたり、ちびポケモンたちと一緒に駆けっこしたりと、その振る舞いは弊パのリーダーっていうかもはや守り神です。可愛い。本当に可愛い。

 ダイマックス歴も彼(?)が一番豊富で、これまで様々な怪獣大戦争を繰り広げてきました。個人的ベストカードはキョダイマックスオーロンゲとの一戦ですね。どこのロボット映画だよ。

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 さて、そんなロボットアニメのヒロインとパートナーロボットみたいな僕らですが。

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 チャンピオンマッチでは手持ちの技的にリザードンとは相性が悪く、ダイマックス戦に出せなかったという悲劇がありました。すまんなルー。それでもドラパルトのシャドボをしっかりと受け切った上で放ったヘビーボンバーはめちゃくちゃ格好良かった。お前がいたから安心して戦えたんだ。本当にありがとう。

そして勝利

 チャンピオンが帽子を投げたあの瞬間、マジで泣きそうでした。PCの壁紙にしたい。チョーカッコ良いヒーローだった。

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チャンピオン タイム イズ オーバー
最高の 試合に ありがとうだ!▼

 こちらこそありがとうだよぉぉぉぉチャンピオーーーーンうわーーーーーん!!!!!

 一部界隈では「ダンテさんは元々主人公で、今回の剣盾はその続編」みたいな考察があるようですが、それもまーーわかるというか。ダンテさん=昔の主人公ってのはわかりが強い。

 なんかほんと、ポケモンそのものが久しぶりだったんですよ。緑→金あたりがリアルタイム世代だったんですが、以降はしばらく触らずにおりまして、サンムーン発売に祭してアローラサンドに惹かれてポケモンを再開した感じで。実に15年以上の時を経てポケモンをプレイし、アローラ地方を満喫してスイレンちゃんに恋をしたりしていたんですが、今回はあれよりもよりストレートにポケモンチャンピオンになるんだ!!!!みたいなところで没入できたのが最高でした。

 3年越しのポケモンはTwitterやなんかで「大量リストラ」が話題になってまして、僕の大好きなメタグロスくんもでないと聞いた時はちょっとしょんぼりしたものですが、ゴルーグ君がいると聞いて俄然やる気になりました。ゴルーグもゴビットも可愛い。可愛いは正義。

いじょうだ

 今はぶらりガラル地方キャンプの旅をしつつ、ポケモン図鑑を埋めたりしようかなとふらふらしています。あんましガチパ組んでランクマッチだ〜〜〜ってのは性格的に向いてないので、まぁゆっくりやります。

 ゆるゆるやってる中で思いついたらSSやらプレイ日記やら書きますので、暖かく見守ってもらえたら幸いです。

 そんではまたガラルでお会いしましょう! ちゃお!

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